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和楽@伊豆市

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2009/10/04 (Sun)

湯の町修善寺の庶民派和菓子屋! 和楽

温泉町、観光地の和菓子屋さんというと、温泉饅頭や旅館のお茶菓子、お土産用のお菓子を製造販売しているイメージが強いですが、こちらのお店は、それらよりも地元の人たちが普段使いできる季節の和菓子を得意としています。温泉町でなくても住宅街や市街地にあっても何ら違和感がない感じです。

あんこの団子もおいしいですよ

その特徴をよく表しているのがお店の場所です。修善寺の温泉街でも駅前でもなく、駅の裏、静岡銀行近くにあります。大きなスーパーやドラッグストアも近所にある伊豆市民の日常のショッピングゾーンの一角になります。観光客以上に地元のお客さんが多いのではないかと思われます。

こちらのお店は普段使いの和菓子が多いのですが、私のイチオシは団子です。昨日はちょうど十五夜でお月見団子を食べる日だったようですが、そんなことに関係なく、こちらの団子や安くておいしいのです。団子専門店顔負けの出来栄えだと思います。そんなことを思う人も多いらしくショーケースの上にはたくさんの団子が並んでいます。

これがいちばんのお気に入りです

そんな中でもオリジナリティがあってお気に入りなのが「よくばり団子」です。どこがよくばりかというと、こし餡団子の上にみたらしの餡が掛かっているのです。餡団子とみたらし団子のいいとこ取りの団子なんですね。このようなものはえてしてバランスが崩れてしまうことがありますが、これは絶妙な仕上がりになっています。ちょっとしょっぱいみたらし餡が最初にきてから甘さ控えめな餡子が最後に追いかけてくる・・・憎い団子なんです。これならひとりで2,3本食べることが可能です。

もちろん、普通の団子もあります。今日は餡子がたっぷり乗ったあん団子をいただきます。こちらの餡子は丁寧に漉してあるのが特徴で控えめな甘さも相まってとても上品な一品になっています。団子本体もあくまでも柔らかです。団子好きには邪道と言われようとも上品な餡子にはこの手の柔らかさがマッチしているように思うのです。

秋のお菓子といったら栗ですねぇ

こちらのお店は和菓子屋さんですから、上生菓子や季節の和菓子も豊富に揃っています。秋の今はなんといっても栗のお菓子でしょう。栗きんとんに栗蒸しようかん、栗一粒を使った贅沢な和菓子など色々揃っています。今日は、栗が上にちょこんと鎮座した和菓子を購入しました。栗の下には白餡が隠れており、きっちりと和菓子の定法にのっとった仕事がなされています。特別おいしいということはありませんが、安心して食べることができます。

洋菓子系も揃ってます

この日は食べませんでしたが、和菓子の技法を取り入れた和洋折衷の菓子も何種類か冷蔵ショーケースの中に入っています。和菓子屋ではすっかりお馴染みになった生クリーム大福や地元の新鮮な牛乳を使ったプリンや、購入してから生クリームを詰めてくれるコロネなどが人気があるそうです。

前回、このコロネを食べたのですが、バター風味の生クリームには小豆が隠し味で入っていて、いかにもな和菓子屋のパイ菓子になっていました。完成度は有名ケーキ店などには負けますが、値段との兼ね合いを考えれば頑張っていると思いました。このコロネもそうですが、こちらのお店の人気商品や定番の和菓子が100円程度から200円程度で揃っているのもうれしいですね。

りんごのどら焼きです

あと、この店の人気商品には「弘法の麩餅」とよばれる麩饅頭や「小菊まんじゅう」というちょっと日持ちするお土産に最適なものがあります。その他にはどら焼きや大福、わらび餅など和菓子屋の定番商品があります。今日は秋らしくりんごを使ったどら焼きを買ってみました。日持ちが5日間というのはあれもこれも買いたい時にはうれしいですね。

見た目は小ぶりなどら焼きです。最近は大きさやあんこがたっぷり入っているものが人気があるようですが、やはり何事も適度なものがおいしいですから、これくらいのサイズがいいですね。皮はしっかりと焼きが入っています。固さもふんわり卵やはちみつがたっぷりなタイプでなくムッチリ密度が濃いタイプです。中には固さを残しつつ上手に煮たりんごのシャリシャリ感が白餡とマッチしています。

お店の前の黒板にはおすすめが・・・

と、こちらの和菓子は、見た目は派手なものはなくオーソドックスな伝統的な基本的な姿を残しつつ、どこか新しい流れや風を感じさせる仕上がりになっています。最近の和菓子、特にローカルチェーン店や温泉街や観光地のお土産和菓子はパッケージばかりにこだわっていて中身はインパクト重視でそれなりのものが多いのですが、こちらは食べてみておいしさがジワーと伝わってくるものが多いと思います。

これは、季節の材料や地元の食材や果物を上手に使い、日持ちよりもおいしさを優先するために添加剤や防腐剤などを使わない自然さにこだわっているからだと思います。このような流れはパンやケーキとも一緒ですね。このような和菓子作りをしている背景にはご主人さんの若さと東京の製菓学校の先生を務めていたということも関係していると思われます。

和風の佇まいです

先日、お店に伺った時に話をさせていただいた時に「近所の人や普通の人が食べたい時に食べたいだけ買えるような値段設定にしたい」「最高の材料を惜しげもなく使えばよりおいしい和菓子が作れるが、それよりもおやつとしての最良の和菓子を」「静岡県では島田のおほつ庵さんのご主人と仲が良い」なんてことをおっしゃっていました。

私もどこかおほつ庵と似た部分を感じていたのですが、やっぱりねという感じでした。最近多い新製品や奇をてらった商品作りや通販に一生懸命な話題先行の和菓子商売のお店でなく、しっかりと和菓子の修行をした上で自分なりの心構えや方向を持った背伸びしない地道な和菓子作りをしている若い職人さんのお店はやはり良いものですね。これから益々伸びていくような感じがします。

修善寺、伊豆というと、有名無名問わず和菓子屋は多く存在します。それぞれの店にウリの商品や人気商品、そして雑誌やテレビで登場する話題の和菓子も多いですが、ガイドやネットにあまり出ることのないこの店の和菓子は地味ながらしっかりとした安心して食べることができ、値段に見合った満足感を与えてくれると思います。こじんまりとしながらもセンスが良い和風の店、気持ちの良い奥さんの応対とも相まって、修善寺方面に遊びに行った際には寄ってみても損はないと思います。


和菓子 和楽

伊豆市柏久保1355(伊豆箱根鉄道修善寺駅、静岡銀行修善寺支店近く)
0558-72-4717  9:00~18:00 定休日 木曜日

 

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