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アリア、中島屋、金与食堂@周智郡森町

kage

2009/10/18 (Sun)

遠州の小京都、森町を1.5倍楽しむ!

深まる秋とともにしっとりとした街を散策したくなります。そうると京都ということになるかと思いますが、京都は遠く混雑もしています。そんな時には気軽に遠州の小京都と呼ばれている森町にふらりと出かけてみるのはいかがでしょうか?

森の町並は情緒がありますよ

秋葉街道の宿場町として栄え、周りを山に囲まれ、街の東には太田川が流れている感じはどこか京都を思わせてくれます。小国神社や森の石松で有名な大洞院などの名刹も多く、ドライブに良し、のんびりと天竜浜名湖鉄道で行くも良しと日帰りで行くには最適と思います。また静岡市方面の人はまだ行ったことのない人も多いのではないでしょうか。思わぬ発見があるかと思います。


1、ジェラートショップ アリア

そんな森町でプラスアルファの楽しみといったらおいしいもの探しです。まずはなにはなくともスイーツですね。それもひんやりとしていて喉を潤すにはぴったりのジェラートとシャーベットなんていかがでしょうか。森町の街中にある高柳米穀店というお米屋さんがアリアというジェラート屋を店内にオープンしていて評判となっているのです。

栗とマンゴーをWで

こちらのお店の特徴といったらなんといってもその種類の多さでしょう。普通のジェラートショップですと10~20種類程度なんでしょうが、こちらのお店は店頭の冷蔵ケース以外に店内の冷凍庫にストックがあり、そこから注文の度にサーブしてくれるのです。メニューは季節のものから年間を通じて50種類ほどあるというのですから凄いですね。この日も秋らしいメニューを中心に欲しいもんばかりで目移りしてしまいます。

まずはジェラートから栗を選びます。地元の和栗もありましたが、ここは栗にラム酒を入れたものを選択。もうひとつはシャーベットからマンゴー、それも完熟のペリカンマンゴーを贅沢に使ったものを選びました。これで500円弱です。普通のお店のものより割高になりますが、良い材料を使用しているから仕方がないのかもしれませんね。ノーマルのものだとシングルで280円、ダブルでで380円からあります。

種類豊富でびっくりします

さて、気になるお味です。ラム酒入りの栗のジェラートははっきりとしたラム酒の風味と香りが効いています。それも安っぽい香料でなくちゃんとしたラムのものです。このラム酒に負けない栗の甘みと旨みがバランスよくマッチしています。まさに大人のジェラートです。気に入りました。

もうひとつの完熟マンゴーは、自然のマンゴーの甘さと濃厚さが上手に表現されていましたが、値段を考えると普通のマンゴーで十分かなと思ってしまいました。プラスアルファの良さがわからなかったのは私のマンゴー経験の少なさからくるのかもしれません。が、十分に手作り感と素材の良さはわかりました。

こちらのものも選ぶことができますよ

こちらのジェラートや果物を使ったケーキなどは、奥さんが10年間ケーキ屋さんで働いていた経験にプラスして本場イタリアの手法を忠実に守っているからできるのだと思います。お店で食べるものだけでなくカップに入った冷凍品をお土産にすることもできます。事実、私は磐田のパッションフルーツを栽培している農家さんで食べたシャーベットが初体験でしたし、静岡県内を中心にあちこちのお店でこちらの製品が置かれていることからも人気があるのがわかります。お店の場所がちょっとわかりにくいですが、アイス好きの人は一度行かれてみても損なないと思います。


2、菓子司 中島屋

もうひとつ、甘いもの屋です。森町をクルマで走っていると気がつくのは和菓子屋さんが多いことです。旧い町並みの街角や郊外の大通り沿いなどあちこちに和菓子屋さんがあるのです。これはお茶が主産業ということと、古くからの宿場町と旧春野町や三倉地区などの住民のごちそうとしての和菓子の存在があったのかなと推測します。あとは銘菓梅衣の存在でしょうか。

森町には和菓子屋さんが多いのです

今回の中島屋もそうですが、森町の和菓子屋には必ずといっていいほど梅衣という和菓子があります。これは各お店独自の味付けがされていますが、基本的に求肥の中に漉し餡を入れたものを糖蜜で甘しょっぱく漬けられた紫蘇の葉で巻いたものです。ベトベトしていて食べにくいですが、他所ではなかなか味わうことができないものだと思います。

森町の和菓子といったら梅衣です

こちらの梅衣は、ちょっと濃い目の紫蘇の味付けと中の甘さがしっかりと残る餡子のバランスの妙がいいですね。こぶりなのでパクッといけちゃいます。もちろん濃い目の日本茶と合うのはもちろんです。これでひとつ100円ちょっとなのはうれしいですし、バラ売りしているうえに鷹揚に包装されていないのも良いですね。この梅衣、各和菓子屋で微妙に味付けが違うので食べ比べしてみるのも面白いかもしれません。

こちらのお店は、味噌饅頭や昔ながらの大福や季節のお菓子などももちろんありますが、和風ロールケーキやシュークリームなど和洋折衷のお菓子も充実しています。地元の人の最近の志向とケーキ屋さんが少ないのも影響しているのでしょう。さらに若旦那さんが専門学校などで勉強、修行してきた成果だと思います。

森の衆というネーミングもいいですね

今日はそんな中から『森の衆』とネーミングされたクッキータイプのシュークリームと生クリーム大福のお茶味をいただきました。森の衆とは方言で森の人々という意味です。注文するとその場でカスタードを詰めてくれます。外側の皮はカリカリッで食感がいいですね。最近流行りのゴツゴツした皮ほど主張が強くない程良さの中に甘さをしっかりとしたカスタードクリームがたっぷり入っています。このしっかり感としつこくないのにしっかりとした甘さが残るのは地域性からくるのかなと思われます。

生クリーム大福もそのような感じでしたが、値段も考える以上にお値打ちでスーパーやコンビニでスイーツを買うのと同じ感覚で気軽にお菓子に親しめるのは偉いと思います。確かにお金を掛ければこちらのお店以上のものは買えるでしょうが、この値段でこの味と質をどのお菓子も維持しているのは家族経営だからこそできるのだと思います。このようなお店がしっかりと根付いているのは森町らしいですね。


3、金与食堂

森町は甘いものに比べて劣るのが食事処でしょうか。国道1号線沿いの袋井や掛川に比べると、昔ながらの食堂や小さなお店が多いのが現状です。そんな中、異彩を放っているのが金与食堂です。このお店は昔ながらの丼や定食を出す一方、宴会もやる地方の町にはよくある形態のお店です。ちょっと変わっているのが若旦那が四川料理屋で修業したので、なかなか本格的な四川料理を出すということです。

本場四川の味です

このお店は掛川市在住のこの方のブログで知ったのですが、確かに四川料理に関しては専門店顔負けのものでした。今日は夜に訪問したのでお得なランチメニューがなかったので陳式麻婆豆腐丼を花椒を効かしてちょっと辛めでお願いしました。あと自家製のシュウマイも一緒にサイドオーダーしてみました。

この日は新しいお店になって間もないためなのか、だいぶ待たされてから到着しました。陳式と名乗っているだけあって自家製とおぼしき赤いラー油が最初に目に飛び込んできます。量もたっぷりなのがうれしいですね。麻婆豆腐というと最近では家庭でも中華料理屋でもポピュラーなものになりましたが、やはり本格的なものは香りと独特の味付けが違いますね。油っぽいけどその油が嫌味でなくおいしさにつながっているのは流石です。ただ豆腐にスが入っているというか火が入りすぎているのが気になりました。あと豆腐をグレードアップするともっとおいしくなると思います。

シュウマイも自家製ですよ

サイドオーダーのシュウマイは、柔らかめの仕上がりです。肉と餡のバランスも良い具合で丁寧に作れらているのがわかります。この手の点心の出来で調理している人の腕ってわかりますからね。大きめなものが4個入っていたのですが、食べきれずに2個はお持ち帰りにしてもらいました。

こちらの主力メニューは昔ながらのカツ丼などの丼ものとか焼肉定食やごく普通のラーメンですが、メニューを見てみるとどれもお手頃な値段です。この日もアッという間に満員になりましたが、値段と味とボリュームのバランスがいいから地元の人に愛されているのでしょう。新しいお店といっても内装も派手さはなく年配の人も違和感なく食事できる雰囲気があります。

食堂なのに四川料理が・・・

そんな食堂と坦々麺や海老チリなどの四川料理はある意味ミスマッチですが、一品料理でも千円以下というお値打ちさと本格的な味、普通の定食メニューという懐の深さは使い勝手の良さがありますね。私などはメニューにないもの、季節の食材や中華独特な香辛料や調味料を生かしてお任せで四川料理だけでコースを組んでもらって宴会をしたいくらいですね。次回は坦々麺を食べにいきたいです。

と、森町のお店は国道から離れているためか大手チェーン店の進出がない、少ないのもあって地元のお店が頑張っています。それも跡継ぎの人が若い感性を昔ながらの伝統をいかしつつ多くの人に愛されるように創意工夫している姿勢に応援したくなります。確かに静岡市や浜松市などの都市と比べてしまうと見劣りしてしまう面もありますが、それ以上の魅力を秘めていると思います。小さな街の小さくてもキラリと光っているお店、このような光景って少なくなってきていますから大事にしていきたいですね。

P.S.私のもうひとつのブログ、静岡道楽日記にて「街歩き、路地裏探検の愉しみ」と題する記事をUPしました。よろしければご覧ください。

ジェラートショップアリア

周智郡森町森214 高柳米穀店内 (森町役場近く)
0538-85-2354 9:00~19:30 無休

菓子司 中島屋

周智郡森町森1552-2(遠江森駅近く)
0538-85-2310 8:00~19:00 水曜休み

金与食堂

周智郡森町森(東)1705-4 (県立森高校近く)
0538-85-2325 11:30~14:00 17:30~21:00  月休み

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和楽@伊豆市

kage

2009/10/04 (Sun)

湯の町修善寺の庶民派和菓子屋! 和楽

温泉町、観光地の和菓子屋さんというと、温泉饅頭や旅館のお茶菓子、お土産用のお菓子を製造販売しているイメージが強いですが、こちらのお店は、それらよりも地元の人たちが普段使いできる季節の和菓子を得意としています。温泉町でなくても住宅街や市街地にあっても何ら違和感がない感じです。

あんこの団子もおいしいですよ

その特徴をよく表しているのがお店の場所です。修善寺の温泉街でも駅前でもなく、駅の裏、静岡銀行近くにあります。大きなスーパーやドラッグストアも近所にある伊豆市民の日常のショッピングゾーンの一角になります。観光客以上に地元のお客さんが多いのではないかと思われます。

こちらのお店は普段使いの和菓子が多いのですが、私のイチオシは団子です。昨日はちょうど十五夜でお月見団子を食べる日だったようですが、そんなことに関係なく、こちらの団子や安くておいしいのです。団子専門店顔負けの出来栄えだと思います。そんなことを思う人も多いらしくショーケースの上にはたくさんの団子が並んでいます。

これがいちばんのお気に入りです

そんな中でもオリジナリティがあってお気に入りなのが「よくばり団子」です。どこがよくばりかというと、こし餡団子の上にみたらしの餡が掛かっているのです。餡団子とみたらし団子のいいとこ取りの団子なんですね。このようなものはえてしてバランスが崩れてしまうことがありますが、これは絶妙な仕上がりになっています。ちょっとしょっぱいみたらし餡が最初にきてから甘さ控えめな餡子が最後に追いかけてくる・・・憎い団子なんです。これならひとりで2,3本食べることが可能です。

もちろん、普通の団子もあります。今日は餡子がたっぷり乗ったあん団子をいただきます。こちらの餡子は丁寧に漉してあるのが特徴で控えめな甘さも相まってとても上品な一品になっています。団子本体もあくまでも柔らかです。団子好きには邪道と言われようとも上品な餡子にはこの手の柔らかさがマッチしているように思うのです。

秋のお菓子といったら栗ですねぇ

こちらのお店は和菓子屋さんですから、上生菓子や季節の和菓子も豊富に揃っています。秋の今はなんといっても栗のお菓子でしょう。栗きんとんに栗蒸しようかん、栗一粒を使った贅沢な和菓子など色々揃っています。今日は、栗が上にちょこんと鎮座した和菓子を購入しました。栗の下には白餡が隠れており、きっちりと和菓子の定法にのっとった仕事がなされています。特別おいしいということはありませんが、安心して食べることができます。

洋菓子系も揃ってます

この日は食べませんでしたが、和菓子の技法を取り入れた和洋折衷の菓子も何種類か冷蔵ショーケースの中に入っています。和菓子屋ではすっかりお馴染みになった生クリーム大福や地元の新鮮な牛乳を使ったプリンや、購入してから生クリームを詰めてくれるコロネなどが人気があるそうです。

前回、このコロネを食べたのですが、バター風味の生クリームには小豆が隠し味で入っていて、いかにもな和菓子屋のパイ菓子になっていました。完成度は有名ケーキ店などには負けますが、値段との兼ね合いを考えれば頑張っていると思いました。このコロネもそうですが、こちらのお店の人気商品や定番の和菓子が100円程度から200円程度で揃っているのもうれしいですね。

りんごのどら焼きです

あと、この店の人気商品には「弘法の麩餅」とよばれる麩饅頭や「小菊まんじゅう」というちょっと日持ちするお土産に最適なものがあります。その他にはどら焼きや大福、わらび餅など和菓子屋の定番商品があります。今日は秋らしくりんごを使ったどら焼きを買ってみました。日持ちが5日間というのはあれもこれも買いたい時にはうれしいですね。

見た目は小ぶりなどら焼きです。最近は大きさやあんこがたっぷり入っているものが人気があるようですが、やはり何事も適度なものがおいしいですから、これくらいのサイズがいいですね。皮はしっかりと焼きが入っています。固さもふんわり卵やはちみつがたっぷりなタイプでなくムッチリ密度が濃いタイプです。中には固さを残しつつ上手に煮たりんごのシャリシャリ感が白餡とマッチしています。

お店の前の黒板にはおすすめが・・・

と、こちらの和菓子は、見た目は派手なものはなくオーソドックスな伝統的な基本的な姿を残しつつ、どこか新しい流れや風を感じさせる仕上がりになっています。最近の和菓子、特にローカルチェーン店や温泉街や観光地のお土産和菓子はパッケージばかりにこだわっていて中身はインパクト重視でそれなりのものが多いのですが、こちらは食べてみておいしさがジワーと伝わってくるものが多いと思います。

これは、季節の材料や地元の食材や果物を上手に使い、日持ちよりもおいしさを優先するために添加剤や防腐剤などを使わない自然さにこだわっているからだと思います。このような流れはパンやケーキとも一緒ですね。このような和菓子作りをしている背景にはご主人さんの若さと東京の製菓学校の先生を務めていたということも関係していると思われます。

和風の佇まいです

先日、お店に伺った時に話をさせていただいた時に「近所の人や普通の人が食べたい時に食べたいだけ買えるような値段設定にしたい」「最高の材料を惜しげもなく使えばよりおいしい和菓子が作れるが、それよりもおやつとしての最良の和菓子を」「静岡県では島田のおほつ庵さんのご主人と仲が良い」なんてことをおっしゃっていました。

私もどこかおほつ庵と似た部分を感じていたのですが、やっぱりねという感じでした。最近多い新製品や奇をてらった商品作りや通販に一生懸命な話題先行の和菓子商売のお店でなく、しっかりと和菓子の修行をした上で自分なりの心構えや方向を持った背伸びしない地道な和菓子作りをしている若い職人さんのお店はやはり良いものですね。これから益々伸びていくような感じがします。

修善寺、伊豆というと、有名無名問わず和菓子屋は多く存在します。それぞれの店にウリの商品や人気商品、そして雑誌やテレビで登場する話題の和菓子も多いですが、ガイドやネットにあまり出ることのないこの店の和菓子は地味ながらしっかりとした安心して食べることができ、値段に見合った満足感を与えてくれると思います。こじんまりとしながらもセンスが良い和風の店、気持ちの良い奥さんの応対とも相まって、修善寺方面に遊びに行った際には寄ってみても損はないと思います。


和菓子 和楽

伊豆市柏久保1355(伊豆箱根鉄道修善寺駅、静岡銀行修善寺支店近く)
0558-72-4717  9:00~18:00 定休日 木曜日

 
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