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シェ・モンピエール@静岡市駿河区

kage

2010/11/21 (Sun)

女性のハートを鷲掴み! シェ・モンピエール

外国の料理というとフレンチとイタリアンが両横綱ですが、ここ最近はイタリアンが優勢の状態だと思います。が、フレンチレストランでも人気があって土日のランチタイムはあらかじめ予約しないと入れないというお店があります。そんな一軒が静岡市駿河区の住宅街の中にあるシェ・モンピエールです。

お魚のムースは柔らかですよぉ

こちらのお店は開店してから2周年を迎えたのですが、フレンチらしい少々クラシックな感じのする外観と内装を持っています。テーブルの配置もゆったりしていますし、個室もありますからのんびりと食事を愉しむには最適かと思います。まぁサービスについてはこれからの部分があるかと思いますが、若い女性スタッフが頑張っていますので段々と良くなっていくかと思います。

フレンチというとアラカルトとコースということになりますが、こちらでは値段によって違うお決まりのコースとなります。それも月替わりということのようです。最近では多くのお店で行っている好きな料理を何品からか選ぶことができるプリフィックスでもありません。が、逆にこれがお手頃な値段でおいしい料理を食べられる秘訣かと思います。なんといっても素材のロスがでませんし、限られた調理人でまかなうことができますからね。

郊外にある一軒家レストランです

ランチコースは3種類ありますが、人気があるのは2000円のフルールか、3500円のラ・セゾンになります。違いは高い方はメインが肉か魚か選ぶことができることとデセール(デザート)がワゴンから好きなだけ選ぶことができるということです。このワゴンサービス、女性でなくても甘い物好きにはたまらない魅力があります。ダイエットのことなど忘れてハメを外すことができるのもハレの日のお店ということになるかと思います。

我が家では例によって2つのコースを頼んで違いを楽しもうという寸法です。最初はアミーズブーシュ(突出し)です。このスターターは和食でもなんでもそうですが一手間を掛けているかどうかで、そのお店の意気込みとか格みたいなものがわかる気がします。おざなりな店とか市販品を出すようなお店は・・・ということですね。

グラスワインもありますよ

こちらのお店は最初からオオッと思わせるような手の込んだものを出してくれます。フルールは、サツマイモの冷製ポタージュ、わかさぎのフリット添えです。このポタージュ、メニューを見なければサツマ芋からできているとはわからないほどおいしいのです。甘さだけでなく旨さを上手に引き出しているのです。スターターには最適な一品ですね。

ラ・セゾンの方は人参のムース、コンソメのジュレ掛けです。サーモンとモッツァレラと大葉の香りの」春巻きが付いてきます。ムースはまぁ普通ですが、春巻きは素材の組み合わせ方がいかにもフレンチといった感じでうれしくなってきました。軽いけどどこかにフレンチらしいこってりさを残している塩梅がいいのかもしれません。

人参のムースと春巻きの突出しです

それからフレンチにつきものののワインですが、こちらのお店ではグラスワインが白、赤それぞれ2種類ほどと、ハーフやフルボトルで各種10種類ほど揃っています。自然派のビオ系のものもありますし、軽めのものから肉に合う重めのものからバランスよくラインナップされていると思います。今回は軽めの赤をお願いしました。

次はアントレ(前菜)です。最初の一品が良かったので次も期待されます。フルールはお魚のムースのテリーヌ、トマトソース(一番上の写真)です。これは見た目がきれいです。白いお皿に映えて目で楽しませてくれます。この見た目の良さ、食欲をそそるデコレーションもフレンチの良さだと思います。家庭料理ではなかなか味わうことができない盛り付けだと思います。

洋梨のスープです

ラ・セゾンは、洋梨のスープです。こちらにはつまようじで刺した帆立のプロセッコが渡してあります。こちらも小粋な演出がしてあります。このようなものって女性心をくすぐるだと思います。あと季節のもの、旬のものを普段食べられないような調理法で出されるのも弱いですね。洋梨は普通は切って食べるだけですから。

この前菜的な皿がランチでもそれぞれ2皿出てくるのも良いお店の証しだと思います。静岡の他のお店だと前菜の後はおざなりのスープのお店が多いですからね。手の込んだ見た目が良くてなおかつ軽くておいしいものが2皿出てくるだけで、このお店は良い店だなぁと思う人、特に女性は多いと思います。昔のフレンチのような重くてどっしりとした塩気の強いものでなくライトな感じも今風ですし・・・。

サーモンのタルタル、混ぜて食べます

この印象を強くしたのは前菜がそれぞれもう一皿出てくるからです。特にフルールのサーモンマリネのタルタル、アボカドとトマトのコンフィ、温泉卵添えにはやられました。ケーキ屋さんで出てくるような四角いガラス容器にミルフィーユのようにきれいに色とりどりになったものをよくかき混ぜていただくのです。

これがカレー粉とかケッパーなどピリッとしたアクセントが効いていてサーモンの甘さとアボカドのねっとりさに温泉卵がまとめていて絶妙なのです。フルールの皿の中では一番気に入りました。スプーンが止まらないというのはこのようなことを言うのでしょう。家庭でも作りたくなるような何気ない素材を上手にまとめる手法も手練れているなぁと思わずにはいられません。

栗のニョッキです。香りが最高です

ラ・セゾンの方は栗のニョッキとセップ茸のクリームソース、チョリソー添えです。このお皿を食べてみて、こちらのシェフはこの手のスープ系、もしくはフランやムースなどのふんわりとしたものが得意なのではないかなと思った次第です。というか私がそのような料理について好みのベクトルが一致しているのです。さらに、これみよがしに高級な素材を使うのでなく、限られた予算内で使うことのできる旬の素材を優れた調理法、東京の名店でしっかりと修行したことがわかる基本のできた現代的な技術により、見ても食べてもおいしい皿に昇華させているのは静岡のフレンチではなかなかないことだと思います。なんちゃってでない本物があると言い換えてもいいかと思います。

この栗のニョッキも噛みしめるほどに栗の甘さが出てきますし、セップ茸も最初の一口は軽くて物足りないほどなんですが、食べ進めていくとジワジワと旨さが出てくるんですね。最初からガツンを攻めてくるのではなく、最後まで食べて完成される皿が本当の姿だと思います。

あと、このようなソース、スープが旨いと大切になってくるのはパンですね。要所要所で温かいパンが3種類ほどサーブされます。手造りのものでバターをつけてもオリーブオイルをつけても、もちろん残ったソースで拭ってもなかなかのものだと思います。このパンのおいしさも良いレストランの条件のひとつですからね。

色とりどりの野菜が乗ってます

あとはメインの料理になるんですが、3500円のラ・セゾンには野菜のパレットなるこのお店のスペシャリテともいえる料理が出てきます。20種類ほどの季節の野菜がちょっとづつオリーブオイルを中心としたごく軽いドレッシングを掛けて提供されるのです。

それぞれの野菜は本当にちょっとづつなんですが、味が濃い新鮮な野菜を一度にたくさんの種類食べられるのは、これまたレストラン、外食ならではの楽しみです。この料理を食べてると、こちらのお店のコンセプトが垣間見えるように思われます。健康的でありながらフレンチの良さを損なわない、ハレの日のお店ってところでしょうか。

地鶏のコンフィです

ここまでたっぷりと1時間ほど経過しています。ランチでも2時間近くかかりますから1回転しかしません。のんびりと話をしながら料理を楽しめるのも女性にはたまらない魅力かもしれません。まぁせっかちな男性にはもう少し早く次の料理が出てきてほしいと思うかもしれませんが・・・。

メインはフルールは地鶏のコンフィです。これは私的にはイマイチでした。ファーストフードのチキンのような硬くて旨味が抜けていてスパイスだけが主張しているように思えたからです。コンフィというならじんわりとした鶏の旨さが出てくるようなものが好きだからです。

オマール海老が豪華です

もうひとつのラ・セゾンの方は、これぞフレンチ!という一品でした。魚料理を選択したのですが、素材がオマール海老と貝に蟹ですから、良い出汁が出るのは最初からわかっています。足し算でなく掛け算の料理ですね。素材そのものもおいしいのですが、それ以上に組み合わせたスープが良いのです。幸福感に包まれる瞬間といったら言い過ぎでしょうが、誰でもニッコリしてしまうものだったと思います。

メインが終わると待ちに待ったワゴンサービスです。どのテーブルもケーキの説明を聞いているだけでワクワク感が伝わってきます。「あれがいいね「これだけははずせない」「全部食べちゃいたい」といったところです。事実、すべてのケーキをちょっとづつというお客さんも多いとのことです。夢のようなサービスですからね。

デザートのワゴンサービスです

私もかなりのケーキ好きですから迷いに迷い、モンブランやミルクレープなど8種類ほどお願いしました。が、期待が高すぎたのかケーキ自体はそれなりでした。これは最近のケーキ専門店のレベルが静岡でも昔と違って格段に高くなってきたから舌が肥えているからでしょう。

ケーキは生地もクリームも製法も一昔前の昭和時代のような感じなのです。今までの料理が現代的な軽いのに味があるものなのに、デセールはバタークリームたっぷりなんですから。私はワゴン2台のものを一台にしてもいいから選りすぐりのものを出してほしいと思いました。とはいってもこの好きなだけというのは大いに女性に支持されるのはわかります。甘い物は別腹ですからね。

好きなだけ食べることができます

と、こちらのお店は、これだけの料理が出て2000円と3500円はランチタイムとはいえ、かなりのお値打ち感があると思います。どちらのコースを頼んでも、2人で行って別々のものを頼んでもOKだと思います。予算に余裕があればこの上のコースでももちろん良いかと思いますし、ディナーはさらに優雅に食事が楽しめるかと思います。

場所的には郊外でクルマでないと行くにはちょっと不便ですが、現代的なフレンチ、軽くても満足できるフレンチ、女性が(に)喜ばれるフレンチを探しているなら一度は行ってみても損はないかと思います。これからの季節はクリスマスに忘年会のパーティーや年末年始の集まりなど何かと会食する機会が増えるかと思いますが、そんな時にも利用価値大だと思います。我が家でも定番になりそうな気がします。


シェ・モンピエール

静岡市駿河区敷地1-5-27(静岡銀行下島支店、登呂遺跡近く)
054-236-0255  11:30~14:00 18:00~21:00
定休日 月曜日

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山乃幸@長野県原村

kage

2010/11/07 (Sun)

本場の天然きのこを気楽に楽しむ! 山乃幸

今年の秋はきのこが大豊作だということです。夏の猛暑とそのあとの長雨の影響ということらしいのですが、きのこ、それも天然のきのこということになると気になるのが毒きのこの存在です。素人は当然のことながら勉強していても生半可な知識では防ぎきれないことがあるのでやっかいです。そんな時頼りになるのがプロのお店です。そんな一軒が長野県は八ヶ岳山麓の原村にある山乃幸です。

秋といったらきのこです

長野県の原村というと、高原のペンション村として一世を風靡したエリアですが、このお店があるのは純粋の農村と里山が混在している牧歌的なエリアにあります。風景は北に八ヶ岳、南に甲斐駒ケ岳と勇壮な山岳に囲まれていてドライブするにもぴったりな場所です。周辺には観光スポットもたくさんありますし、中央高速諏訪南や小淵沢インターからほど近いので途中下車するのも楽です。

こちらのお店は年中営業しているのですが、真価を発揮するのは秋のきのこの季節だと思います。ご主人さんが無類のきのこ採り好きということで、格安に色々なきのこ料理を楽しむことができるのです。店頭では地のきのこを販売しているほどです。しかもその価格が露天で販売しているお店や農産物直売所よりも安いほどなんです。ちなみにこの日の松茸は一本4000円でした。

季節料理が楽しめます

きのこ料理というと鍋に天ぷら、焼き・・・など色々ありますが、このお店では思いのほか手軽な値段で楽しむことができます。きのこの王様、土瓶蒸しでも700円、天ぷらで600円という値段です。これくらいならあれこれ楽しむことができます。おまけにこの手のお店の常であるいらないものが色々付いてくるコース、お膳仕立てでない質実剛健さがいいですね。

本来なら土瓶蒸しといきたいところですが、訪問する数日前に自宅で食べたばかりでしたので、天ぷらときのこそばときのこご飯のセットをいただきました。天ぷらは、焼きと同様にきのこのおいしさをストレートに味わえる料理だと思っていますから。

天ぷらは最高ですよぉ

しばらくして到着した天ぷらは、ショウゲンジにハナイグチ、クリタケが入っています。天つゆもついてきますが、揚げたてはやはり塩が合います。このような天然のきのこは食べる機会が少ないのでそれぞれの味の評価は難しいのですが、シャクシャクとしたり、ふんわりとしたりきのこが違うだけで風味や食感が微妙に変わってくるのです。松茸のようなわかりやすい香りや味はそれほどでもありませんが、野生味、苦みなどが噛みしめているほどに感じられます。

このような感想を持てるのも天ぷらの揚げ方や粉など調理法が良いからだと思います。けっして都会の天ぷら専門店のような江戸前の鋭い揚げ方ではないのですが、かといって山奥の旅館の天ぷらのようなボテッとした重いものでもない、きのこ、それも雑きのこに合うイタリア料理のフリットのような衣が適度に付いていてサクッと揚げてあり、なおかつ中はきのこの旨味を残すようになっていると思います。

この天ぷら、2人で1皿で足りるかと思ったのですが、想像以上のおいしさで迷わずもう一皿追加してしまいました。少し残したものはきのこ蕎麦に入れて2度楽しんだほどです。この天ぷら、秋はきのこですが、春には山菜で楽しめるようです。こちらも天ぷらにすると抜群ですからね。

きのこの出汁が出ています

もうひとつのきのこ蕎麦は、これまたきのこが色々と入っています。観光地のドライブインのようなどこにでも売っているようなきのこやきのこの水煮を使うのではなく、天然の地のきのこを贅沢に使っているのです。こちらの方はきのこの出汁、旨味が煮ることによってエキスとなって蕎麦汁に溶け込んでいます。

この汁だけを飲んでもこのお店に来た価値があると思いました。醤油や返し、鰹などの出汁は控えめで、きのこの旨味、滋味を十分に引き出すように配慮されているので、なおさらきのこの味わうことができました。おまけにきのこ自体もヌルッとしたりシャキシャキしたり・・・と、それぞれの食感を楽しむことができるのです。

それからこの蕎麦の良い点は蕎麦自体がなかなかのものだということです。八ヶ岳周辺にある脱サラ系こだわり手打ち蕎麦屋よりも下手したり上ではないかと思うほどです。温かいもので食べたので評価は難しいのですが、この地が昔からおばあちゃんが自宅で気軽に蕎麦を打っていたので、レベルが高いのだと思います。

シメジご飯もいけます

この蕎麦についてきたきのこご飯もシメジの旨さがご飯にマッチしています。香り松茸、味シメジと言いますが、まさしくそんな感じです。ご飯の量もけっこうありますから男性でもこのセットなら満腹になると思います。同じようなセットでは山の幸定食というのが人気があるのがわかります。

こちらのお店は、きのこや山菜料理に関して本格的なものが出る穴場のお店だと思うのですが、不思議とネットやガイドブックではそれほどヒットしないのです。観光客やマニア、グルメ食べ歩き派ではなく、近所、近郊の人が気軽に寄るお店だと思います。この日も地元ナンバーの車で来るお客さんで一杯でした。地元の人でもやはりきのこ料理を食べるならこの店という認識があるようです。

近所の憩いの場です

と、秋のきのこの季節はもちろんのこと、春の山菜、夏の川魚、冬の馬刺しや鹿料理など店名の通りの山の幸を気軽に楽しめるお店だと思います。お店の人もフレンドリーですし、あれこれきのこや山の幸についても教えてくれますし、松茸などのブランドきのこでない雑きのこをあれこれ楽しむにはぴったりなお店だと思います。

きのこのお土産もできますよ

今年のシーズンはそろそろ終わりでしょうが、来年の春の山菜、秋のきのこシーズンには一度は訪れても損はないと思います。我が家ではこの日の料理だけで火がついて店頭でショウゲンジとクリタケをお土産に買って鍋にして楽しみました。鍋に出る天然出汁はやはり一級品でした。我が家では、小淵沢のアウトレットとセットで毎年秋の恒例になりそうです。

P.S.店名は山乃幸と山の幸と、乃の扱いが情報源によって微妙に違っています。
  小松山荘という素泊まり民宿を隣に併設しています。


山乃幸(山の幸)

長野県諏訪郡原村中新田18673
0266-79-6211 11:00~14:00 17:00~20:00
月曜日休み(祝日の場合は火曜日休み)

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