県境に湧く上品な硫黄泉! 佐野川温泉

静岡県は全国に名だたる温泉天国と宣伝しています。しかし温泉の宝庫伊豆は静岡市からけっこう遠く渋滞も気になるのでお手軽というわけではありません。同じ静岡市でも梅ヶ島温泉や井川方面はアクセスも含めてけっこう時間が掛かります。

これが温泉天国への入口です


そんな時に掛け流しで湯量豊富、しかも硫黄臭・硫化水素臭のする温泉を手軽に味わえるのが山梨と静岡の県境付近にある「佐野川温泉」です。ここは山梨県とはいえ、静岡市興津や富士市から車で30分ほどで到着できる便利さがあります。駐車場の車もほとんどが静岡や沼津ナンバーです。それほど静岡県民に人気のある温泉ともいえます。

ここの特徴は、山梨県の温泉によく見られる「ぬる湯」と「あわあわ」です。源泉で31.5度は、源泉槽は夏場は本当に気持ちよいです。カルキ臭いプールに行くよりもオヤジはここの源泉槽に浸かっている方が何倍も心地良いですね。その代わり冬場は「これは水かっ!」と思うほど冷たいです。しかし隣の加熱槽の後にクールダウンとして交互に入ると体がシャッキとしてこれまた気持ち良いものです。

ここのお湯の良さはぬる湯だけではありません。それは

「湯口で味わえる硫黄臭と細かな泡つき、そしてヌルヌル感」

です。源泉槽の真ん中付近にあるお湯の出口に身を沈めると鼻に抜ける上品な硫黄の香りは草津などの酸性の強烈なものではありませんが、いつまでも鼻をクンクンしたくなる良質なものです。また、体には細やかな泡が体全体を覆います。体毛が真っ白になるくらい細やかです。この2つに加え、アルカリ性のヌルヌル感が味わえます。奈良田温泉ほどではありませんが、けっこうなヌルヌル感はいかにも温泉という感じで、いつまでも入っていたい気持ちよさです。

浴室は、内湯が源泉槽と40度ちょっとの加熱槽の2つでどちらも10人は入れる大きさがあります。そこから階段を少し下りたところが露天風呂です。こちらは源泉槽と人肌に少し加熱した浴槽の2つです。こちらは2つとも5,6人が入れる大きさです。展望は利きませんが、人家のない自然豊かな露天風呂で蝉の声や鳥や虫の鳴き声を聴きながらまったりとするのもいいものです。まぁ、人気の温泉だけに一緒に入っている人達のおしゃべりの声でそれらの声が聞こえないかもしれませが・・。

この温泉は、日帰り入浴も泊まりもOKです。お湯が良いとの評価も高く、源泉を持ち帰るためのペットボトルを持ってきたり、病気やケガを直すための湯治をする人もけっこういるようです。もちろんリフレッシュを兼ねて温泉を楽しむ人も多いですね。

この温泉、ちょっと前までは露天風呂が混浴でしたが、大規模なリニューアルで男女別になりました。それに伴い内湯も更衣室もきれいになりました。この施設なら清潔度にうるさい女性でも大丈夫です。

池を見ながらコーヒーが飲めます


また、入浴だけでなくその後に建物の横にある池を見ながらコーヒーを飲んだり、畳敷きの休憩室でご飯を食べることができます。1日のんびりとお湯に入ったり休憩できるのも良い点のひとつです。

「お湯良し」「施設良し」「アクセス良し」と3拍子揃ったこの温泉、施設だけ豪華で立派な公営の温浴施設に飽き足りない人、物足りなさを持った人に一度入ってもらい施設のひとつです。

佐野川温泉

山梨県南巨摩郡南部町井出3482-1(JR身延線井出駅から車で5分)
0556-67-3216  通年8:30〜18:30
料金 1時間以内:大人(中学生以上) 550円、子供(3才以上) 350円

2005.10.27 | 温泉(山梨県) | トラックバック(0) | コメント(2) |

これぞ産直の究極系!? おかって市場

最近、あちこちに野菜や農産加工物を売る産地直売市場があちこちに出来ています。「顔の見える野菜」「朝どれの新鮮さ」「安くておいしい」と、どこの施設も大評判です。

おかって市場です


そんな産地直売所の究極の形ともいえる施設が今回の「おかって市場」かもしれません。これほど大規模になると気軽に近所の人がふらっと利用するだけでなく週末に遠方から来る人が多いのかもしれません。ここは「どんどこ浅羽」という第3セクターの経営のようで、それもあるのかとにかく立派です。私などはこれほど立派にする必要はないようにも感じます。

この施設の特徴は

1、レストランがある

2、他の店に誇れる売りとなるオリジナルの加工品がある

の2つがあります。1のレストランは地元の食材を使ったバイキングレストランで、店名は「あぐり レストラン陽だまり」です。昼は大人1,500円、夜は1,800円で野菜や肉類、加工品を使った惣菜、かまどで炊いたご飯、ドリンク、デザートまで食べ放題になっています。特に野菜料理はサラダから煮物、和え物など豊富のようです。また「まるごと豆豊腐」を使った豆腐料理も人気があるようです。今回は昼ごはんを食べた後だったので利用しておりません。

豆の旨みが凝縮されています


2の他の産直に負けない加工品のひとつが「まるごと豆豊」です。これはおからを出さない特殊な方法で作った絹ごし豆腐で値段は普通の豆腐と同じようなものなのですが、豆の持つ旨みと甘みがギュと凝縮されています。奴でも良し、鍋物でも良しのおすすめの豆腐です。パック入りの物以外にも日持ちのしない「ざる豆腐」があります。こちらはより豆の味が濃いですね。あと最近脚光を浴びている豆乳も人気があるようです。これらの豆腐は人気があるので午前中に来店した方が買える可能性が高いようです。


豆腐以外の加工品ではだんごにも力を入れています。あんこやきなこなど色々あります。甘いもの好きにはうれしいですね。そのほか、産地直売所には欠かせない野菜のコーナーも広い面積を誇っています。値段や品質は他の市町村にあるものと大差ない感じですね。

ここが豆腐売り場です


素朴さが売りの産地直売所が、ここまで立派になっていいものかという批評もできますが、レストランに売りの加工品のある農産物直売所が合体したきれいで新しい施設は確かに多くの人から歓迎されることでしょう。


おかって市場(どんどこ浅羽)

袋井市浅岡447(旧浅羽町) スーパーパディ隣
0538-23-8918 9:00〜18:00 年中無休
レストランは 11:00〜21:00 火曜日休み

2005.10.23 | グルメ(朝市・直売所) | トラックバック(0) | コメント(0) |

メロン産地のメロンパン! パンの郷

菓子パンの中で人気のあるものに「メロンパン」があります。昔はそれほどでもなかったのですが、ここ最近再び脚光を浴びています。素朴でありながらどこか洒落ているのが要因でしょうか。パン屋さんはもちろんのことコンビニチェーンでもオリジナルのメロンパンを発売しているくらいです。

ちょっと変わった形です


そんな数多くのメロンパンの中で静岡県内で人気のあるものが今回の「パンの郷」の「メロンアップ」です。「アップ」とはなにかわかりませんが、目に付くのがその形です。普通のメロンパンはドーム型の半球形ですが、これはラグビーボールを半分にしたような長方形をしているのです。

そして食べてみての特徴は、中にクリームが入っていることです。それもメロン果汁を使ったメロンクリームが中に入っています。このクリーム、なんでも高級マスクメロンとして有名な「名倉メロン」のものを使っているとのこと。確かに食べてみると口の中にメロンの良い香りが広がります。それも「いかにもメロン香料を使っています」といういやらしさでなく、ごく自然な感じです。

マスクメロンのクリームがおいしいです

そのクリームを受け止めるパンはよくあるビスケット生地のサクサク感よりもしっとり感を感じさせるもの。クリームとよくマッチしています。

このパン屋さんがある遠州灘地域は全国的な高級マスクメロンの産地です。街道沿いをドライブしているとそこかしこにメロンの温室が目に付きます。果物産地でその果物を使った物、たとえばアイスとかケーキを食べたりお土産にするのは普段食べているものよりおいしく感じることができます。きっとなにか暗示にかかってしまうのかもしれません。

ナイスなネーミングです


このメロンアップはメロン産地というバイアスを抜きにしてもメロンパン好きは一度食べてみる価値ありです。ただメロンパン以外のパンはごく普通です・・・。


パンの郷

掛川市山崎63 (旧大須賀町) 横須賀城跡近く
0537-48-6881 9:00〜21:00 火曜日休み


2005.10.22 | グルメ(パン屋) | トラックバック(0) | コメント(0) |

スローに寿司を食べよう! のんびり屋

安く手軽に外で寿司を食べようということになると最近では「回転寿司」ということが多いと思います。が、回転寿司、それも均一寿司店の場合は子供が多くくつろげない、落ち着けないと良いことがありません。まぁ、ネタ的にも行く事はありませんが・・。

マグロがたっぷり乗っています


しかし、気軽に寿司を食べたいというときにおすすめしたいのが今回の「のんびり屋」です。カウンターとテーブル席合わせても10席ちょっとのこじんまりとしたお店は若い夫婦2人で切り盛りしている和める空間です。

お寿司屋さんというと「敷居が高い」「オヤジ臭い」「お洒落じゃない」店が多い中、この店はお金が掛かっているわけではありませんが、若い人でも居心地の良さを感じるセンスの良さがあります。

この日はお昼に限定の「まぐろのづけ丼」と「まぐろとイカのづけ丼」を選んでみました。

「まぐろのづけ丼」には大振りの赤身が6枚ほどが玉子焼きとともに丼を覆っています。質的にはそこそこのものですが、程よい暖かさの残るシャリ、ゴマやシソ、細ネギをあしらった仕事など600円とは思えない丁寧な作りには好感が持てます。そして驚く事に付け出しでまぐろの佃煮と味噌汁、デザートにアイスまで付いてきます。ラーメン一杯の値段でこれだけのんびりとお寿司を楽しめるお店は珍しいと思います。

もうひとつの「まぐろとイカのづけ丼」はイカが良かったですね。するめイカでしたが、プリプリとした身の甘さが印象に残りました。

マグロとイカのづけ丼です


このお店、夜でも800円のちらし寿司が食べることができたり、普通は1カン表示のネタ札が2カン表示で、しかもどれもが500円以下の安さですから、懐を気にすることなくお好みで注文することができます。

おまけにご主人さんがイタリアはミラノのお寿司屋さんで働いていた関係でイタリアワインも品揃えされています。ビール、日本酒はもちろんのこと、焼酎、ワインとともにお寿司を楽しむことができます。

最後にこのお店の良い点は、静岡のお寿司屋さんの多くが「居酒屋メニュー+お寿司」という居酒屋化して揚げ物や焼き物などを出している中、お造りとお寿司という本来のお寿司屋さんの姿を残しているのが良いですね。お寿司屋さんでは香水の匂いや天ぷら油の香りは必要ありませんから。

お洒落な外観です


店名の「のんびり屋」のように、あくせくしない、しかし妥協はしない若いご夫婦のお寿司を楽しみに多くのお客さんが出かけていくのは当然かもしれません。

やはり「ちびまるこちゃん」の故郷、清水にはのんびりペースが合っているのかもしれません。次回は夜にのんびりしたいと思います。


お寿司 のんびり屋

静岡市清水区有東坂4-2(ジャスコ清水店近く)
0543-47-8177 11:30〜14:00 17:00〜22:00
水曜日休み



2005.10.16 | グルメ(和食・寿司) | トラックバック(0) | コメント(0) |

バラエティ豊かなパン屋さん! アプリコット

静岡市郊外にあって最近住宅やお店が増えてきて注目を浴びている竜南地区。そこに8年ほど前から地元はもちろんのこと広範囲からお客さんの支持を受けているパン屋さんが「アプリコット」です。http://www.pan-apricot.com


生クリームがたっぷり入っています


このパン屋さんの特徴はパンの種類が豊富なこと! それなら他のパン屋さんにも当てはまりますが、そのどれもが安くておいしいこと! ここのパンを日常使いしていたらデパ地下のパンが高くて買えなくなるかもしれません。

そんな多くの種類があるパンの中でもおすすめなのは「デニッシュ」や「菓子パン」でしょうか。最初の方は陳列棚の「これが人気です」の札やお店のHPを参考にしても良いかもしれません。でも人気故に売り切れには注意してください。

今回はお店の人気商品の「生クリーム入りカラメルりんご」と「メロンパン」を選択しました。カラメルりんごはドーム状になっており大人の握りこぶし大の大きさがあります。1個食べれば女性なら満腹になってしまうかもしれません。サクサクのパイ生地の中にはたっぷりの生クリーム。そしてその下にはりんごのコンポートとカスタードクリーム。りんごの甘すっぱさと生クリームのくどくない甘さが調和しています。周りのパイ生地はあくまでも中のフィリングを受け止めているだけの量ですが、さすがパン屋さんのパイだけにサクサクでおいしいですね。私としてはりんごがもう少し柔らかく煮てあった方が良かったですね。この大きさで168円はお値打ちです。

サクサクふわふわのメロンパン


「メロンパン」は、最近どこのパン屋さんでも力を入れています。コンビにや大手のパン屋でも同様です。この店のものはあくまでもオーソドックスな一品です。基本に忠実です。外のビスケット生地はカリサクとして中はふわっとしている。その対比が良いです。メロンのそこはかとない香りと焼きたてパンのきめ細かさが生きています。これといった特徴は余りありませんが、誰にでも愛されるメロンパンです。

そのほかにもサンドイッチやコロッケパンといった惣菜・調理パン、クリームパンやあんぱんといった菓子パン、ライ麦パンや食パンからバゲットなどのハード系、そしてうれしいことにベーグルまであります。クリームチーズ入りからブルーベリーが生地に練りこんでいるものまで。

かわいい顔して中身は硬派かな?


お店は中も外も明るく買い物が楽しくなる雰囲気です。それほど広くない店内には、色とりどりのパンが所狭しと並んでいます。懐をそれほど気にすることなくあれこれトレイにパンを乗せていけるのはうれしい限りです。

安くておいしい、そして朝から営業している。おまけにバラエティ豊かでお店の場所もわかりやすい所にある・・・とまさに万能選手のパン屋さんです。静岡市内には「豊月堂」や「小島屋」といった住民に愛されている老舗のパン屋さんがあります。この店はそれらの老舗に続く「第2の老舗パン屋」になりえる存在だと思います。


アプリコット 

静岡市竜南1-16-19-2(竜南通り沿い 竜南小学校斜め前)
054-247-2490 水曜・第3火曜休み
8:30(実際は8:00頃?)〜19:00 HPあり

2005.10.14 | グルメ(パン屋) | トラックバック(0) | コメント(3) |

次郎長も食べたかった焼豚! 肉のふくだ

ラーメンの具でお馴染みな焼豚・チャーシューですが、最近のものは煮汁の中で豚の塊を煮ている「煮豚」がほとんどで、これはこれでおいしいのですが、たまには昔ながらの香ばしい「焼豚」、周りがちょっと赤くてただ柔らかなだけでなく味わい深い「焼豚」を食べてみたい!と思っていました。

けっこうな厚切りです


そんな時に食べたのが清水の有名店「肉のふくだ」の焼豚。この店のものは、某有名タレントが手土産にして全国ネットの番組で紹介されたり、静岡のグルメ番組で度々登場したり・・・とすっかり有名な一品です。

私は「有名だけで余りおいしいんじゃないか?」「名前負けしているのでは・・?」と、心配していたのですが、良い方向に裏切られました。久々にやられました。

「う、うまい・・・!」
「ん・・! ジュシーーー!」
「香ばしくて味わい深いなぁ」

と全面的に応援したくなりました。有名なだけあります。焼豚をメインにお店を大きくしたり、駅の近くに支店を作るだけのことはあります。清水土産は、○○ようかんよりもこちらの方がいいかも?しれません。

こちらの商品は店では400グラムから600グラム程度の塊で売られているほか、お好みのグラム数で切り分けもしてくれます。が、おいしいので少人数の家族でも塊で買ってきて色々と料理したくなります。

このような商品の場合、「秘伝の製法」「継ぎ足しのタレ」「良質の素材」なんてのを大々的に店頭に能書きとして飾る店がよくあるのですが、こちらの店は素っ気ないものです。店内のガラスケースの上にゴロンと並べられております。見た目はごく普通なのですが、どこか、というかはっきりと他の肉屋さんのものとは違っております。

厚めに切られているものをちょっと炙ってタレを付けて一口食べると
口の中にふわっ〜と良い香りが、そして後から赤身と脂身の混じった豚肉で一番おいしい旨みがじわっ〜と口の中に広がります。ビールのお供に、ご飯と一緒に何枚でもいけちゃいます。

チャーシュー丼にしてみました


そして焼豚丼なんてのもおいしいです。うちではほうれん草とえのき茸のソテーを敷いて、その上にやはりちょっと炙ったものをタレにまぶして並べます。香港や中華街で食べたものを思い出させてくれます。おいしいものを食べるとニヤニヤしてきてしまいます。

この焼豚、ちょっと値段は張りますがそれだけのことはあります。「焼豚なんてどこで食べても一緒でしょ」という人に経験してもらいたいですね。

次郎長通りの入口にあります


それに対してこの店のもうひとつのウリである「もつカレー」は上級者の味です。モツの匂いが気になる人にはちょっとダメかもしれません。
私の家では焼豚一本ですね。

このお店、日曜休みなのが残念でたまりません。


肉のふくだ

静岡市清水区清水町16-13(次郎長通り入口)
0543-53-4839 日曜休み





2005.10.12 | グルメ(食材・惣菜) | トラックバック(0) | コメント(0) |

総合評価の高いとんかつ屋! 直治朗

とんかつは肉を食べたい時に必ずといっていいほど上がる選択肢のひとつです。しかし、オヤジになってくると昔ほど、どこのとんかつ屋でも良いということはなくなってきます。

とってもジューシーなロースカツです


最近ではあちこちに黄色を基調とした大きな看板を持つ、とんかつの専門店やらチェーン店などが街道沿いに目立つようになりました。そして昔ながらの専門店、果てはそば屋や食堂のカツ丼まで百花繚乱の様相を呈しております。どの店もけっこう年配のお客さんや女性の姿を見かけることがありますから誰でも時々はカロリーやら健康のことを抜きにしてもとんかつを食べたいのですね。

しかし、私は最近では静岡市周辺ではとんかつを食べることがめっきりと減りました。それは日帰り温泉旅行を兼ねて甲府周辺へ出かけた際にこの店でとんかつを食べるからです。それくらい満足度と「わざわざ感」が高いお気に入りの店なのです。

店構えはどこか喫茶店のような感じです。看板も控えめですし知らなければ、とてもとんかつ屋とは思えません。中も漆黒の木の柱や梁と白い漆喰壁を生かした落ち着いた内装でのんびりと食事を楽しむことができます。店に置いてある「家庭画報」のようなお店と言うのが一番しっくりくるかもしれません。この辺りも女性客や年配客が多い理由のひとつかもしれません。

メニューは色々とあります。基本のカツは「ロース」「ヒレ」は並と特上。その他、メンチやハンバーグ、海老フライなどが入った盛り合わせ、ポークソテー、ソースカツ丼・・などどれも魅力的で迷ってしまうほどです。が、どのメニューもきっちりと作られているので大きな外れなないでしょう。ただ、ハンバーグなどのタレが甘めなので注意が必要かもしれません。

最近は2人の場合は「ロースカツ定食」と「カツサンド」を頼んでいます。「ロース」はその日によって肉の質や揚げ方が違うことがありますが、ロースのおいしさの基本となる脂と赤身のバランスがとても良い具合です。ジューシーでなおかつくどくないギリギリの線で仕上がっています。量も200グラム近くあるボリュームですが、年配のお客さんでもペロリと食べてしまっています。そしてこれが肝心なのですが、食べた後でも不快な気持ちにならない後味の良さがあります。きっと揚げ油にも気を使っている証拠でしょう。残念なのはお皿に直置きなことです。皿に網でも引いてくれればもっと良くなるのですが・・。

とんかつのベストパートナーである「ご飯」と「キャベツ」は今となってはとんかつ屋では当たり前になったお代わり自由です。これなら大食いの人でも満足できることだと思います。そしてご飯は「白米」の他に「五穀玄米」も選べるのがうれしいですね。キャベツは切り方もフレッシュさもドレッシングがあるのも合格点です。赤だしも量、味とも満足できます。

3種の漬物は食べ放題です


さらにこのお店のウリのひとつが、席に着くとすぐ運ばれてくる3種類の漬物セットです。自家製の「もやしのナムル風」「キャベツの浅漬け(ピクルス風)」「切干大根」がたっぷりと出てきます。きっとキャベツの余りなどで作るのでしょうが、このような気配りのある付き出しが出てくるお店というのは非常にまれだと思います。箸休めに、ビールのつまみに最高のお供になります。

ロースの他に「ヒレカツ」もおいしいのですが、最近のヒットは安くておいしい「カツサンド」です。

カツサンドは最近のお気に入りです


これは柔らかなヒレカツにちょっと甘めなタレにつけてパンにはさんであります。凄いボリュームです。これに付け合せのキャベツと辛子をちょっとつけて口いっぱいにほうばると幸福感に包まれます。「ご飯+カツ」も良いものですが「パン+カツ」もまた良いものだと再認識させてくれます。カツサンドで有名な○泉やかつ○のものより上だと思います。これは家へのお土産にしてもよいかもしれません。

と、このようなお店ですから接客や店の清潔感も満足できるものです。このようなとんかつ屋さんならとんかつ屋に二の足を踏んでいた年配の人を連れて行っても喜ばれると思います。もちろん女性やオヤジもですが・・・。

まさに「大人のためのとんかつ屋」といったところです。


直治朗

山梨県中巨摩郡昭和町飯喰415(昭和バイパス沿い)
055-275-9907 11:30〜14:30(LO) 17:30〜21:00(LO)
木曜休み(祝日の場合は翌日) 
夕方は混雑している時が多いので予約が望ましい



2005.10.10 | グルメ(山梨県) | トラックバック(0) | コメント(0) |

全国区の有名ラーメン店静岡市上陸! 大山

残念ながら静岡店は閉店しました

食べ歩き業界?の中で一番の勢力はラーメン業界です。世の中には数限りなくラーメンを取り扱ったブログやらHPがあります。それによると静岡県はラーメン後進県だそうです。全国を股に掛けて食べ歩いてる人達の話の中に静岡のラーメン屋さんは余り(ほとんど)登場しません。

ここでも「醤油」を頼みます


そんな中でも注目されるラーメン屋が今回の「大山(たいざん)」です。「ジロリアン」なる言葉まである有名ラーメンチェーン?店の「二郎」の町田店を任されていた店主が地元富士市に帰ってオープンしたラーメン店は、アッという間に噂になって多くのラーメンファンを獲得しました。その店を軌道に乗せてこの夏「静岡店」と「相模原店」をほぼ同時期にオープンしました。

このお店は、試行錯誤を繰り返して新メニューを開発したり既存のメニューを改良したりしているようで、進歩が余りない静岡のラーメン業界の中でこのような挑戦的、進歩的姿勢は評価できると思います。ここ静岡店でも多くの種類、意欲的なメニューがあります。最初に券売機で食券を買うシステムですが、どれにしようか悩みます。そばにいた店員さんにあれこれ聞いて、今回は「黒山」と「醤油」にしました。(2人で)

「醤油」は、鶏湯(チーユ)が効いたあっさり味というウリ文句ですが、いつもなつかしの中華そばを食べている身にとっては十分に脂分を感じることができました。「あっさり」と「こってり」のバランスが取れていてなおかつ醤油の角のとれたまろやかさもあり最後までスープを楽しむことができます。固めで頼んだ面も細めのストレートでなかなかの味です。人によってはアンモニアというかかんすいのツーんという匂いが気になるかもしれません。具の中では海苔が良いものを使っていて好感が持てましたが、具の王様チャーシューはイマイチでした。

マー油が効いている「黒山」


「黒山」は、マー油(焦がしにんにく)が効いたトンコツ味で静岡では食べることがなかなかできない味です。桜海老の出汁もスープの深みを出すのに役立っています。熊本ラーメンというよりもライトな「なんつっ亭」という感じかもしれません。私のようなオヤジには途中で飽きてしまう恐れがあります。静岡店は細麺しかないようですが、このスープには太麺の方が合うように思います。

この他にも「こってり醤油」(背脂チャッチャ系)とかモンゴルの岩塩が効いた「塩」とか、最初から胡椒が効いた「スパイス味」など色々あります。値段も街中の平均値段ですし、オープンしたばかりで店内もきれい、一人でもグループでも使い勝手が良い、営業時間が比較的長い・・とラーメン好きでなくても行って損はないと思います。

街中にあるので見逃さないように


静岡の街中のラーメン専門店は繁華街(飲み屋街)の両替町界隈が多かったのですが、ショッピング中心で食べ物屋が比較的少なかった御幸町にこの店が出来たのはちょっとしたニュースといえるでしょう。


2005.10.09 | グルメ(ラーメン・中華) | トラックバック(0) | コメント(0) |

安くてうまいトマトの自動販売機! 村松農園

いつも冷蔵庫にある野菜のホームラン王は? 
スーパーで並んでいる中で一番種類の多い野菜は?

ジューシーで甘〜〜い


それはトマトではないでしょうか。そのままで良し、料理用に加熱して良しと、まさに万能選手、八面六臂の活躍といえます。価格も3個入りの特価品のパックから1個200円以上するブランド品までピンキリです。

特に最近は「アメーラ」とか「○○のしずく」などという新品種が次々と出てきてスーパーの棚を賑わせています。ただ、これらのトマトはおいしいのですが価格が高いの玉にキズです。サラダに、サンドイッチに、イタリア料理に・・・と、トマト出撃率が高い家にはきついものがあります。

しかし、ここの村松農園のトマトならそんな心配は必要ありません。完熟した真っ赤なトマトが大小10個位は入っていて300円ですから。
安くても「安かろう、まずかろう」ではありません。糖度が10度以上あるようなフルーツトマトには及びませんが、普段使いには十分以上のおいしさです。

自動販売機の裏の自家農園で作っているものを朝採りし、その日に販売する。そんなシンプルな形態からか、「完熟」「格安」「安心」なトマトとなっているのでしょう。ジューシーで甘〜いのです。みずみずしいのです。青臭くなくトマトの持つ旨み、甘みが感じられます。

ここのトマト自動販売機は近隣の人々に人気があるようで次から次へとクルマで買いに来ています。大きな販売機が2台あっても夕方行くと売り切れになっていたことがありますから。

トマトの自動販売機です


このトマトの自動販売機は、静岡からですと甲府市方面、韮崎方面へ行く途中にちょっと回り道するだけで行く事ができます。お土産に、自家用にと買ってみて損はないと思います。行き方は、国道52号の甲西バイパスのスーパー「おかじま食品館」の交差点を右折、もしくは増穂町から甲府市方面への県道26号のカインズホームを左折するとあります。南アルプスの山並みを望む田園地帯にあります。


村松農園

山梨県南アルプス市西南湖646(カインズホーム近く)
055-284-4419

2005.10.08 | グルメ(山梨県) | トラックバック(0) | コメント(0) |

久保田利伸も大好きなラーメン! 蒲原館

蒲原町は、小さな町ですが「新蒲原駅」と「蒲原駅」の2つもJRの駅があります。前に駿河湾、裏には南アルプスの末端が迫っているためか細長い街です。2つの駅のうち「蒲原駅」の駅前に食堂としては出色のラーメンを出すお店があります。

大人気のラーメンです


元は駅前旅館だっただけあり、名前にその名残があります。今は鉄筋の立派なお店です。中はカウンターはなく、3つの小上がりと4つのテーブル席となっています。家族連れが多いのかこれでいいのでしょう。「質実剛健」「簡素」な内装ですが清潔感はあります。駐車場は店の前と斜め前の「蒲原駅」の構内にも契約駐車場があります。

こちらの店は食堂ですが、ウリは「ラーメン」です。店のほとんどの客がラーメンを食べています。男性客でラーメンだけでは物足りない人は「チャーハン」や「オムライス」「カレー」などを一緒に頼んでいます。知らない人が来たらラーメン屋さんだと思うに違いありません。そしてお客さんの年齢層が幅広いのも特徴です。親子はもちろんのこと、おじいちゃんおばちゃんと一緒に来ているグループも良く見かけます。

肝心のラーメンは昔ながらの中華そばですが、流行のWスープ派の人やコッテリ派の人が食べてもがっかりすることはないと思います。日本人のラーメンDNAに組み込まれている味ともいえるものです。味はもちろん「醤油味」がメインです。海苔にメンマ、細ネギ、チャーシュー2枚、そして懐かしいグルグルのナルトです。この具も由緒正しい中華そばの姿です。スープはあっさりの中に程よい脂が感じられるもので、最後まで飲めてしまうおいしさです。麺は中太の軽くウェーブがかかったもので、まずくはありませんがスープにまけています。もうすこしコストをかけてくれるといいのですが・・・。まぁ値段が450円なら十分でしょう。

白いのれんが老舗の証です


どこかのラーメンチェーン店の宣伝文句に「ラーメンがごちそうだった頃のラーメン」というものがありますが、この店のものはまさしくそれでしょう。最近、ラーメンに遠ざかっている年配の人を連れて行っても喜ばれるのではないかと思います。


蒲原館

静岡市清水区蒲原町堰沢433(JR蒲原駅前)
0543-85-2233 11:00〜14:30(LO) 16:30〜20:00
木曜休み   土日祝 11:00〜20:00(麺終了次第) 




2005.10.06 | グルメ(ラーメン・中華) | トラックバック(0) | コメント(0) |

安くておいしい餃子! 美幸(みさち)

静岡県で餃子がおいしい街といったら浜松です。餃子専門店から餃子で有名なお店までたくさんあります。藤枝市にも浜松の餃子のように「庶民の味方の餃子」でがんばっているお店がありました。

濃い目に焼いてもらいました


ここのお店の特徴はその安さです。「安いなりにおいしい」ではなく「安いけどおいしい」のです。高級な食材、高い素材を使えばおいしい餃子は作れるのでしょうが、このお店の餃子は値段以上の価値、喜びを与えてくれるのです。

そう「普通においしい」のです。

餃子は、一皿8個入りで260円(税込み)です。これは店で食べても持ち帰りでも一緒です。ただ持ち帰りは2人前からで生餃子だと1個サービスになるようです。この価格ですから週末の夕方などは次から次へと持ち帰りの予約電話が掛かってきます。確かにスーパーの惣菜売り場の餃子と同じから安いくらいですからね。

肝心の餃子は、やや小ぶりです。皮は普通のモチッとしたタイプ。具はキャベツと少々のひき肉でにんにく・ニラは控えめなヘルシーな感じに仕上がっています。これなら子供からお年寄りまで誰でも食べることができるかと思います。私は皮がパリッとしたのが好きなので、いつも「濃い目」に焼いてもらっています。

ただ残念なのは、ご飯がイマイチなことです。ちょっと固くてボソボソ気味で、餃子定食として食べるのにはマイナスポイントです。ラーメンなどの麺類もそれなりです。やはりここは餃子とビール、もしくは餃子のみが良いのかもしれません。ひとりで2,3人前はペロリといけちゃいます。

大きな看板が道路から見えます


このお店、派手なところはありませんが、清潔感はありますし、店員さんの応対も丁寧で、正直で実直な感じが好感を持てます。このようなお店が増えてくれればと・・と思う一店ですね。

餃子に関しては店で食べて良し、持ち帰りで良しです。

美幸(みさち)

藤枝市築地1-13-17(ジャンボエンチョー藤枝店近く)
054-643-4185 11:30〜13:00 17:00〜20:00(売り切れ次第終了)
月曜休み 持ち帰りは電話予約が望ましい

2005.10.03 | グルメ(ラーメン・中華) | トラックバック(0) | コメント(2) |

港町焼津の本領発揮! サスエ前田魚店

焼津は魚の街です。水揚げ高日本一とかいう前に住んでいる(主に昔から)人が魚が好きなのです。当然、魚にうるさくなる〜良い魚屋が多くなるという図式が出来上がります。

金目鯛とジンドウイカの刺身


そんな魚屋が多い街の中にあって市外から来てフラッと買い物しやすいのが今回の「サスエ前田魚店」です。本店というか昔からの店はかつて焼津の中心地だった昭和通り近くの本町にあるのですが、駐車場も広く店もスーパーのようなセルフ方式で買いやすい西小川店がお勧めです。

このお店は昔は他の魚屋だったのですが、いつのまにかサスエ前田魚店になっておりました。今では本町のお店との住み分けもできているようです。従来の魚屋のように店におじさんが立って「どれにします?」と言われオロオロすることも無い、籠を持って自分の好きな物を放り込んでいくセルフ方式、照明が明るく通路が広くて買い物がしやすい環境、駐車場が広い・・・と魚初心者やオヤジでも楽しむことができます。

広々とした店内です


私がスーパーの鮮魚売り場よりも魚屋が好きなのは、そのワクワク感がより高くなるからです。宝探しのように「地の魚」や「変わった魚」があるのではないか?とか「店独自の干物」や「刺身盛り」が食べたいと思わせる一品があることなど魚好きの心をよりひきつけるのです。

その点からいくと、このお店は、焼津の前の浜(小川港)であがった魚が当日に並ぶとか丸のままの魚が大量にあるとか水槽に貝やら魚が泳いでいるとか店オリジナルの干物がある、など十分に満足させてくれます。

さらに魚屋のメインのひとつである「刺身」も種類、見た目のおいしさ具合も合格点ですね。店の奥の冷蔵ケースに大量に並んでいますし、自分で皿を持ち込んで盛り込んでもらっている人もおりました。

この日は「金目鯛」と「ジンドウイカ」の2種類を買ったのですが、金目は脂の乗り具合も丁度良く、イカはネットリシコシコと甘〜くおいしかったです。切り方、厚みともこちらの好みに合うものでした。確かに丸のまま魚を買ってきて自分でおろせばいいのですが、時間と手間を考えるとどうしても出来合いの刺身を買ってしまうことが多いのですが、次から次へと並べられるのと丸のままのものでもサク取りや三枚にしてしてくれるのは当然ですが、助かります。

これからの季節は魚の鍋がおいしい季節となりますので、こちらで白身の魚や色々な貝を買うのも楽しみです。あと干物にも挑戦したいですね。

この大きな看板が目印です


最近では「スーパーの鮮魚売り場で切り身しか買わない」「魚ではマグロが一番好き」「魚よりも断然肉派」なんて人が多くなっていますが、このお店に来ている限り焼津に限っては魚屋はまだまだ大丈夫だなと思いますし安心できます。

ただ残念なのは日曜休みなことです・・・。

サスエ前田魚店西小川店

焼津市西小川4-16-71(150号BP東に入る)
054-626-0003 日曜休み PM6:00まで

2005.10.01 | グルメ(食材・惣菜) | トラックバック(0) | コメント(1) |