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山正@沼津市

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2009/05/31 (Sun)

肩肘張らない寿司居酒屋! 食事処・山正

行ってみたいと思い焦がれていたお店にやっと行けた時はうれしいものですが、そのお店が思った通りのおいしさと居心地の良さが備わっていたら、紹介しないわけにはいきませんね。今回の沼津の山正はまさにそんなお店でした。

おまかせ握りその1

このお店は、元々干物を主とした魚屋でしたが、息子さんが料理の修業に出て、お店の奥で寿司を中心とした居酒屋さんを4年ほど前に開店したものです。昼のランチは連日行列ができるといいますし、夜は夜で週末を中心に予約が取れないほどの人気店なのです。店構えは小さいですし、暖簾なども控えめで心配になってしまいますが、お店に入れば凛とした正統的な料理屋さんです。

今回はディナータイムに訪問してみました。お店はカウンターに10人ほど、座敷・小上がりに4人ほどが座れる小さなお店ですが、座ってから30分ほどで満員になりました。もちろんこの日も予約段階で一杯のようでした。また、多くのお客さんが次回の空いている日にちを聞いていたり予約をしているのを目撃しました。2日前に予約できた我々はラッキーだったのかもしれません。

お通しも魚です

居酒屋さんや料理屋さんではお通し、先付けが飲み物と一緒に出てきますが、さすが海のもの専門店だけあります。ガラスの涼しげな器に入っているのは小さいながらもプリプリな小鰯のお刺身です。生姜醤油で頂くと口の中一杯に光物、青魚特有のさわやかな香りと味が広がっていきます。原価が安くても手間隙かけたこのようなものがさりがなくお通しで出てくるとこれからの展開が楽しみになってきます。

最初はお刺身の盛り合わせを注文しました。単品もありますが、初めての訪問ですので、お任せで。1人前1,500円からということなので、これからのことも考えて2,000円でお願いしました。寿司屋で刺身を食べると驚くほど高いことがあって会計の時にびっくりしますが、こちらのお店はお値打ち感ばっちりでした。しかも値段以上にそれぞれの魚介類が良いのです。

刺身の盛り合わせですよ

この日の盛り合わせは、中トロ、赤ムツ、金目鯛、鯵、じんどういか、かつを、〆さば、鳥貝でした。どれも2切れから4切れは載っていますし、じんどうにいたっては身とゲソの両方がたっぷりとありました。これなら2人で十分な量ですね。(刺身のお皿が長いため写真は半分しか写っていません)

この中で気に入ったのは全部!と言ってもいいほどでしたが、しいてあげると、じんどうイカの甘さとさっぱりとしたバランスの良さ、初かつをとは思えない脂の乗りの良さ、〆鯖の新鮮さと〆具合の良さなどでしょうか。この刺身の盛り合わせを食べると地の魚に恵まれた沼津という静岡はおろか日本でも有数の魚港を持つ利点を感じます。

金目鯛のかぶと煮です

日替わりのお品書きを見てみると煮魚や焼き魚に何種類かあります。好きなものを頼むのが一番良いのですが、お店の人に本日のお勧めを聞いてから頼むのも悪くありません。すると金目鯛が時期外れにも関わらず伊東の川奈産の2キロほどのものが良いということで、この兜煮を注文しました。まぁお隣さんにきていた兜がおいしそうだったというのも大きいのですが・・・。

この金目鯛の兜、700円という値段が嘘のような大きさです。伊豆の観光地の磯料理屋さんなら倍近くはするかもしれません。刺身で食べられる金目鯛ですから身もほっくりしていますし、煮汁は濃いのにそれが具合良く染みているので皮の部分の塩っぱさと中のさっぱりとした部分の対比がたまりません。もちろん兜煮ですから目玉の周りの所などは最高です。白いご飯があればこの煮汁を掛けて食べたいほどでした。

深海魚のでんでんの焼き魚ですよ

煮魚ときたら焼き魚も食べなくてはいけません。これも何種類かあります。太刀魚やイサキなどもありましたが、地の魚ということで「でんでん」を頼んでみました。大将も「こんな大きなでんでんはでんでんお店に入ってこない」と、オヤジギャグで答えてくれましたが、普通は天ぷらやフライのネタとしてお馴染みのものだけに私も焼き魚としては始めてのでんでんでした。

果たして、その成果はでんでん大丈夫でした。真鯛や石鯛などともイサキなどとも違う身の柔らかさと味の違いがあるものでした。今まで食べた中では目鯛に似ている感じですね。白身なのですが深海魚特有の水分量が多い感じで焼きの技術が高くないとボロボロになってしまうほどの身がもろいのです。甘さや旨さでは真鯛やヒラメなどには負けますが、地の魚を食べることができたので良しとしましょう。何事も一期一会ですからね。

これまでの展開でけっこうお腹も膨れてきましたが、このお店にきてお寿司を食べなくてはいけません。これも単品で好きなものを好きなだけ食べることも可能ですが、お値打ちなのはお決まりのメニューです。特に一番高い10貫で2,800円の特選(特上?)のものはお店イチオシのネタがババーンと登場します。大将に本日のネタを聞いてから嫌いなものがあれば交換もしれくれると思います。この日は我が家の好きなネタのオンパレードでうれしくなってしまいました。

おまかせ握りその2

ガラスのお皿に載ったものは右から穴子、醤油イクラ、うに、蒸し海老、小肌、鳥貝、赤貝、じんどうイカ、金目鯛、中トロです。さらにこれにアラ汁が付きます。この値段でこのネタはけっこう頑張っていると思います。街場の普通の寿司屋でしたら、1貫づつ、うやうやしく出てくるほどのものだと思います。しかし、このお店ではさりげなく出てくるのが憎いですね。

握りの技術やしゃりの具合、光物の〆具合、穴子の江戸前の仕事など寿司だけを突き詰めて評価すると寿司だけを出す東京などの店に比べると厳しいものがありますが、沼津、そして寿司も出す料理屋、食事処として評価すると十分に合格だと思います。ひとりでひとつのお決まりやちらしを食べるのは他の料理が食べられなくなる可能性が高いですが、色々な料理を楽しんだあとに2人でこのお決まりはアリだと思います。

〆の巻物はオリジナルで注文!

さらにこの店に慣れてくれば単品でお寿司を頼んだり、5つほどお任せで頼んでもいいかと思います。我が家ではお寿司屋の〆の一品は巻物と決めています?ので、この日も大将にあれこれ尋ねてオリジナルのものを注文しました。このお店ではガリと魚介類を一緒に巻いたさっぱりとしたものがお勧めということで、刺身でおいしかった〆鯖を天城のわさびを強めにしてもらって巻いてもらいました。

そうしたらこれが旨かったですね。大きく切ったレアな〆鯖のねっとりとしたリッチさとガリとわさびのさっぱりとした辛さのマッチングが最高です。我が家のやり取りを聞いて他のお客さんも注文して唸っていまいしたが、この手の巻物、特に細巻は寿司屋ならではの大いなる楽しみだと思います。

居酒屋、料理屋さんといったらお酒も気になるものですが、このお店は日本酒、焼酎を中心にワインなど色々揃っています。さらにうれしいことに「お酒など飲み物で儲けることは考えていない」という大将の言葉通りにお勧めの辛口の日本酒は1合で450円からあります。

日替わりのメニューですよ

この店のようなお寿司を出す料理屋さん、寿司屋なのに居酒屋化しいてるお店というものは静岡県内には一杯ありますが、間口を広げようと天ぷらやフライまで出す店や常連さんが幅を利かせて一見さんが入りにくい店がけっこうありますが、このお店は、油の匂いがする天ぷら類は出しませんし、メニューも創作的なウケを狙ったものもない至極真っ当なものがほとんどですし、常連さんが多いといっても分別をわきまえた大人のお客さんが多くてとても居心地が良いのです。

この居心地の良さは、愛嬌がありながらもキリッとした仕事振りとえこひいきをしない大将の人柄と愛想と人当たりの良い奥様を中心としたサービスの良さが大きく買っていると思います。さらに地元の人と観光客、それも魚が好きで沼津港周辺でなくこの店に通うお客さんの盛り上げもあるのでしょうね。

今回は、夜の訪問でしたが、ランチはもっとお値打ちのようです。詳しくはケイさんのブログを参考にしてみてください。開店前からお店の前に行列ができるほどの人気だそうです。昼も夜もこの太っ腹な魚の安さはオヤジさんからの代の魚屋ということも効いているのでしょうが、家族経営+α、自分のお店、繁華街からちょっと外れた場所ということも大きいのでしょう。このお店を知ったら沼津港周辺の混雑したお店へはなかなか行けなくなってしまいます。

この

と、この山正、魚を売りにしているお店がたくさんある沼津にあっても質と量、特にコストパフォーマンスの面でお勧めできる料理屋さんだと思います。夜なら飲んで食べてひとり5千円程度、ランチなら千円程度だと思います。予算が許せば冬はふぐ、夏はアワビなども予約で堪能できます。まもなく父の日です。魚好き、お酒好きの父親孝行にこのお店でご馳走するのは良い手だと思います。

P.S鮮魚店で売っている干物はオヤジさんのこだわりのもの天日干しのものだそうで、夜の訪問時でも事前に取りおきできるそうですよ。
姉妹ブログの静岡道楽日記で「沼津グルメ三名山物語」をUPしました。皆様も三名山登頂してみませんか?


お食事処 山正

沼津市平町3-10( 沼津市立図書館近く)
055-963-0377 
(昼の部) 11:30~14:00 13:20(LO) (夜の部) 18:00~23:00 22:00(LO)
 
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観音温泉@下田市

kage

2009/05/17 (Sun)

奥伊豆に隠れた名湯あり! 観音温泉

温泉天国の伊豆にあって、下田の観音温泉は我が家のお気に入りの温泉施設です。伊豆は東西南北、中に奥・・・と数多くの温泉に浸かってきての結論ですが、お湯の存在感が他とはあきらかに違うと思っているからです。

これがおすすめのアメリカンスパですよ

下田というと、海!のイメージがありますが、この観音温泉のある場所は下田と天城と松崎のトライアングルの中心ともいえる山の中、里山の中にひっそりとあります。県道の下田松崎線から細い道を3キロほど入った「この奥に本当にホテルがあるの?」と思われるような場所にあります。

この観音温泉の別名ピグマリオンといいます。そして日帰り温泉でも入れる立派な浴殿がガラティアと、なにやら怪獣映画かギリシア神話に出てくるような別名がついています。でも怪しげな宗教的なものでなく真っ当な温泉、しかも鉄筋造りの大きなホテルですから安心をしてくださいね。

立派な浴殿です

さて、ここの温泉の良さといったら、なにはなくても温泉の持つパワーです。温泉の魅力のひとつに『ツルツル』とか『ヌルヌル』といった肌触り、浴感がありますが、こちらの温泉はヌルヌル中のヌルヌル、水に入っているというよりもなにか化粧水、栄養クリームにも入っているような肌にまとわりつくような、なめらかなものです。化学的にはアルカリ度が非常に高く日本でも指折りのものです。しかも強アルカリなのに軟水という優れたものなのです。このお湯に惚れ込んで東京などから通う人が多いそうです。

総檜造りの内湯です

このヌルヌルの温泉を一番気持ちよく感じさせてくれるのが内湯です。総檜の立派な浴槽は41,2度の適温からちょっと熱めのものと38度程度のぬるめのものがあります。寒い時期なら熱めの浴槽で体をあたためてからぬる湯でまったり、春から夏の時期はぬる湯でウトウトまどろむのがぴったりです。石造りの浴槽が多い昨今ですが、やはり檜の浴槽が好きですね、私は。もちろん、湯口から飲泉できます。

この内湯、浴槽はもちろん源泉掛け流しですが、洗い場のシャワーやカランからも源泉が出てきます。これは源泉が豊富だから出来ることで、これで髪や体を洗ったらピカピカツヤツヤになってしまいます。おまけにシャンプーやリンスなどは、ここの温泉水から作ったオリジナルのものです。さらに源泉で顔を洗うことができる木製の台まであります。特に女性用の浴場では『美顔の湯』という顔専用のジェット風呂、泡風呂?まであるそうです。

石造りの露天風呂です

最近の温泉には露天風呂が必須アイテムです。こちらも山の中ですから当然のごとくあります。名前は『星空の満天露天風呂』とありふれたものです。が、やはり源泉100%のお湯は気持ちよいものです。しかもぬるめの温度は春とか秋の気候の良い時期には最高です。露天風呂は内湯と違って石造りとなっています。注意することは、日陰がないので晴れの日には日焼けに注意することと、午後の早い時間にはお湯が溜まりきっていないことがあることです。

そして、このガラティアならではの浴槽にアメリカンスパ(一番上の写真)なるものがあります。これは比較的新しく追加されたものでレトロな建物の中に大きなジャグージが備えられているのです。浴槽の縁にあるボタンを押すと物凄い勢いでジェット水流が巻き起こります。これに腰とか肩を当てると凝っている体がフニャフニャになってくるのがわかります。この浴槽はキワモノ扱いなのか人気があまり人気が無くすいていることが多いのでまったりするも良し、大きいのでウォーキングするも良しと、密かにお勧めできます。

小さめのサウナですよ

この他にも、屋外に小さなサウナもあります。『森のサウナ』と名づけられており、寒い時期には体を暖めるには具合がいいですね。本格的なものではないので、サウナマニアの方にはお勧めできませんが、やはり小さくてもサウナがあって汗を体内から搾り出すのは気持ちいいものです。

と、ここの温泉はアルカリ性単純泉という温泉の基本中の基本のもので、無味無臭で硫黄泉や鉄泉などの匂いや色などの個性は感じられませんが、実際に入って自然と体が喜ぶ気持ち良さ、心地良さがあると思います。特にこのヌルヌルさ、ビロードのような肌触り、美肌の湯は特に女性には喜ばれると思います。

お洒落なインテリアのロビーです

この女性好みの仕掛けはハイセンスなロビーのラウンジやタオルがいらないエアータオル、更衣室にある各種のオリジナル基礎化粧品やおみやげコーナーにある化粧品のお試しコーナーなどにも感じられます。増築を重ねて館内の造り、動線がイマイチなところや従業員の中にはぶっきらぼうな人もいて気になるかもしれませんが、日帰りなら問題ないと思います。(宿泊すると違うかもしれませんが・・・)

オリジナル化粧品も試せますよ

なお、観音温泉といったら温泉水でも有名です。色々な大きさのペットボトルなどで販売されていますし、更衣室にある冷たいボトルジャグでグイグイと飲むことができます。お風呂の前後には水分の補給が必須ですから有難いものです。

と、下田の観音温泉はアクセスがあまり良くない場所にありますが、温泉好きの人、長湯派の人、ヌルヌルのお湯に関心のある人ならば一度は寄ってみても損はないと思います。ホテルの立ち寄り湯ですから1,000円とちょっと値が張りますが、2,3時間はのんびりとできますから、入浴後は心身ともにリラックスでき、値段も納得できると思います。

P.S.入浴可能時間が短いのでご注意ください。麓の県道沿いにおふくろまんじゅうというおいしいまんじゅう屋さんがありますよ。


奥下田 観音温泉

下田市横川1092-1
0558-28-1234 12:00~15:00入館まで 年中無休 

エピセヌーベルシノワ@横浜市中区

kage

2009/05/03 (Sun)

横浜元町でお洒落中国料理を! エピセ

横浜市で開国150年祭が始まりました。これから秋にかけてあれこれイベントが開催されます。ETC割引もありますし、今年は横浜へ足を伸ばされる方も多いのではないでしょうか。そして横浜といったら中華街で中国料理を、ということになりますが、今回はあえて元町でヌーベルシノワを提案します。

四川風の大きい唐辛子が特徴です

せっかく横浜へ行くなら中華街で食べたいというのが観光客の欲求だと思うのですが、この日本で最大規模の中華街、幅と奥行きが広すぎてなかなか自分好みの一軒を探し当てるのが難しいのではないかと思ってしまうのです。有名な店は混んでいたり、高かったり、大人数でないと真価を発揮しなかったり・・・と。デートや友人2、3人で、となると意外と選択肢が狭くなってしまうのですね。

そんな時は中華街のお隣の元町のエピセ・ヌーベルシノワです。このお店ならば2人でも大丈夫です。というかフレンチやイタリアンのようにコース仕立てで少しずつおいしいものが飽きることなく食べることができるので少人数の方が真価を発揮するといえるでしょう。しかもお値段もそれほど高くないのです。元町のメインストリートから路地を少し入っているうえに地下にあるお店なので、まさに隠れ家と言っていいでしょう。デートでこのお店にさりげなくエスコートできたらポイントアップ間違いないと思います。

中国料理店とは思えないシックな店内です

我が家は年内最終営業日のランチにお店に伺いました。お決まりのランチコースは1,890円のものと2,940円のものがあります。この差の違いは食材と高いものは温い前菜がひとつプラスされます。プリフィクスではありませんが、コースの中に苦手なものがあれば他のものへの交換など対処をしてくれるそうです。この辺りは小さなお店ならではのサービスだと思います。我が家ではいつものようにひとつづつオーダーしました。

生野菜を使っているのも良いですね

前菜は、安いコースのものが『寒ブリのカルパッチョ、サラダ仕立』、高いものが『大正海老のフリットのサラダ、カラスミ掛け』です。中国料理では普通、生の野菜が出ることはほとんどありませんが、さすがヌーベルシノワだけあって、前菜にはサラダ仕立のものが多いようです。盛り付けも供される皿も見た目はフレンチやイタリアンとほとんど変わりありません。

が、食べてみればちゃんと中国料理として成立しているのがわかります。寒ブリのカルパッチョのソースには四川風のピリ辛いものが使われていますし、海老の下処理と味付けは中国料理の手法にのっとっていますし、一番上のエスプーマ(泡)には四川の山椒の風味がしているから驚きです。どちらの皿もスターターだけに味と香辛料の使い方は控えめですが、これからの料理に期待を持たせるには十分の出来栄えだと思います。

上にのったエスプーマがフレンチっぽいですね

この前菜からわかるようにこのお店はヌーベルシノワには珍しい四川を土台にしたものです。ヌーベルシノワというと、広東料理ベースのものが多いですが、四川料理の辛さと痺れる麻の良さだけを引き出しています。本場の四川料理のようにガツンとくるようなものはありませんが、ジンワリと辛さと痺れがくるので、辛さが苦手な人でも大丈夫です。

この良さを一番表現できていたのが『三陸産カキの四川炒め』でした(一番上の写真)。これは高いコースの温かい前菜として登場したもので。旬のプリップリッの牡蠣を揚げたあとネギとアスパラ、豆苗と一緒にピリ辛いソースで炒めたものです。大きな四川唐辛子は見た目は辛そうですが、爽やかな辛さだけ上手に引き出しているのです。普通の四川料理屋でもこのような料理は多いのですが、ラー油が多くて油っぽくなることが多いのですが、この店は油控えめなのも良いですね。

盛り付けもお洒落です

メインは安いコースのものが『海老と聖護院かぶらの炒め』です。今度のお皿はイタリアンのパスタのように真ん中がくり抜いてあるものです。見た目はエビマヨですが、京都の聖護院かぶらと合わせているのが新鮮です。この中国料理に余り使わない和や洋の材料を色々と使ってくるのもヌーベルシノワの特徴だと思います。

けっこうなボリュームがあります

もうひとつの『豚トロ肉の香草焼き』は、前の『カキの四川炒め』に比べて平凡な仕上がりでした。豚肉は柔らかくて上質なのですが、味付けがこれといった冴えがありませんでした。コースがお決まりですので、このような時はつらいですね。ちなみにアラカルトもこの店は充実しており、前菜が500円から1,000円程度、メインが1,500円から3,000程度のほかにおつまみが500円程度のものがあります。

メインの後は〆のご飯か麺料理が待っています。ここまでのお皿で、このお店のレベルの高さがわかってきましたが、ここでも他の中国料理店とは一線を画す軽めの仕上がりにうれしくなります。『カニとフカヒレのあんかけ炒飯』は高いコースのものですが、さすがにフカヒレの質はそれなりですが、化学調味料に頼らない味付けとパラリとした炒飯の調理技術の確かさはここでも光ります。

最後はご飯もので〆ます

コースにはもちろん、デザートが付きます。杏仁豆腐か温かいココナッツぜんざいを選べます。どちらもミニサイズですが、手抜かりのないちゃんとしたものです。しかし、杏仁豆腐は他の店でもおいしい店がありますから、それほど期待しない方がよいかもしれません。もちろん中国茶は最初からポットで出てきますし、ワインなどのアルコール類も充実しています。

と、このお店はイタリアンやフレンチではお馴染みのサービスとスタイルです。最近では静岡でもこのようなお洒落感を売りにしている中国料理屋さんも増えてきていますが、料理自体は中国料理の枠から出ることなかったり、創作料理っぽいものは完成度がイマイチな面もありがちですが、このお店は四川料理の基本がちゃんと出来ている上にフレンチやイタリアン、日本料理の良い面を取り入れ、店独自のオリジナリティ、シェフのカラーを上手に出していると思います。

中国茶っておいしいですね

この料理で、この値段で、この内装で、このサービスで・・・と、満足、満足のランチだったのですが、気になったのがお客さんの入りの少なさです。年内最終営業日だからと思ったのですが、どうも色々なブログを読んでいると、普通の土日でもそれほど混雑していないということなのです。場所が中華街の近くの目立たない場所にあるのが影響しているのでしょうか?私としては、もっと注目されていても良いと思うのですが・・・。

私ならば横浜行くなら昼はこちらの店でお値打ちなランチをして、さらに中華街で福建や上海、広東料理のディープな店でディナーを楽しみたいですね。2度続けて食べても食べ飽きない魅力が中国料理にはありますから。


エピセヌーベルシノワ元町店

神奈川県横浜市中区元町2-88 元町シエテB1F(元町商店街内) 
045-662-1485 月曜日休み
平日 11:30~15:00 18:00~23:00 土日祝 11:30~15:30 17:30~23:00  

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