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カテゴリ:グルメ(ラーメン・中華) の記事リスト(エントリー順)

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ムーラン@浜松市西区、尾林@浜松市東区

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2012/02/19 (Sun)

浜松お洒落坦々麺対決! ムーランvs尾林

今回も浜松のお店紹介になります。浜松は静岡と並ぶ規模の都市ですが、食文化の面ではおおいに違っています。中国料理のレベルでは浜松の方が断然上だと思っています。街のそこかしこにおいしいお店があると思います。そんな中国料理の中でも四川料理屋や四川料理を得意とするお店が多いのも特徴だと思います。今回は坦々麺を食べておいしかったお店になります。

坦々麺ですよぉ

・新中国料理 ムーラン

こちらのお店は雄踏街道沿いになります。浜松の駅南から浜名湖方面へ向かう幹線道路沿いにはイオンなどの大きなショッピングセンターが並んでおり、クルマ社会浜松を代表する地区といえるかもしれません。その道をどんどん進み、旧雄踏町に入った所にあるのがムーランです。

店は南欧風の洒落た一軒家で中国料理屋には見えない外観です。これは中に入っても変わらず、ゆったりとしたテーブル配席とテラコッタの床や薄いピンクインク色の壁、洒落たインテリア小物などそのままフレンチレストランとしても通用するような感じです。紹興酒よりもワインが似合う雰囲気です。

メニュー豊富です

そんな店内ですからランチもちょっとお高めになっています。が、内容は価格以上のものがあるようです。前菜から点心、メイン、デザートまで揃っていて、のんびりと愉しむ仕掛けになっています。私達は、時間がそれほどなかったので単品から坦々麺をお願いしました。980円でしたが、これに450円のランチセット(前菜盛り合わせ、点心、杏仁豆腐、中国茶)を付けることも可能です。これは値段以上のお値打ちのようですよ。

こちらの坦々麺は3種類あります。ノーマルのものと汁無し、黒胡麻です。今回はノーマルと汁なしを辛め、花椒強めでお願いしました。こちらのお店は辛さ調節が2~8以上と細かくできるようで、辛い物好きな我が家は6の辛さにしてみました。それからいつものように麺硬めでお願いしました。

たっぷりの漬物がいいですね

オーダーするとすぐに野菜の漬物が登場です。こちらのお店の特徴のひとつに地産地消の推進がありますが、野菜も地元のおいしいものをたくさん使っているとのことです。その象徴のようなものがこの一品で中国風ピクルスといった趣のあるこれは、シャキシャキとしているうえに薄味で、野菜本来のパワーを生かしたものになっていました。びっくりするほどたっぷりのボリュームも箸休めにはうれしいですね。

しばらくすると、メインがやってきました。まずはノーマル坦々麺を食べてみます。見た目は他のお店とちょっと違いますね。辣油の赤や芝麻醤、練りごまの白っぽさが少なく、胡麻の黄金色をしています。

胡麻が効いていますよ

スープを飲んでみてもやはり印象が他とは違います。辣油が抑えめで胡麻の香りと各種香辛料や醤の旨味がプラスされているように思います。これに荒目に切られたザーサイの食感、ネギの香りなどが追いかけてきます。坦々麺というと濃度があって麺と絡むという印象が強いのですが、こちらのものは、その点では若干弱いようですが、麺とスープの相性が良いと思いました。

なにより、ラーメン屋の坦々麺とも中華料理屋の坦々麺とも違うオリジナリティがあることが大きいと思います。好き嫌いが分かれるかもしれませんが、良い素材とフレッシュな香辛料、自家製の各種醤を使っているからなのか飽きることなく食べ進むことができると思います。

汁なし坦々麺ですよ

この独特の旨さ、癖になる辛味を伴った旨味をより味わえると思ったのが汁無し坦々麺です。最近ではかなり一般的になった汁無し坦々麺ですが、スープがないだけにより誤魔化しがきかない料理だと思います。そう、店の腕が試されるといっていいかもしれません。

こちらのものは、スープ入りのものと一緒で粗切りのザーサイが食感のポイントになっています。普通はピーナッツが主張するところをザーサイが担っているというわけですが、これが良いのです。硬めに茹であげられた麺に各種の香辛料と醤、肉味噌、ネギなどが混然一体となって旨さとさわやかな辛さと香りが何倍にも増しているように思いました。

調味料がおいしいんでしょうね

坦々麺というと、辣油や練りごまに頼る店が多い中、こちらの店のものは、どちらもそれ以外の素材や香辛料が頑張っているのが良いですね。値段がちょっと張るだけのことはあるかと思いました。特に汁無し坦々麺に関しては県内でも有数のものだと思います。おいしい汁なし坦々麺を求めている方には一度試してみたいですね。

洋風の建物ですよ

そうそう、最初にワインが似合うと書きましたが、ディナーでもランチでも色々なワインが楽しめるようです。ワインと中国料理って合わせるのが難しいですが、店主のアドバイスに従ってワインを一緒に楽しむのもいいかもしれませんね。新中国料理と銘打っているようですが、素材だけでなく中国料理で要である合わせ調味料なども自家製にこだわっているなど日々精進している姿勢もいいですね。


・四川飯荘 尾林

浜松ではここ4,5年従来の中華料理、中国料理屋の枠にとらわれない新しい中国料理店が増えているのですが、こちらのお店もその一軒になります。新しいというのは何も店だけでなく、素材の味を生かした味付け、化学調味料に頼らない、デートに使えるようなお洒落な内装、一品料理だけでなく各種のランチメニューなどがあるなど、従来の油っぽいイメージとは違う、女性や若い人でも違和感ない店ということができるかと思います。

坦々麺が名物ですよ

こちらのお店は、東区の住宅街の一角にあるのですが、メインの道路から少し入った目立たない場所にあります。さらに外観、店内ともモダンでシンプルな造りになっています。壁に向かったカウンター席は居心地という点ではちょっとマイナスですが、テーブルや椅子など良いものを使っているのは好印象で、ゆったりと料理を楽しむことができます。

ランチサービスは、各種ありますが、今回も大好きな坦々麺(一番上の写真)でお願いしました。これについてくるご飯は普通の白飯とお粥を選ぶことができるので、お粥にしてみました。お粥が選択肢にあるというのも女性にはうれしいのではないでしょうか。

ランチの前菜です

最初にやってくるのは前菜の3点盛りです。この日は、里芋の煮物ネギソース掛け、バンバンジー、ひとくち肉まんでした。ひとつひとつは少量ですが、味に変化があり、スターターとしては必要にして十分だと思います。さらに丁寧な仕事振りも良いですね。

前菜の後は、メインのお膳が登場です。坦々麺だけでなくちゃんとしたお粥とサラダがついてきます。こちらの坦々麺は、日本の四川料理の伝統的な味と仕上がりだと思いました。いわゆる陳健民さんが広めた辣油と練りごまが効いたあのタイプです。

麺のアップですよ

このタイプのものは麺との絡みが良いのも特徴です。中国料理屋の麺というと細い麺を使う店が多い中、こちらの店は中太のしっかりとしたものです。これくらい強いとスープのとろみと互角に渡り合えることができます。スープもアツアツでたっぷりとあるのも良いですね。

坦々麺のお供として選んだお粥ですが、薄味の上品なもので、広東風のトロトロのものとはちょっと違いますが、辛口の麺の箸休めとして良い仕事をしてくれました。味に変化をつけたいときにはザーサイの漬物がよく合います。

メニューですよ

と、今回は坦々麺のランチを食べてみたのですが、これだけのボリュームと味で1050円というのはお値打ちだと思います。サービスもしっかりとしていますし、上品な店構えと合わせてデートでも女子会でも利用価値大だと思います。もうひとつの日替わりのメインがついたものも人気がありました。

幹線道路からちょっと入っていますよ

以上、2軒の坦々麺を比べてみて、改めて浜松地区の中国料理屋のレベルの高さと幅の広さを思い知ることができました。静岡市では四川料理店も中国料理店もそれほど選択肢がないというか、行きたくなる店が少ないだけに羨ましい限りです。坦々麺自体の魅力度ではムーラン、ランチのお値打ち度では尾林とそれぞれ特徴がありますが、辛い物好き、麺好きならこの2店へ行ってみても損はないと思いますよぉ。


・新中国料理 ムーラン

浜松市西区雄踏町宇布見4863-178(雄踏中学近く)
053-596-3939 11:30~14:00 17:30~20:30
定休日 火曜日(祝日の場合は翌水曜日)


・四川飯荘 尾林

浜松市東区将監町14-10(浜松労災病院近く)
053-545-3884 11:30~14:30 17:30~21:30
定休日 月曜日

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みやひろ支店、龍光屋@浜松市中区

kage

2011/10/30 (Sun)

浜松中区老舗中華そば対決! みやひろ支店、龍光屋

日本を代表する庶民派料理といえば、今やラーメンといって過言ではないと思います。ラーメン屋はまさに百花繚乱、昔ながらの中華そばからガテン系のお店、無化調の洗練された店まで自分好みの店を選ぶのも一苦労の時代になりました。今回は、そんなラーメンの広大な宇宙の中から浜松市内、それも中区で昔から地元民に愛されている老舗の中華そばを出すお店を2軒紹介したいと思います。

このチャーシューの量を見よ

みやひろ支店

最初の一軒はみやひろ支店です。支店というからには本店もあるんですが、私は断然支店の方が好みです。こちらのお店は昭和31年創業といいますからゆうに50年以上経っています。創業以来麺一筋です。近所の静大の学生さんから近所の人まで親しまれているもはむろんのこと親子三代で通うファンも多いそうです。

最近のラーメン屋は色々な味や限定などバラエティ豊かになっていますが、こちらのお店は醤油味一本で勝負しています。というか昔のラーメンといったら醤油味ばかりでしたからその伝統を守っているんでしょうね。メニューとしては、ノーマルにチャーシュー麺、ワンタン麺、五目中華、焼きそばです。焼きそばがメニューにあるのと、浜松なのに餃子がないのが目をひきます。

メニューも渋いですねぇ

今日は、ネットで評判が良かったチャーシュー麺とワンタン好きなのでワンタン麺をお願いしました。注文をして5分と待たずに到着しました。ネットで画像を見ていたので知っていましたが、実物のチャーシュー麺を見ると、その豪勢さ、チャーシューが丼一面を覆っている姿を見るとうれしくなってしまいますね。これが700円というのですからお値打ちというか、「安すぎだよねぇ」「儲けはあるのかなぁ」と思ってしまいます。

さて、味はどうでしょうか。最初はスープからいきます。見た目はちょっと濁りが入った醤油色で塩っぱそうに見えるのですが、飲んでみるとそれほどでもなく、醤油の角が取れたまろみと香ばしさ、チャーシューから染み出した旨さ、出汁である豚と鶏のガラの旨さが程よく混じっています。遠州系と呼ばれているそうですが、なるほど静岡市周辺では余り飲めるスープではありません。今時の重層的、淡麗系とは違う懐かしいなかにも、歴史に裏付けされたおいしさがあると思います。

たっぷりと載ったチャーシューは豚モモでしょうか、こちらも今時の豚バラのような脂身の旨さはありませんが、値段以上の質の豚肉を丁寧に仕込まれたのがわかるおいしさにあふれていると思います。このチャーシューは厚みはそれほどでもありませんが、それだからこそ、スープに旨さが解けだすとともに麺と一緒に食べることによって、よりおいしさが増すのではないかと思いますね。浜松市のラーメン屋はチャーシューがおいしいお店が多いですが、こちらもそんなお店の一軒だと思います。

ワンタン麺ですよ

もうひとつのワンタンはどうでしょうか。こちらは皮が厚めなのが好みとはちょっと違っていました。私はもう少し薄くてツルンとした方が好きなのですが、ワンタン麺でも600円という値段ですから文句を言ってはいけませんね。なおノーマルのラーメンとワンタン麺が同じ値段なのは、麺の量が少な目になっているからです。どちらも食べたいという人にはうれしい選択かもしれませんね。

昔ながらの細ちじれ麺ですよ

そうそう、麺はというと、中太と細麺の中間といった感じで弱めのちじれが入っています。最近のラーメン屋は麺がおいしいお店が多いですから、それらの店と比べると時代を感じますが、懐かしめのスープにはこれくらいの方が合っているのかもしれませんね。

それから懐かしいといったらラーメンと同様にお店も昭和の香りにあふれています。4人掛けのテーブルが4つほどで、厨房と客席の間には小さな小窓があり、そこからラーメンが出てきます。最近はお洒落なラーメン屋が増えてきましたが、たまにはこちらのようなノスタルジーあふれるお店ってのもいいものですね。

みやひろ支店ですよ

と、みやひろ支店は昔ながらの醤油ラーメンが好きな人、それも中華料理屋のものでなくラーメン専門店のものを!と思っている人には一度訪ねてもらいたいと思います。うれしいことに通しで営業していますからおやつにラーメンなんてのもいいかもしれませんよ。

龍光屋

今度は蕎麦屋のラーメン、いや中華そばの紹介です。しかもつけ麺が一番人気のお店です。静岡市周辺でもラーメンが人気という蕎麦屋がけっこうありますが、つけ麺が一番人気というお店は聞いたことがありません。店構えも暖簾も街場の庶民派日本蕎麦屋然としています。初めてのお客さんはこのお店でとびきりの中華そばやつけ麺が食べられるとは思わないでしょう。

龍光屋といったらこれですね

こちらのお店も4人掛けのテーブルが4つと小上がりがひとつとこじんまりとしています。家族経営のお店ですからこれくらいのキャパシティが限度でしょうね。おまけに出前もやっています。店内の雰囲気も店構えと一緒で昭和の懐かしい蕎麦屋の感じがします。しかも掃除が行き届いていているうえにサービス担当のおばちゃんの接客が丁寧で気持ちよく食事ができます。

この日は開店と同時に入りましたが、すぐに満員御礼、食べ終わる頃には待ちが出るほどでした。住宅街の目立たない場所にあるお店なのに凄い人気です。お客さんも老若男女、若いカップルから家族連れまで幅広いのも特徴です。この辺もラーメン専門店との違いかもしれませんね。

お手頃な値段がうれしいですね

注文はつけ麺と中華そばをお願いしました。「つけ麺は普通でよろしいでしょうか?」と聞かれたのですが、それだけ大盛りを頼む人が多い証拠でしょう。最近のラーメン屋のつけ麺は麺のボリュームが自慢になっていますが、それに比べると麺が少なく感じるからかもしれません。それとつけだれがおいしいので普通では足りなくなって大盛りが欲しくなってしまうということもあるのかもしれません。事実、私も大盛りにしておけば良かったと後悔しました。

さて、お待ちかねのものが到着しました。最初はつけ麺からいただきましょう。見た目の特徴は、麺がつけ麺にしては細く黄色いことでしょうか。ラーメンのつけ麺といったらうどんのような太い~極太麺がスタンダードになりましたが、それに慣れていると心配になるくらい細めの仕上がりです。デフォルトだと柔らかめということでメンカタでお願いしましたが、これでちょうど良かったですね。モチモチツルツルしていてのど越しがよく、小麦の香りと卵のほのかな味わいがするおいしいものでした。

つけ麺だけど細麺なんです

それよりもやはりつけだれのおいしさ、不意打ちされる以外さにびっくりしました。蕎麦屋のラーメンですから鰹出汁が効いた節系のあっさりしたものを想像していたのですが、そんなことはなく、動物系の出汁が効いたしっかり目の味わいがなかなかのものだと思いました。こってりハードなものが好きな人には物足りないのでしょうが、オヤジで懐かしい味わいが好きな私には癖になりそうな味わいです。

このつけ汁に彩りを与えているのが、中に入っているチャーシューやメンマの存在です。拍子切りされたチャーシューやメンマも本格的なラーメン屋のそれで、アクセント以上のものだと思いました。チャーシューの旨さはさすが浜松でしょうが、裏メニューのチャーシュー付きのつけ麺を頼む人が多いのも納得できました。

昔ながらのラーメンですよ

次は中華そばです。見た目はこれまた懐かしい感じの仕上がりです。なによりうれしいのはアツアツでたっぷりとあるスープですね。麺がスープの海に泳いでいるのが良いんですね。最近のラーメン屋は味を優先するとかでちょっとぬるめで量が少ないことがありますから。無化調ではないですし、特別な素材でダシをとっているのではないでしょうが、これってけっこう私は重視しています。

このスープもつけ麺のものと同じように蕎麦屋のラーメンとは違ってラーメン屋のものと似ていると思いました。鰹節も入っているのでしょうが、それ以上に鶏や豚などの動物系の香りが勝っていると思います。ただ、つけ麺のスープの方がおいしく感じたのはなぜなのかちょっと不思議です。これはこれで良いのでしょうが、つけ麺を食べた後だと普通に感じてしまいます。

蕎麦屋ですがラーメンが売れ筋です

と、こちらのお店は蕎麦屋としても使えるうえに、ラーメン類が専門店以上の存在なんですから人気があるのもわかるような気がします。昔ながらのお店、使い勝手の良いお店、近所にあればうれしいお店だと思います。つけ麺を出すお店、つけ麺専門店も数々ありますが、つけ麺好きなら一度は行ってほしいお店ですね。

以上、みやひろ支店、龍光屋の2軒とも昭和の頃から流行に左右されない筋の通ったものを常連さんに提供してきたと思います。昔からの変わらない味、懐かしい味わい、ホッとできる一杯・・・とお客さんが通う動機はそれぞれでしょうが、百花繚乱のラーメン業界、流行が変化しつつづけるラーメン戦国時代だからこそ基本、昔を感じるために出かけたいお店だと思います。


みやひろ支店

浜松市中区布橋2-14-14(静岡大学、浜松北高近く)
053-471-2693 11:00~19:30 木曜日休み

龍光屋

浜松市中区北寺島町211-7(浜松科学館近く)
053-452-0622 11:00~15:00 17:00~20:00 木曜日休み
 

ちっきん@藤枝市

kage

2011/03/20 (Sun)

応援したくなるラーメン屋! ちっきん

大震災において願うことは一日も早い復興です。飲食店においても一端閉店したものの場所を変えて復活したお店があります。それが藤枝市のちっきんです。以前のお店も良かったのですが、新しいお店になってからさらにパワーアップして好みのラーメン屋となりました。

これが朝そばです

最近のラーメン屋は個人商店でもお金を掛けてモダンでお洒落なものが増えてきましたが、こちらのお店は正直お洒落ではありませんし、お金もそれほど掛かっているように思えません。が、その代りに手造り感、アットホーム感、建物よりもラーメンそのものへの原価投入という本来あるべき姿を追及しているようで、応援したくなってしまいます。

最初に出かけた時に頂いたのは、ネットで評判の良かった塩ラーメンです。こちらのものは擦り胡麻に2種類のネギ、海苔が特徴的です。油も浮いていて、どこか和風の趣があります。魚介系、特にアサリがポイントのようですが、確かに塩気の奥から磯の香がしてくるように思います。が、まろやかなあっさりとした塩が好みの私にはちょっと濃いように思いました。

塩ラーメンです

まぁ、これはオヤジだからの意見で、普通ならば難しい塩ラーメンを上手にまとめていると思います。具のチャーシューも太いメンマも丁寧な仕事がしてありますし、値段から考えると頑張っていると思います。麺の茹で具合も硬めでお願いしてちょうど良かったですね。

ちょっと変わった形の餃子です

この時にサイドメニューとしてお願いしたのが餃子です。持ち帰りもやっているほど力を入れているものです。しかも普通の餃子でなく俵型というかコロンとした丸型のものは揚げ焼のようなホワイト餃子をちょっとこぶりにしたものです。食べた感じもそんな感じでカリッとした皮とジューシーの餡のバランスがいいですね。ニンニクは効いていますが、5個単位のものがあるのがいいですね。

次は藤枝ならではの朝ラータイムに突撃しました。朝7時から営業しているのでまさしく朝飯にラーメンです。こちらのものはそのものずばりの「朝そば」(一番上の写真)です。このネーミング通りに蕎麦屋のラーメンのようにガツンと鰹節が効いています。しかも焼津の本枯節を中心に3種類のものを贅沢に使っているということで、かなり濃厚にカツオしています。嫌な人はダメかもしれませんが、ラーメンよりも蕎麦が好きな人は気に入るものだと思います。

太目のモチッとした麺ですよ

私もそのひとりで、化学調味料に頼らない濃厚だけど後味さっぱり、口の中には鰹節の良い香りが充満していきます。しかもこの手のラーメンにお馴染みのザラッとした魚粉やギトギトした油分が少ない(無い)ため、レンゲが止まりません。麺は中太の力強いもので、好みの分かれるものですが、太麺好きにはこれはこれでいいですね。あとはチャーシューがバラ肉でなくモモ肉ならなおOKなのですが、これは仕方がないですね。

私もあちこちで志太系の朝ラーを食べてきましたが、こちらのものは伝統の味+お店独自のカラー+隣町焼津の鰹節の良さを生かしたものとして、数ある朝ラーの中でも出色のものだと思います。日曜祝日休みというのはハードルが高いですが、朝ラーファンには一度試してもらいたい一杯です。なお、このメニューは朝時間のみで金曜、土曜の夕方は食べることができなのが残念です。

味噌ラーメンは白味噌味ですよ

3回目では味噌ラーメンをお願いしました。こちらのものは修行先と同じような白味噌を使ったもので、見た目は甘く、後から味噌の香りがくるものです。この甘目の味付けが苦手な人も多いかと思いますが、私は嫌いではありません。さらに途中からテーブル備え付けのラー油とにんにくをちょっとづつ入れていくと良い意味でジャンクで複雑な味に変化していきます。

シンプルな店内です

この味噌ラーメンもそうですが、塩ラーメンにトマトを合わせたトマトラーメンは季節に合わせた限定メニューなど今時のラーメン屋と同じように次々と新しいメニューを開発し、それを生かしてノーマルのものもスープや麺、トッピングを微妙に変化していくというのは当たり前かもしれませんが、ラーメンが好きだからこそのものだと思います。

お店は小さいですし、素っ気ない店構えですが、それ以上に店主と奥さんのやる気と愛想の良さ、丁寧な仕事振りと向上心で、ラーメン激戦地といえる志太地区でキラリと光る存在だと思います。最近になって若干値段が上がりましたが、小麦粉などの原料が高騰している状態からは仕方がないと思いますし、値上げしたといっても並の無化調系ラーメン店と同じくらいになった感じでしょうか。

朝日に輝くお店ですよ

と、こちらのお店は、地元客や地元のラーメンファンにご贔屓され愛されているように思います。マスコミによく登場するようなカリスマ店でも朝ラー専門店でもありませんが、いぶし銀のような存在は一度出かけてみても損はないと思います。駐車場もちょっと離れていますがちゃんとありますよ。


らーめんちっきん

藤枝市田中2-13-6(藤枝市立西益津小学校近く)
054-646-6078 7:00~14:00 17:00~20:00(金・土のみ)
日曜、月曜、祝日休み

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