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カテゴリ:グルメ(そば・うどん) の記事リスト(エントリー順)

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丹味@川根本町、蕎麦家おおもり@浜松市中区

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2012/11/25 (Sun)

夫婦仲良く頑張る蕎麦屋対決! 丹味、おおもり

11月22日は「いい夫婦の日」でした。飲食店、それも個人商店の場合の多くがご夫婦、もしくは家族で営まれている場合が多いように思います。そこで今回はご夫婦ふたりで切り盛りしているお店、それも時期真っ盛りの新そばを楽しめる蕎麦屋を紹介したいと思います。

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・丹味

川根本町の千頭といえば、SLで有名な大井川鉄道の終点になります。駅前は観光地らしくお土産屋やイベント広場、道の駅などがあって休日はけっこうな人出になることもあります。丹味は千頭駅前にある小さなお店で、知らなければ通りすぎてしまうような地味な店構えです。観光地の飲食店といえば、派手な看板や幟が相場ですが、こちらのお店は、街中にある隠れ家の割烹のような感じです。

こちらのお店は、昼は手打ち蕎麦の専門店、夜は地元住民憩いの和食店、居酒屋になります。この昼と夜の違いは場所柄のことでしょう。夜はひっそりとしてしまうので、お酒を出さないとやっていけないでしょうからね。

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このように昼だけ蕎麦を出すお店、観光地のお店と聞くと、おざなりの蕎麦を出す店ってなりがちですが、相当に気合の入った本格的な繊細な都会的な手打ち蕎麦なんです。メニューの数はそれほど多くありませんし、大盛りもできません。ランチサービスもなく、蕎麦一本で勝負している潔さは好感が持てます。

最初の訪問では、ざる蕎麦とかけ蕎麦、おいなりさんという冷たいものと温かいものの両方をお願いしてみました。せいろは、極細で見事な切りの技術を見ることが出来ます。色は緑でも黒でもない蕎麦色ともいうべきもので、星も見えないので見た目は平凡な感じを与えます。

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が、これをすすってみると蕎麦の香りがふわっと鼻に抜け、その後から蕎麦粉が持つワイルドさと繊細さを兼ね合わせた旨み、甘みがじんわりと感じることができます。蕎麦好きの人でもレベルの高い蕎麦だと認めるほどのものがあると思います。

この蕎麦にあわせるつけ汁もキリリと辛目の江戸前風のもので好みのものです。静岡、ましてや郊外の蕎麦屋に行くと甘めの汁が多いですが、こちらのものは、鰹の風味もしっかりと感じることが出来ることもあって、蕎麦の良さをより増してくれます。わさびをちょっと蕎麦に乗っけてから、半分ほど汁に浸してズズッとたぐる、蕎麦本来の楽しみを味わうことが出来ました。

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かけ蕎麦も、野暮ったくないキリリとした汁を楽しむことができます。柚子の香りもプラスして、寒い時期にはうれしい一杯となります。種ものがのっていなくても最後までおいしく食べきる、飲みきることができるのは良い蕎麦、程よい汁の証だと思います。蕎麦好きなら冷たいものと温かいものの両方いけちゃうと思います。

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あとはこちらの店の隠れた人気メニューのおいなりさんです。2個で150円というサービス価格で、じんわり、ジュワと出汁がしみたお揚げが良い具合です。蕎麦の洗練さとは違う家庭的、田舎のおばあちゃんの手作り感のあるおいなりさんといったところです。この対比が良いんですね。

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2回目の訪問では、天ぶっかけ蕎麦をお願いしてみました。これは小海老の天ぷらと海苔、おろしなどが冷たい蕎麦にのったもので、静岡市などの県中部地方ではポピュラーなメニューになっています。こちらのものもそれに沿ったものですが、天ぷらが普通な感じで蕎麦とのバランスがちょっと悪いように思いました。蕎麦自体がおいしいだけに、こちらではストレートにざる蕎麦でいった方がよいのかと思いました。

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と、こちらのお店は、小さな山奥の町、観光地の駅前というロケーションにあるとは思えない本格派の手打ち蕎麦を楽しむことができる稀有なお店だと思います。寸又峡や千頭でも蕎麦を出す店がありますが、それらの店とは一線を画す姿勢は、蕎麦好きでも満足させる力があると思います。奥大井方面に出かけたら寄り道しても損はないと思います。


・蕎麦家 おおもり

浜松市はなにかと静岡市と対比されます。食の部分では多くのジャンルで浜松市が静岡市をリードしていると思うのですが、こと蕎麦に関しては静岡市及びその周辺の市町村の方が浜松市を凌駕しているお店が多いように思っています。

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そんな浜松市にあって、本格的な手打ち、しかも手挽きの蕎麦が楽しめることができるのが、駅南の住宅街にあるおおもりです。看板も少ない住宅街のお店は知らない人は、常連さんが通う隠れ家といって過言ではないと思います。浜松周辺の蕎麦好きのオアシスなのかもしれません。

お店は、座敷の真ん中に大きな一枚板のテーブルがある特徴的です。都会の中の蕎麦屋というよりも信州の山奥にある蕎麦屋といった感じもします。メニューは、種物は少ないものの、蕎麦の種類や挽き方、蕎麦の割合の種類が多く、初めてだとどれにしようか迷ってしまいます。

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そんな時にうれしいのはセットものがあることです。手挽きの大ファンである私は、3種盛りをお願いしました。これは、せいろに田舎の二八、田舎10割の魅惑的なものが一度に楽しめるものです。この日はおなかがそれほどすいていなかったので2人で1セット、それをうれしいことに半量づつ出してもらえることになりました。この客側に立ったサービスをさりげなくしてくれることもポイント大ですね。

最初はせいろです。白っぽい星のない端正な姿は、香り、のど越し、味わいとも平均的なものに感じました。これは蕎麦だけを味わうよりも天ぷらなどと一緒に楽しむベースとして適していると思いました。こちらのつけ汁が鰹の香りがよく、醤油も返しも本格的なキリリとしたものだけに蕎麦が負けてしまった感もありました。

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次は田舎の二八です。これは黒っぽく星もしっかりと見ることが出来、ザラッとした感じは、粗挽き好きにはたまらないルックスがあります。キタキタキタ!と思わずにはいられません。最初は塩で蕎麦本来の素性を味わうことにします。

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粗めの塩をちょっとつけてたぐると、蕎麦の香りがふんわりと感じることができます。見た目よりもおとなしめですが、それでもせいろよりもしっかりと感じるワイルドさと、のど越しの良さと蕎麦粉が持つ甘みの余韻を楽しむことができます。これは上等な山葵と辛目の汁にも負けないものがありました。

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最後は週末限定の10割です。これは黒っぽいを通り越して黒い蕎麦で、短めの長さもあって、相当のやんちゃな感じを感じさせてくれます。果たして、食べてみるとボソッとした感じもする強力さがあります。バランス的には二八の方が良いのかなと思わせるほどです。ただ、繊細なものからワイルドなものまで、同じ蕎麦といってもこれほどの違いを一度に楽しめることは、蕎麦好きよりも蕎麦道を歩み始めた人に試してみてもらいたいですね。

と、こちらのお店は、静岡県が誇る手挽き、粗挽き系の名店である藤枝のながいけ、富士のこばやしと同じように会社勤めから蕎麦好きが高じて手打ち蕎麦屋を開業した経緯が同じということもあってか、全国各地の良い玄蕎麦を工夫努力して仕入れ、それを最適な方法で挽いて、打って・・・と、従来の蕎麦屋とは違うものを持っていると思います。

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浜松の蕎麦好きだけでなく、全国各地からこちらのお店を目指して蕎麦好きが集まるというのも凄いことですし、なにより、ご夫婦仲良く蕎麦の道を楽しみながら精進しているのは凄いことだと思います。蕎麦打ち教室や蕎麦祭りへの参加など浜松地区の蕎麦ファン増加の一翼を担っているのは間違いないと思います。そうそう、こちらのお店の凄いところはもうひとつありました。水切りの良さは天下一品です。白いお皿には水一滴残っていないのですから。


丹味

榛原郡川根本町千頭1216-19(千頭駅前)
0547-59-3929 11:30~売り切れまで 不定休

蕎麦家 おおもり

浜松市中区中島1-31-1(スーパーバロー中島店近く)
053-463-2879 11:30~14:00 ※夜は予約のみ
定休日 月・火曜日、第1土・日曜日


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手打ちそば民宿三右ヱ門@静岡市葵区

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2012/04/15 (Sun)

予約しても行きたい山菜と蕎麦の名民宿! 三右ヱ門

日本には四季があります。それぞれの季節に旬の食べ物があるのは当たり前のことですが、これはとてもありがたいことなのかもしれません。春真っ盛りの今は山菜が旬を迎えています。野山に自生する山菜は、普段食べている野菜とは一味も二味も違う野生の旨味にあふれています。そんな山菜を気軽にお値打ちに、そして満足感いっぱいに楽しめるのが民宿三右ヱ門です。

山菜の天ぷら満載です

こちらの民宿は葵区の大川地区にあります。その昔は安倍郡の大川村だった山間の山里です。市街地からはクルマで1時間弱で到着します。遠方の方は、開通したばかりの新東名の静岡SAのスマートインターが便利です。とはいえ、途中にはすれ違いが困難な場所もあるので注意が必要です。またバスもあるので、クルマでなくても問題ありません。

山里の民宿というと、古民家をイメージしますが、三右ヱ門もまさにそのイメージ通りのものです。なんせ出来てから100年を超えるもので、食事処となる畳の部屋から見上げる梁や天井、床の間など歴史と年輪を感じさせてくれます。さらに縁側から見える緑とテーブル代わりに置かれている囲炉裏兼用の長火鉢がのんびりほっこりとさてせてくれます。「親戚のおばあちゃん家に来たみたい」というフレーズを思い出させる雰囲気です。

テーブルには炉がありますよ

市街地と山里の違いに、気候があります。春爛漫の時期に訪れたものの標高が高いのかけっこう冷えます。ストーブとともにテーブル代わりの長火鉢が重宝します。今では見ることもなくなった火鉢ですが、これは囲炉裏兼BBQグリルとして使われる便利ものです。暖もとれるし素材を焼いて楽しむこともできる、まさしく先人の知恵ってやつですね。

さて、テーブルにあらかじめたくさんの料理が並んでいました。籠の中には椎茸、さつま芋、お餅、里芋、菊芋が入っています。これを網で焼いて塩で食べるって寸法です。もちろん炭火焼きですし、野菜は自家製ですよ。

野菜を焼いて食べます

もうひとつの大きなざるにはたくさんの天ぷら(一番上の写真)がのっています。一番の目当てであった山菜のオンパレードです。女将さんがひとつひとつ説明してくれるのですが、種類が多すぎて覚えておりません。うろ覚えですが、有名どころでは、タラの芽にヨモギ、ワラビ、ツクシ、コゴミ、ノビルあたりでしょうか。あと印象に残っているのが「酒屋の娘」と呼ばれるもので、これは普通はコシアブラと呼ばれていて、タラの芽よりもおいしいと最近では評判になっている山菜の王様です。

天ぷらは揚げたてが一番おいしいのは確かなのですが、ご夫婦ふたりでなにからなにまでやっているので、このような揚げてあるものを出すということになっていると思いますが、ここでも炭火焼が大活躍してくれました。揚げたてまでとはいきませんが、塩梅よく焼く、温めることによっておいしく食べることができました。

炭火で焼くとおいしいですよ

それにしても山菜の天ぷらは苦みがあったり、程よいえぐみがあったりと、並の野菜とは違う旨さ、力強さがありますね。塩で食べても天つゆで食べてもいけちゃいます。あとヤーコンとかさつま芋、しいたけなどの野菜類もあってこれだけでもここまでやってきた甲斐があるってもんです。

これらの炭火焼の箸休めとして楽しめたのが小鉢の数々です。ワサビの茎漬け、ブロッコリーの胡麻汚し、菊芋の漬物、自家製こんにゃくの煮物など味付けも上品でやさしくホッとさせてくれます。派手さはないものの、これらの何気ないおふくろの味、おばんざいがおいしいとトータルの満足度がさらにアップするっていうものですね。

小鉢もおいしいですよ

これらの大満足のおかずを受け止めるのは玄米を混ぜたご飯に手打ち蕎麦です。蕎麦は普通盛りでも大盛りでも好きなだけ食べることができます。とはいえ、男性でも大盛りはきついくらいかと思います。ここの盛りの良さは街場の蕎麦屋とは比べられないものがありますからね。

そばは好きなだけ食べられますよ

とはいえ、旦那さん担当の手打ち蕎麦は街場で蕎麦屋を開業しても大丈夫なほどの腕前だと思いました。北海道産の蕎麦粉を丁寧に打ったもので、香りものど越しもなかなかのものです。なにより上等な本わさびを鮫皮ですりおろしたものが引き締めてくれます。蕎麦にわさびと塩をつけて食べるとより一層蕎麦の味わいが増すように思います。

地の本わさびを自分で擦ります

それから蕎麦の合いの手には残していた天ぷらを入れた天そばもなかなかのものです。蕎麦汁はもう少し鰹が効いた辛めの濃いめが好みですが、それは贅沢な望みというものかもしれません。たっぷりな蕎麦とおいしいワサビ、苦みの効いた山菜・・・、まさに山里の春の旬を一度に味わう幸福といえます。

ここまででお腹いっぱいになりましたが、別腹の人にはおはぎまで用意されています。蕎麦湯でも自家製のお茶でも一緒に愉しむことができます。以上、山里の春を食べ尽くすランチコースですが、お値段はなんと1500円なんです。普通では考えられないほどのお値打ちさだと思います。

山里の古民家です

で、値段以上にうれしいのが切り盛りしているご夫婦のサービス、心配りなんです。マニュアル化された丁寧なサービスとは全く違う心からもてなそう、街の人に喜んでもらおう、山里のおいしいものを知ってもらおうという心配り、気遣いが嫌味なく自然と伝わってくるんですね。一度訪ねると多くの人がリピーターになるというのも納得できる心地よさがありました。もちろん我が家でも季節ごとに訪ねてみたいお店になりました。

と、こちらの民宿は泊ることもお昼だけでも良いのですが、席数に限りがあるので事前に予約が必須です。これからの季節はまさに山菜が一年で一番採れる時期になります。気持ち良い山里の大自然の中で、のんびりと心温まる料理を楽しに行ってみてはどうでしょうか。


手打ちそば民宿 三右ヱ門

静岡市葵区日向718(大川郵便局近く) 
054-291-2515 営業は予約制です。1週間前ほど前までがベターです

あさ乃@静岡市清水区

kage

2012/04/01 (Sun)

家族経営のほっこりできるお蕎麦屋! あさ乃

個人商店、個人飲食店の基本は家族経営と思っています。しかも自宅と店舗が一緒になった場所で、昔から営業しているようなお店が好きです。派手さも宣伝もないけどご近所さんやご贔屓さんに愛されているようなお店ならなおさらです。そんなお店を清水区の住宅街で発見しました。蕎麦屋のあさ乃です。

人気のラーメンです

こちらのお店はネットやメディアではあまり出てきません。が、おいしさと手頃の値段、なにより温かみのあるサービスで人気があります。ランチ時などは満員御礼になることも多いようです。最初に訪れたきっかけは、大好きな蕎麦屋のラーメンを食べるためでした。

蕎麦屋のラーメンを出す店は静岡県に限らずけっこうあります。大衆的な昔ながらのお店では蕎麦よりもラーメンの方が人気を博す有名店もあります。ラーメン専門店がこれだけある現代でも根強い人気があるのもそれなりの理由があるからだと思います。

メニューにも載っていますよ

さて、こちらのお店のラーメンについてはひとつのエピソードがあります。2年ほど前に改装した時に中華そばを止めて本格的な手打ち蕎麦を中心としたメニュー構成にしたところ、昔からのご贔屓さんから「ラーメンは止めっちゃったの?」との惜しむ声が多数あり、復活した人気の一品なんですね。メニューにもイチオシメニューとして載っています。

蕎麦屋のラーメンが好きな私も、こちらのお店のラーメンの人気の理由がわかるような気がしました。たっぷりのアツアツのスープに泳ぐちょっと縮れたた細めの麺。具は肉厚のチャーシューが2枚に海苔、ネギにシナチク、そして良質のかまぼこです。これで580円はお手頃といっていいと思います。

細い麺ですよ

味についてもイメージされる蕎麦屋のラーメンの鰹節とかえしのちょっと甘目のスープとは違い、専門店顔負けの煮干しや鶏ガラのしっかりと効いた本格的なもので、独特の香りが特徴です。最近流行のガツンとくる脂や魚系や獣系のベースのものとは違うまろやかなまとまりのあるものは、老若男女誰もがホッとできる味だと思います。

このラーメンが気に入って次の訪問はランチサービスがあるお昼に伺いました。12時前でしたが、次から次へとお客さんがやってきて満員御礼となりました。お店は今時の蕎麦屋と比べるとこじんまりとしていますので、早めの訪問がおすすめです。なお店内は小上がりが2つ、テーブル1つ、カウンターに4席ほどしかありません。これからの季節はテラスで食べることも可能です。

土日もランチサービスがありますよ

この日の目的は、日替わりサービスと一品から頼むことができる天ぷらを楽しむことです。日替わりは880円で、日替わりのちょっとしたおかず2品とご飯にラーメンかおそばのどちらかを選ぶことができます。その他には天丼やカツ丼などとラーメンかそばのセットもあります。今日はせいろでお願いしました。

天ぷらはひとつ100円からあります

もうひとつの注目の天ぷらは、盛り合わせもありますが、うれしいことにひとつから揚げてくれるんです。セルフ式のお店ではよくあるシステムですが、こちらのようなフルサービスのお店では珍しいのではないでしょうか。値段もアスパラや茄子、かぼちゃなどの野菜類が100円、桜海老のかき揚げが200円と手頃です。お腹の具合で好きなものを食べることが可能なのは大きな魅力だと思います。盛り合わせだと自分の嫌いな種が来ることがありますからね。

桜海老と舞茸ですよ

この日は桜海老のかき揚げと舞茸をお願いしました。値段が値段だけにボリュームを心配したのですが、杞憂に終わりました。けっこうな大きさがあります。揚げ方もサクッときれいに揚がっておりますし、衣も必要以上に厚くありません。味については桜海老は値段もあってか桜海老の含有量?が少な目で風味や香りの点でマイナスでしたが、舞茸はなかなかのものでした。天つゆにたっぷりと漬けて天丼風にした楽しんだり、塩で食感を楽しむことができるのは良いものですね。

もうひとつの蕎麦はどうででしょうか。こちらの若旦那は静岡市では一番の有名店であり、多くの独立店を輩出しているお店で修行したということです。果たして、蕎麦の命ともえいえる風味、香りはちょっと弱めながらのどごしは忠実に守られていると思いました。

蕎麦も本格的です

細めでキリッとした蕎麦は好みのものです。二八くらいの割合だと思いますが、丁寧に打たれているのがわかります。それに対して蕎麦つゆはあっさりとしたもので、江戸前のキリリと辛い鰹節が効いたものが好きな私には少々物足りなく感じましたが、そのような人は少数派なんだと思います。なにより本わさびが出てきて好きなだけ摺ることができるので、わさびと塩で楽しむことができるのが良いですね。

お蕎麦と一緒に出されるおかずはだしまき玉子にひじきの煮物といったおふくろの味的なものでしたが、箸休めにはぴったりでした。それからデザートには自家製の羊羹が出てきました。これはラーメンの時にも出てきたものですが、粒餡が嫌いな人でも食べることができるくらいあっさりとしたものながら小豆の旨さが閉じ込められています。軽めの食感と仕上がりは〆の一品としてはなかなかのものだと思いました。ちょっとした心遣いなんでしょうが、このようなことでイメージってアップするんですよね。

ラーメンだけでもデザートが出ますよ

と、2回の訪問ですが、こちらのお店の良さが少なからずわかったような気がします。蕎麦だけの専門店と出前をやっているような大衆的な蕎麦屋の中間のようなお店だと思います。アットホームなサービス、ラーメンと蕎麦、うどん、丼物が揃うメニューの幅広さ、手頃な値段、改装されたきれいな内装といった使い勝手の良さが光る知る人ぞ知るお店だと思います。

改装してお洒落になりました

特に蕎麦屋のラーメンが好きな人、あれもこれも食べたい欲張りな人、お子さんやお年寄りなど幅広い年齢層がいる方などにおすすめしたいですね。蕎麦道を追及するような人、コッテリラーメン派の方には不満は残るかもしれませんが、清水区内で手頃でおいしい蕎麦屋を探していた方には一度訪ねてみても損はないかと思います。


手打ち蕎麦、うどん、丼のあさ乃

静岡市清水区西久保176-33(袖師中学校近く)
054-366-1289  11:00~14:00 17:00~21:00
木曜日休み

 
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