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北京屋@静岡市清水区

kage

2006/12/17 (Sun)

癖になる味かも!? 北京屋

好き嫌いが分かれる味、ハマる人多数、というものがあります。もちろん国民食たるラーメンにも当てはまります。多種多様のラーメンだからこそ好き嫌いが分かれる味が多いのかもしれません。我が家にとってのハマッているラーメンといえば清水の北京屋です。

これが癖になるかも?のラーメンです


このお店のラーメンは昔ながらの中華そば、懐かしのラーメンという分類に入るのでしょうが、それだけでは語れない奥深いものがあるのです。まぁこれも贔屓の引き倒しかもしれませんが・・・。

このお店、スープの味は醤油しかありません。メニューはラーメン、チャーシュー麺、季節物で春から秋が冷やし中華、秋から春がこれに変わってワンタン麺が登場します。ワンタン麺が季節物というのがちょっと変わっていますね。

シンプルなメニューです


ここのラーメンの麺は、自家製麺です。うどんかそうめんのように白っぽいストレートの細麺で、ちょっと藤枝の朝ラー系にも通じるものがあります。粉っぽい、ラーメンらしくないという感じもしますが、これはこれでけっこういけるというか癖になる麺かもしれません。新しい発見がある麺です。我が家ではここでも固めで頼んでおります。

スープは、懐かしい中華そば系とも流行りのこだわり系ともテイストが違っています。カウンターから作り方を見ていると、けっこう適当です。タレに小鍋から薄いスープを注いでいるだけに見えて大丈夫なのかと心配してしまいますが、ここでもけっこういけちゃうのです。

まぁ、昔ながらの化調を感じるケミカル系と言ってしまえばそれまでなのですが、煮豚から出る出汁や鳥ガラなどから出てくる獣系が味に奥深さを与えているようです。醤油のまろみも出ていますし、懐かしい中華そばだけで括ってしまう以上の魅力があるかと思います。途中でテーブルの上のお酢やでっかい瓶入りの唐辛子をちょっと入れると味が変化して楽しめます。

これが噂の麺とワンタンです


そして、ここの魅力をさらに高めているのがトッピングです。といっても普段はチャーシュー、秋から春まではワンタンだけなのですが、それぞれがおいしいのです。チャーシューは腿肉のロースと肩肉の2種が入ります。特に腿肉は、良い時に当たると真ん中部分がまだほんのりとピンク色をしており、柔らかくジューシーです。流行の炙りも色々なスパイスでの味付けもありませんが、シンプルイズベストの言葉を実践するなかなかのチャーシューだと思います。

もうひとつのワンタンも、ここ独自のスタイルです。普通は餃子と同じか少し薄いくらいの皮を使っている店が多いですが、この店のものはこれ以上薄くできないくらい薄い皮で出来ています。スープの中でちじれてビロビロしています。気を付けて食べないと割れてしまいます。ワンタンの醍醐味はツルリという喉越しですが、ここのものはその食感よりも雰囲気と味を含めた総合力という感じですね。

このワンタン、ちょっとキワモノっぽい感じですが、何故か人気があって、開店早々にいかないとありつけません。冬場のお客さんの半分以上はワンタン麺を注文しております。もちろん我が家でも開店早々に突入しています。

この素っ気無さが癖になります


このお店の魅力はラーメンだけではありません。店構えから内部、お店の人まで昔ながらの雰囲気で和めます。というか、初めての人は緊張してしまうかもしれません。老舗のオーラも流行りの店のお洒落感もない、ちょっとうらぶれた感じ、B級感がたまりません。ぶっきらぼうなお店の人、カウンターと小上がりだけの広いとはいえないお店、目立たない外観、昔からの常連さん、ひっきりなしに掛かってくる出前の注文・・・と、昭和の時代にタイムスリップしてしまう感じが癖になります。

地元の昔からの常連さんと一部のラーメン好きに愛されているこのお店、一般的には微妙な立場かもしれませんが、あちこちのラーメン屋さん巡りをしている人には一度訪ねてみてほしいお店であります。


北京屋

静岡市清水区神田町4-16(清水岡小近く)
0543-52-7962 月曜休み 時々日曜休みあり
11:20~ 麺・スープが終わるまで

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ブノワトン@神奈川県伊勢原市

kage

2006/12/03 (Sun)

パン焼きあがりましたぁ! ブノワトン

  残念ながら店主死去のため、閉店しました
神奈川県西部地方で一番人気があるパン屋さんといったら伊勢原市のブノワトンでしょう。地元はもちろんのこと東京、横浜方面から電車や車でお客さんが詰め掛けています。パン好きならば東名高速や小田急線を途中下車しても寄る価値アリかと思います。

棚にはパンが所狭しと並んでいます


全国的に有名なお店ですので、さぞかし大きなお店かと思っていたら、街場のパン屋さんと同様の大きさ、横長で広さは20畳ほどしかないでしょうか。そこにパンとお客さんがぎっしりと詰まっています。坪効率を考えたら凄いことになりそうです。

このお店のウリはおいしいパンはもちろんのこと、次から次へと焼きたてパンが登場することです。「○○が焼きあがりましたぁ!」「土日限定の△△が焼きあがりましたぁ!」「この季節だけの■■が焼きあがりましたぁ!」と、奥のパン工房から良い香りとともにトレイに載ったパンが運ばれてくるのです。

このフレーズが店内にこだますると同時にお客さん達が一斉にそのトレイに向って殺到するのです。「これ、この前来たときは売り切れていたのよねぇ」とか「おいしそうだなぁ」「初めて見た!」と歓声が上がります。パンとパン屋とパン好きが一帯化する瞬間かもしれません。

この焼き上がり爆弾攻撃のおかげで広いとは言えない店内はパンだらけになっていきます。バゲットなどのハード系からフルーツがたっぷり載ったヴィノワズリー、サンドイッチ、そしてお洒落な店には不釣合い?な焼きそばパンまで百花繚乱、色とりどりで値段も100円以下のものからけっこうな値段なものまで様々です。

店頭にお勧めが書かれています


ここはパンと同様にパンの説明POPが詳しく書かれています。どのような素材を使いどのように焼かれているか、ひとつひとつのパンに愛情を込められて書かれています。これら諸々の状況も手伝って、どのお客さんのトレイもパンがてんこ盛りです。5千円以上買うお客さんも珍しくありません。ハレとケの世界が混在している摩訶不思議なパン屋さんです。

そんなパン屋さんのパンは、おいしいです! 

特に焼きたてのパンを辛抱できずにクルマの中でつまみ食いすると車内にはパンの香りが、口の中には小麦の芳香とが広がります。ほんの一口のつもりがついついまるごと1個、さらに他の焼きたてパンにまで手が伸びてしまいます。これはパンの麻薬状態です。この日は3種のチーズが入ったアッという間にバゲットを食べつくしてしまいました。

家に到着したら落ち着いてパンを味わい尽くします。ここのパンの特徴は、でのパンも手抜きが無くしっかりと、そのパンの特徴を最大限に生かすように材料や製法を選んでいることでしょう。ですからどのお客さんもたくさん買うのだと納得しました。

これが噂のクロワッサンです


この店の看板商品のひとつであるクロワッサンアンティークは、カラスをモチーフとした形が印象的です。小ぶりですが、味わいはリッチです。濃厚なバターの香りと生地のサクサク感のバランスが取れています。人気商品ですので予約が必要とのことでしたが、この日は運良く在庫がありラッキーでした。あちこちの店でクロワッサンを食べましたが間違いなく上位にランクされるおいしさです。

甘いヴィノワズリーは、ショーケースにケーキのようにディスプレイされています。今日は、定番商品のキャラメルバナナと季節物のモンブランを購入しました。

キャラメルバナナですよ


キャラメルバナナは、こってりしている中にも繊細さを感じさせてくれます。焼いて甘さが増したバナナとちょっと苦味が大人っぽいカラメルのハーモニーがいけます。クロワッサンよりもパイを重厚にしてフィリングをガッチリと受け止めています。ボリュームがあるのでケーキに物足りなさを感じる男性にも受けると思います。

下手なケーキ屋さん顔負けです


ケーキでおなじみのモンブランは、ブノワトン流の解釈が楽しいです。ケーキではムニュムニュの糸状の栗のペーストが焼いてあって、ザクッという歯ごたえが新鮮です。中のカスタードクリームと栗の渋皮煮とタルト生地との相性もバッチリです。パン屋さんのモンブランとしてはなかなかの出来ではないでしょうか。

バケットなどのハード系食事パンも大充実です。ワインとチーズとここのパンがあればワインがぐいぐいといけちゃいます。この店のハード系パンは、天然酵母使用はもちろんの事、粉にまでこだわっています。ハルユタカやナンブといった各地方の地粉を丁寧に石臼で挽いてじっくりと焼いていますから、味わいが一味違うような感じがしてきます。重厚というよりも噛み締めるとじんわりと滋味あふれるといった感じです。ドライフルーツが入ったものやアンチョビが入ったものまで各種あります。

プチサイズのバケットが充実しています


この日は食べなかったのですが、この店の惣菜パンは、具までこだわっていてそれはそれはおいしいそうです。自家製の極太のソーセージを使ったものや自家製サラミのバケットサンドイッチや豚のシチューを入れたパン・・・などなど次回は是非買うぞ!と誓いました。

しかし、ここのパン屋さん、これだけの種類のパンを仕込んで販売するのは並大抵のことではできないと思ってしまいます。オーナーはもちろんのこと、修行しているブーランジェリーの卵さん達や店員さん全てがパンが好きで好きでたまらないんでしょうね、きっと。

ガラスを多用した明るいお店です


この手の本格的なパン屋さんって専門的になりすぎる事がありますが、この店は雰囲気も種類もデパ地下のパン屋さんのように気軽に利用することができます。しかも値段はデパ地下のお店と同じか安いくらいで、おいしさは数段上ではないかと思います。これが東京や横浜からパンフリークが大挙してが訪れる秘密かもしれません。

このお店の片鱗が気軽に静岡で感じさせてくれるのが静岡県立美術館の下のプティ・タ・プティかもしれません。なぜならプティのオーナーはブノワトンで修行したことがあるからです。


ブノワトン

神奈川県伊勢原市板戸645-5(国道246号板戸交差点近く)
0463-91-6710 10:00~18:00 火曜定休

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