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みやひろ支店、龍光屋@浜松市中区

kage

2011/10/30 (Sun)

浜松中区老舗中華そば対決! みやひろ支店、龍光屋

日本を代表する庶民派料理といえば、今やラーメンといって過言ではないと思います。ラーメン屋はまさに百花繚乱、昔ながらの中華そばからガテン系のお店、無化調の洗練された店まで自分好みの店を選ぶのも一苦労の時代になりました。今回は、そんなラーメンの広大な宇宙の中から浜松市内、それも中区で昔から地元民に愛されている老舗の中華そばを出すお店を2軒紹介したいと思います。

このチャーシューの量を見よ

みやひろ支店

最初の一軒はみやひろ支店です。支店というからには本店もあるんですが、私は断然支店の方が好みです。こちらのお店は昭和31年創業といいますからゆうに50年以上経っています。創業以来麺一筋です。近所の静大の学生さんから近所の人まで親しまれているもはむろんのこと親子三代で通うファンも多いそうです。

最近のラーメン屋は色々な味や限定などバラエティ豊かになっていますが、こちらのお店は醤油味一本で勝負しています。というか昔のラーメンといったら醤油味ばかりでしたからその伝統を守っているんでしょうね。メニューとしては、ノーマルにチャーシュー麺、ワンタン麺、五目中華、焼きそばです。焼きそばがメニューにあるのと、浜松なのに餃子がないのが目をひきます。

メニューも渋いですねぇ

今日は、ネットで評判が良かったチャーシュー麺とワンタン好きなのでワンタン麺をお願いしました。注文をして5分と待たずに到着しました。ネットで画像を見ていたので知っていましたが、実物のチャーシュー麺を見ると、その豪勢さ、チャーシューが丼一面を覆っている姿を見るとうれしくなってしまいますね。これが700円というのですからお値打ちというか、「安すぎだよねぇ」「儲けはあるのかなぁ」と思ってしまいます。

さて、味はどうでしょうか。最初はスープからいきます。見た目はちょっと濁りが入った醤油色で塩っぱそうに見えるのですが、飲んでみるとそれほどでもなく、醤油の角が取れたまろみと香ばしさ、チャーシューから染み出した旨さ、出汁である豚と鶏のガラの旨さが程よく混じっています。遠州系と呼ばれているそうですが、なるほど静岡市周辺では余り飲めるスープではありません。今時の重層的、淡麗系とは違う懐かしいなかにも、歴史に裏付けされたおいしさがあると思います。

たっぷりと載ったチャーシューは豚モモでしょうか、こちらも今時の豚バラのような脂身の旨さはありませんが、値段以上の質の豚肉を丁寧に仕込まれたのがわかるおいしさにあふれていると思います。このチャーシューは厚みはそれほどでもありませんが、それだからこそ、スープに旨さが解けだすとともに麺と一緒に食べることによって、よりおいしさが増すのではないかと思いますね。浜松市のラーメン屋はチャーシューがおいしいお店が多いですが、こちらもそんなお店の一軒だと思います。

ワンタン麺ですよ

もうひとつのワンタンはどうでしょうか。こちらは皮が厚めなのが好みとはちょっと違っていました。私はもう少し薄くてツルンとした方が好きなのですが、ワンタン麺でも600円という値段ですから文句を言ってはいけませんね。なおノーマルのラーメンとワンタン麺が同じ値段なのは、麺の量が少な目になっているからです。どちらも食べたいという人にはうれしい選択かもしれませんね。

昔ながらの細ちじれ麺ですよ

そうそう、麺はというと、中太と細麺の中間といった感じで弱めのちじれが入っています。最近のラーメン屋は麺がおいしいお店が多いですから、それらの店と比べると時代を感じますが、懐かしめのスープにはこれくらいの方が合っているのかもしれませんね。

それから懐かしいといったらラーメンと同様にお店も昭和の香りにあふれています。4人掛けのテーブルが4つほどで、厨房と客席の間には小さな小窓があり、そこからラーメンが出てきます。最近はお洒落なラーメン屋が増えてきましたが、たまにはこちらのようなノスタルジーあふれるお店ってのもいいものですね。

みやひろ支店ですよ

と、みやひろ支店は昔ながらの醤油ラーメンが好きな人、それも中華料理屋のものでなくラーメン専門店のものを!と思っている人には一度訪ねてもらいたいと思います。うれしいことに通しで営業していますからおやつにラーメンなんてのもいいかもしれませんよ。

龍光屋

今度は蕎麦屋のラーメン、いや中華そばの紹介です。しかもつけ麺が一番人気のお店です。静岡市周辺でもラーメンが人気という蕎麦屋がけっこうありますが、つけ麺が一番人気というお店は聞いたことがありません。店構えも暖簾も街場の庶民派日本蕎麦屋然としています。初めてのお客さんはこのお店でとびきりの中華そばやつけ麺が食べられるとは思わないでしょう。

龍光屋といったらこれですね

こちらのお店も4人掛けのテーブルが4つと小上がりがひとつとこじんまりとしています。家族経営のお店ですからこれくらいのキャパシティが限度でしょうね。おまけに出前もやっています。店内の雰囲気も店構えと一緒で昭和の懐かしい蕎麦屋の感じがします。しかも掃除が行き届いていているうえにサービス担当のおばちゃんの接客が丁寧で気持ちよく食事ができます。

この日は開店と同時に入りましたが、すぐに満員御礼、食べ終わる頃には待ちが出るほどでした。住宅街の目立たない場所にあるお店なのに凄い人気です。お客さんも老若男女、若いカップルから家族連れまで幅広いのも特徴です。この辺もラーメン専門店との違いかもしれませんね。

お手頃な値段がうれしいですね

注文はつけ麺と中華そばをお願いしました。「つけ麺は普通でよろしいでしょうか?」と聞かれたのですが、それだけ大盛りを頼む人が多い証拠でしょう。最近のラーメン屋のつけ麺は麺のボリュームが自慢になっていますが、それに比べると麺が少なく感じるからかもしれません。それとつけだれがおいしいので普通では足りなくなって大盛りが欲しくなってしまうということもあるのかもしれません。事実、私も大盛りにしておけば良かったと後悔しました。

さて、お待ちかねのものが到着しました。最初はつけ麺からいただきましょう。見た目の特徴は、麺がつけ麺にしては細く黄色いことでしょうか。ラーメンのつけ麺といったらうどんのような太い~極太麺がスタンダードになりましたが、それに慣れていると心配になるくらい細めの仕上がりです。デフォルトだと柔らかめということでメンカタでお願いしましたが、これでちょうど良かったですね。モチモチツルツルしていてのど越しがよく、小麦の香りと卵のほのかな味わいがするおいしいものでした。

つけ麺だけど細麺なんです

それよりもやはりつけだれのおいしさ、不意打ちされる以外さにびっくりしました。蕎麦屋のラーメンですから鰹出汁が効いた節系のあっさりしたものを想像していたのですが、そんなことはなく、動物系の出汁が効いたしっかり目の味わいがなかなかのものだと思いました。こってりハードなものが好きな人には物足りないのでしょうが、オヤジで懐かしい味わいが好きな私には癖になりそうな味わいです。

このつけ汁に彩りを与えているのが、中に入っているチャーシューやメンマの存在です。拍子切りされたチャーシューやメンマも本格的なラーメン屋のそれで、アクセント以上のものだと思いました。チャーシューの旨さはさすが浜松でしょうが、裏メニューのチャーシュー付きのつけ麺を頼む人が多いのも納得できました。

昔ながらのラーメンですよ

次は中華そばです。見た目はこれまた懐かしい感じの仕上がりです。なによりうれしいのはアツアツでたっぷりとあるスープですね。麺がスープの海に泳いでいるのが良いんですね。最近のラーメン屋は味を優先するとかでちょっとぬるめで量が少ないことがありますから。無化調ではないですし、特別な素材でダシをとっているのではないでしょうが、これってけっこう私は重視しています。

このスープもつけ麺のものと同じように蕎麦屋のラーメンとは違ってラーメン屋のものと似ていると思いました。鰹節も入っているのでしょうが、それ以上に鶏や豚などの動物系の香りが勝っていると思います。ただ、つけ麺のスープの方がおいしく感じたのはなぜなのかちょっと不思議です。これはこれで良いのでしょうが、つけ麺を食べた後だと普通に感じてしまいます。

蕎麦屋ですがラーメンが売れ筋です

と、こちらのお店は蕎麦屋としても使えるうえに、ラーメン類が専門店以上の存在なんですから人気があるのもわかるような気がします。昔ながらのお店、使い勝手の良いお店、近所にあればうれしいお店だと思います。つけ麺を出すお店、つけ麺専門店も数々ありますが、つけ麺好きなら一度は行ってほしいお店ですね。

以上、みやひろ支店、龍光屋の2軒とも昭和の頃から流行に左右されない筋の通ったものを常連さんに提供してきたと思います。昔からの変わらない味、懐かしい味わい、ホッとできる一杯・・・とお客さんが通う動機はそれぞれでしょうが、百花繚乱のラーメン業界、流行が変化しつつづけるラーメン戦国時代だからこそ基本、昔を感じるために出かけたいお店だと思います。


みやひろ支店

浜松市中区布橋2-14-14(静岡大学、浜松北高近く)
053-471-2693 11:00~19:30 木曜日休み

龍光屋

浜松市中区北寺島町211-7(浜松科学館近く)
053-452-0622 11:00~15:00 17:00~20:00 木曜日休み
 
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山の実@長野県山ノ内町

kage

2011/10/16 (Sun)

清冽なる蕎麦と、豊潤なる蕎麦ピッツァの競演! 山の実

蕎麦の細道は険しくて遠いものです。これは作り手もそうですが、食べ手もそんな感じがしています。蕎麦屋のおいしいお店は東京や大阪など大都市にもたくさんありますが、それ以上に蕎麦の産地や地方に存在しています。日本でも有数の蕎麦処信州でも松本や長野などの都市部だけでなく山奥にも点在しています。今回紹介する山の実もまさにそんなお店の一軒です。

翡翠色の蕎麦ですよ

スキー場がたくさんある山ノ内町の中でも北志賀高原と呼ばれる一角、竜王スキーパークの中にお店があります。しかも麓のベース部分ではなく、ゲレンデの途中になります。夏場はクルマで登ることができますが、ゲレンデが開設されている時は板を履いていないといけないような場所になります。上はホテル、一階はレストランというゲレンデにはお馴染みの形態のお店になります。

このお店を使って春から晩秋に掛けて営業しているのが山の実です。夏場のスキー場は来る人もほとんどいないのが実情ですが、このお店だけは噂が噂を呼んで営業日は開店前から人が詰めかけます。この日はお盆ということもあってか私が行った12時前にはウェイティングが5組以上いました。

店内に立派なピザ窯がありますよ

長野市などの都市から遠く、志賀高原や野沢温泉、湯田中温泉などのメジャーな観光地からも離れているにもかかわらずこれだけの蕎麦ファンが押し掛ける理由はそのおいしさとオリジナリティだと思います。私もこのお店の前に戸隠で蕎麦を食べてきたにも関わらず、わざわざ来た甲斐があった、待った甲斐があったと大満足でした。

こちらのお店はゲレンデ内の洋風レストランを使っているので内装に関しては一昔前のゲレ食といった感じで蕎麦を食べるには似つかわしくありません。が、利点は冬場にも活躍している店頭部分の本格的な石窯が備えていることです。専門の職人さん、ピッツァヨーロが休むことなくピッツァを焼いています。これがこの店の魅力の大きな部分を占めていると思います。なお、ピッツァは持ち帰りもOKです。

これがメニューですよ

この石窯で焼いた蕎麦粉のピッツァと10割の生粉打ち蕎麦、さらに自慢のそばがきがセットになった2000円の山の実セットが人気ですが、あいにくとこの日は蕎麦が終わってしまったということで、そばがきと須賀川そばピッツァをお願いしました。肝心の蕎麦が食べられなくなり、ここでテンションが下がりました。なんせここまで前の店から1時間近くかけて移動して、1時間近く店内で待ちましたからね。

が、うれしいことに蕎麦のキャンセルが出て1枚なら蕎麦を食べることができるようになりました。もちろん、注文しましたよ。後からネットで検索したらこのようなことは間々あるとのことでした。しかし、蕎麦は限定枚数しか用意していないので、こちらのお店に行くなら開店前に到着するか、山の実セットを予約するのがよろしいかと思います。

季節の野菜の漬物です

最初にテーブルに登場するのは季節の野菜の漬物です。田舎のお店ならではの姿と味をしています。この日はきゅうりに夕顔、枝豆の浸したものでした。これは北信州の蕎麦の名店ふじおかの影響を受けたもののようで、素材の良さを殺さない自然な味付けがたまりません。

こんなそばがき見たことない!

次は手挽き蕎麦がきです。噂通りの緑色をしています。おまけに蕎麦粉の粒々が見えています。蕎麦がきはふんわりとなめらかというのが普通ですが、これはふんわりの中にザラッとした蕎麦粉の舌触りの違いと同時に蕎麦の香りを同時に楽しむものだと思います。蕎麦好きの人達が他にない唯一無二のものだと絶賛しているのもわかるような気がしますが、私自身は蕎麦がき自体それほど好きではないので、次回は無しということにしたいと思います。

さて、次はお待ちかねの蕎麦の登場です。緑色がかった蕎麦という表現をすることがありますが、こちらの店はまさしくそれがぴったりなうぐいす色、翡翠色をしています。おまけに細くきれいに切り揃えられています。この表情を見ているだけで「うまいだろうなぁ」と思ってしまいます。果たして塩をちょっことつけてたぐると、蕎麦粉の香りが口の中いっぱいに広がります。

十割とは思えない繊細さですよ

私も蕎麦の名店、有名店で蕎麦を食べてきましたが、こちらの蕎麦は香りという点では群を抜くものを持っていると思います。塩、山葵、付け汁それぞれで楽しむと違った感じを受けます。塩は蕎麦の香りと味をよりシャープに、山葵はより複雑に、付け汁はよりまろやかにするように思いました。が、蕎麦の重要な脇役である汁自体がもうひとつとの印象を持ちました。江戸風のキリッとした鰹節が効いたものだったら魅力がなお一層増したと思いました。

とはいえ、この蕎麦の香りと味わいは夏場にも関わらず凄いものがあると思います。その理由は、近くにある自家農園の蕎麦粉を使っているうえに、地下にある保冷庫に玄蕎麦のまま3度で保存し、毎日安山岩の石臼で必要な分だけ挽いているからだそうです。しかもこれだけ淡麗で繊細な蕎麦を自己流で完成したというのですから凄いものがあると思います。研究熱心なのと研鑽を積んでいるのでしょう。ベテランの完成したバランスの良い蕎麦も良いものですが、こちらのような若い主人が打つ成長する蕎麦も楽しいものですね。

蕎麦粉のピッツァです

ラストの〆は蕎麦粉のピッツァです。一番人気の須賀川そばピッツァをお願いしました。須賀川というのはこの店の近くにある蕎麦の産地のことで、おやまぼくちという野草をつなぎに使って打たれているのが特徴です。その名称を使っているのとのことで、土台の生地に蕎麦粉を使っているうえにトッピングに蕎麦粒を載せてあります。

さらに信州らしくえのき茸のトッピングと白味噌がソースに入っています。私はピッツァはナポリ風のモチッとした厚めのものが好きですが、蕎麦粉が主体となっているのと高温の石窯で焼かれているので薄くてもパリッとしています。この生地はいいですねぇ。下手なピッツァ専門店よりも余程おいしいと思います。

薄いけど歯応えバッチリですよ

この生地に合わせたトッピングとソースも秀逸です。白味噌ベースのまったり甘しょっぱいものに、シャキシャキとしたえのき、香ばしいネギとプチプチと口の中ではじける蕎麦粒、さらにたっぷりと載せられたチーズ・・・と、他ではけっして味わうことができない蕎麦粉のピッツァだと思います。これはお土産にしたいのもわかる気がしますね。

以上、これだけ堪能して2人で3000円ちょっとというのですからある意味安いと思いました。まぁ行きにくい場所ですが、北信州方面へ行ったらまた是非とも行ってみたいお店の一軒です。それにしても蕎麦という小さな実を3種類とはいえ、これだけおいしく食べさせてくれるのは食べ手としてはうれしい限りです。蕎麦という深くて魅力ある世界を広げてくれる稀有なお店だと思います。

スキー場のゲレンデの中にありますよ

と、こちらのお店は季節営業のうえに営業日が土日祝日の昼間だけというハードルの高さはありますが、蕎麦好きなら一度は出かけていただきたいお店だと思います。今年の営業はあと1ヶ月ほどですが、紅葉真っ盛りですし、近くには良い温泉もたくさんありますから観光旅行に出かけてみてくださいね。きっと蕎麦世界の違う一面を見せてくれると思います。


石臼挽き蕎麦香房 山の実

長野県下高井郡山ノ内町竜王高原(北志賀ホリデーイン内) 
0269-33-7577 11:30~14:30
土日祝日営業 4月終わりから11月23日頃まで営業

パン ド ウルス(Pain de ours)@焼津市

kage

2011/10/02 (Sun)

焼津駅北口に普段使いのパンの名店新登場! パン ド ウルス

パン好きは新しいお店が出来たと聞くと行かずにはいられないものです。それも近所とか通勤途上となればなおさらです。今回のパン ド ウルスもまさにそんな形で、寄ってみて気に入ったお店になります。7月にできたばかりのお店ですから知らない方も多いかと思いますが、パン好きならグッとくるかと思います。

この気泡がいいですね

パン屋もお手頃なお店から高級なお店まで幅が広くなっています。普段使いの店から気合を入れて楽しむ時に行く店などTPOで使い分けするのも当たり前のことになりました。私が好きなパン屋は普段使いができるお手頃さがあるのに本格派という一見矛盾するようなパン屋になります。なお店名のウルスとはフランス語で熊の意味だそうで、熊のプーさんでありませんが、みんなに愛されるパン屋を目指しているのかもしれませんね。

こちらのパン屋の狙いもまさにそんな感じのようで、100円くらいから200円くらいがボリュームゾーンになっています。食パンは290円、バゲットは250円となります。これくらいの値段なら朝食からおやつ、ワインのお供と普段使い可能です。なお今の所はサンドイッチなど冷蔵系のものはないようです。

ベーコンが入っています

最初の訪問では、ショコラをいれたクロワッサン150円とベーコンを入れたハード生地のもの110円を購入しました。ベーコン入りのパンは、その日の夕食にパスタのお供として食べたのですが、パリッとした皮と中のモチッ、ググッと引きのある生地のバランス、さらにここに塩気と焼かれた脂身の旨いベーコンが加わるのですからブラボー!となるわけです。

このパンは一本110円というお手頃な値段ですからそれほどのボリュームがあるわけではありませんが、これひとつを食べただけで、「こういう食べ応えのあるパンってやっぱりいいなぁ」「噛んだ時のパリッ、バリバリというハードさが癖になるよねぇ」とニンマリとしてしまったのです。生地自体は玄人好みの無茶苦茶ハードさよりも少し抑えめなのも高得点かもしれません。

パンオショコラです

これで収まるわけでなくデザートとしてパン・オ・ショコラを少し温めていただくことにしました。こちらの方は折り込んだパイ生地の層が少ないのかハラハラとはかないヴィノワズリー特有の食べ応えはありませんが、味自体は発酵バターの香りもよくおいしく頂くことができました。中のショコラはもう少しボリュームがあってもいいかなと思いました。

こうなるとすぐに次の訪問をすることになります。こちらのお店は売り切れ次第閉店ということで、だいたい夕方の5時から6時頃には店を閉めるようですが、この日は土曜日ということもあってか5時ちょっと前にも関わらず残り少なくなっていました。まぁそうはいっても最近の大人気パン屋は午前中で売り切れと言う店もありますから助かりますが、知名度が上がればそうなる日も近いかもしれませんね。

ハード系が充実しています

さて、この日はハード系で攻めることにしました。バゲット(一番上の写真)ときのことチーズが入ったプチハード系、さらにイチジク入りのライ麦パンを買ってみました。その時にレジを担当している奥さんと少し話すことができたのですが、ご主人さんは、東京や静岡市内のパン屋で修行したそうで、最後はパルコのシェリュイだったそうです。さらにあちこちのパン屋巡りも好きで、一番好きなパン屋は大阪のブーランジュリタケウチだそうです。

このどこで修行したか?、好きなパン屋、目標とするパン職人は?というのはどんなパンを焼いているのか?焼こうとしているのか?のヒントになると同時に、食べ手である自分の志向を合うかどうかのバロメーターになると思っています。私も行ったことのあるタケウチですが、お手頃なのに本格的なパンが評判で大阪でも1,2を争う人気店です。奥さんも「パンはいつも食べるものですからできるだけ安く、それでいて飽きることのないような本格的なものを出していきたいです」と言っておりました。

バゲットが売りですよ

この言葉を裏付けるようにバゲットはなかなかのものでした。静岡県内だと浜松市の麻やのバゲットが本格的でおいしいと思っているのですが、そことは路線が違うものの、バゲットの命ともいえるクラストよばれる皮のガリッとする歯応えと、クラムとよばれる中の生地のじんわりと噛みしめる毎に口の中に広がる旨さと香りのバランスが良いのです。

本格的なバゲットはシンプルに食べるのが一番ですが、こちらのものは適度な柔らかさとやさしさがありますから、サンドイッチにしてもいけます。次の日は温めたのちにバターと無添加ハムとトマトを挟んで食べたのですが、これがバカウマでした。主張すぎないことが利点になっていると思いますので、イタリアンやフレンチを家で作る際のお供としては最適ではないでしょうか。

イチジク入りのライ麦パンです

食事パンとしてはルヴァン系にも力を入れているようです。この日はフランスパンではお馴染みのイチジク入りのライ麦パンを食べてみたのですが、パン生地はほのかな酸味としっとりさが感じられますが、もう少しイチジクが主張してもいいかなと思いました。とはいえ、こちらも1個150円というお手頃な値段はうれしいですね。

キノコ入りのパンです

さらにバゲット生地の中にきのことチーズを入れて焼かれた惣菜パンがいけました。チーズの適度な塩気とシメジのシャキシャキとした食感が食欲をそそります。こちらのお店にはこのようなちょっとした惣菜パンやお馴染みのフルーツを入れたデニッシュも各種あり、あれこれ試してみたくなります。

最近の焼き立てパン屋の販売スタイルは、対面式やセルフ式など色々とありますが、こちらのお店は大人の胸くらいの高さの台に金網が乗った什器にパンを載せて、それをセルフでトレイに載せていく方式です。最近はこのような販売方法のものが増えてきましたが、これくらいの高さがあると子供がいたずらをすることがないので個人的には好きなやり方です。

デニッシュもありますよ

なお、パンは毎日30種~40種ほど焼いているようで、お気に入りのものがあれば電話で取り置きも可能のようです。一番人気はクロワッサンだそうで、あとは食パンやハード系も段々と人気が出てきたそうです。また男性客が多いのも特徴だそうで、オヤジの私も気に入ったのですからこれもわかるような気がします。これにはパンのおいしさとともに愛らしい奥さんも一役買っているのかもしれません。

こちらのパン屋は出来てまだ3か月くらいですが、そのうち色々なブログやネット情報で口コミ人気が広がっていくかと思います。焼津には老若男女に大人気のピーターパンと、開店時に行列ができるデアオルトなどパン屋がたくさんありますが、それらのパン屋にはない魅力と差別化されたものがあると思います。気分とシーン別に使いわけることができるのはパン好きにはうれしい限りだと思います。

お店は焼津駅の北口にありますよ

と、百聞は一見にしかずで自分の眼と舌で試してもらうのが一番かと思いますが、パンの雰囲気や感じとしては浜松のSUGIYAMAに似ているかなと私は思っています。なお、焼津の駅というと、駅南がメインとなりますが、こちらのお店があるのは駅北口になります。駅北はのんびりとしていますので車で行っても問題ありませんよ。


パン ド ウルス Pain de ours

焼津市駅北2-1-1 リ・エンブル焼津1F(焼津駅北口前)
054-631-5664 10:30~商品がなくなり次第閉店(17:00~18:00時頃)
月・火曜日休み

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