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やぶや@島田市

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2011/06/12 (Sun)

どじょう料理+アルファのお楽しみ! やぶや

夏場の料理というとウナギが思い浮かびますが、同じ川魚類にドジョウがあります。東京の下町にはどじょう料理の専門店があり人気を得ていますが、静岡県ではほとんど出す店がありません。そんな中、島田の駅前にあるやぶやはどじょう料理を季節の各種料理を出す店として近隣ではちょっと知られています。

どじょうの旨さがよくでてます

こちらのお店は昭和の時代からありますが、最近になって新しい店舗になって居心地も使い勝手も格段と揚がりました。大きな厨房を囲む椅子席のカウンターと宴会も可能なお座敷に分かれています。この日は平日にも関わらず10席余のカウンターはほぼ満員の人気ぶりでした。お客さんの平均年齢は高めでした。しかも常連さんが多いようで皆思い思いの料理とお酒を楽しんでおりました。

どじょうの料理というとなんといっても柳川鍋とどじょう鍋が双璧といっていいと思います。しかも丸のままと裂き(開き)の両方を好みで使い分けすることができます。どじょう好きの間では丸こそ通の証しという人も多いようですが、私はコリッとした食感よりもどじょうの旨さを優先したいので開きの方が好きですね。まぁこの辺りはウナギの関東風と関西風の違いと同じ感じかもしれませんね。

柳川鍋ですよ

最初は柳川鍋をお願いしました。定法通りの薄型の一人用の鍋にアツアツのものが運ばれてきます。薄口ながら上品でしっかりとした自然感のある出汁の上に牛蒡の笹がき、卵でとじられたどじょうが三位一体となって楽しませてくれます。懐かしくもホッとする味ですね。

この柳川鍋には山椒が合うのですが、どじょうのストレートの旨味というよりも、どじょうを料理の素材のひとつとしていかにおいしく食べさせるか?を考えた調理法だと思います。万人向けという面もありますが、歴史ある定番料理はやはり安心できる味に仕上がっていると思います。

どじょう料理があれこれ楽しめます

オープンキッチン+カウンター席の良さのひとつに調理をしている板前さんの話を聞きながら食べることができることだと思います。私が座った目の前は親方のまな板でしたので、どじょうをさばいたり開いたり、薄い身に串を器用に打つのを見たりできました。鰻料理はテレビで見ることがありますが、より小さいどじょうの調理はまさにプロでないと無理だなぁと感心することしきりでした。

さらにこちらの親方は、良い意味で口が達者な方でどじょう料理のあれこれや歴史、江戸のどじょう料理とやぶやの料理の違いなどを謙虚に話をしてくれました。例えば、柳川鍋というのは、風になびく柳と川面の姿を模した風流な食べ物ということで、隣の席の常連さんも何十年と通っていたけど初めて聞くとのことでした。どじょう料理について興味ある方は親方の前の席に座ることをお勧めします。

天ぷらも本格的ですよ

それから、こちらのお店の良い点はどじょう料理だけではありません。居酒屋以上割烹未満という言葉がありますが、割烹並かそれ以上の一品を楽しめることができるのです。ビールのお供にキスとかさごの天ぷら盛り合わせをお願いしたのですが、これがカラリと揚がっているのに中はふんわりという魚介類の天ぷらとしてはこれ以上ない仕上がりになっていました。

この天ぷらを塩で食べるとどじょう料理と同じように天ぷらも職人さんに作ってもらうのが一番だなぁと思わずにはいられませんでした。さらに他のお客さんが裏メニューとして天丼を食べていたのですが、これまた天ぷら専門店顔負けの表情をしていました。次回はこれをお願いしたいですね。

どじょう料理以外のメニューは、刺身に天ぷら、野菜料理など素材の良さをプロの技でよりよくして楽しませるものが多いようで、カウンターには冷蔵ケースの中には魚介類が、上には新鮮そうな野菜が乗っています。さらに京都のおばんざいのように大鉢にはいった料理も3,4品ありました。常連さんが多いお店では季節のものがサクッと食べられるのも重要なポイントですからね。

米茄子の田楽です

そんな野菜の中から米茄子の田楽をお願いしました。どこにでもあるような定番メニューですが、これが京都の割烹で出てくるような旨さでびっくりしました。西京味噌で出来た田楽味噌が生クリームでも入っているようななめらかさとコクが出ているのです。

この田楽味噌のおいしさは、京都の有名な味噌屋の最高級品を使っているだけでなく、隠し味を加えて丁寧に根気よく練っているかだそうです。このおいしさの秘密は親方の息子さんが京都の料亭でしっかりとした修行をしてきたのも大きいかと思います。揚げ物も刺身のひき方も流石と思わせる所作でしたので、やはりという感じでした。

どじょう鍋は直球勝負ですよ

この辺で要のどじょう料理に戻ることにします。こちらには竜田揚げやかば焼きなどもありますが、やはりどじょう鍋(一番上の写真)を食べないわけにはいきません。ネギ多めの開きでお願いしました。どじょう鍋には一味唐辛子の方が合うようです。

柳川鍋はふんわりやさしい味わいが特徴ですが、こちらはストレートにどじょうの味を楽しむことができます。もっとどじょうが入っているくらいでもいいくらいですが、泥臭さも全くない川魚特有の滋味あふれる味わいが薄めのだし汁とたっぷりの白ネギの軽やかな鮮烈さと相まってアッという間に完食してしまいました。まぁ鍋ですからアツアツをフーフー言いながら食べるのがいいですからね。

うなぎのおむすびです

居酒屋や割烹には、どの店にも〆のご飯類や麺類がありますが、こちらのお店の名物はうなぎを使ったおにぎり「うなむす」になります。一日限定16個ですので、店に入ったと同時に取り置きをしてもらった方がいいかもしれません。私も2個お願いしました。このうなむすは一個250円といううれしい値段です。

うなむすはひとつはそのまま、もうひとつはうなむす茶漬けにしてもらいました。お茶漬けの方はプラス100円加算されます。うなむすのうなぎの蒲焼の端っこをうなぎのタレでまぶしたおにぎりに巻き込んだもので、そのままコンビニで売り出せば大人気間違いなしの旨さです。山椒をちょっと振りかけてかぶりつけば、プチうな丼の醍醐味を味わうことができます。

うなぎのおにぎり茶漬けです

もうひとつのお茶漬けはこれを具にして出汁茶を掛けたもので、こってりとしたうなむすとさっぱりとした出汁茶のバランスが飲んだ人にはぴったりだと思います。わさびをちょっと加えてもいいかもしれません。そうそう、これに付いてくる糠漬けの盛り合わせももちろん手造りで抜群のおいしさでした。別口で頼む人も多いとのことも納得できるものでした。

居酒屋というと、アルコールを抜きにして語れませんが、ビール以外に日本酒や焼酎も揃っていますが、惜しむらしくは品揃えが今一つといったところでしょうか。日本酒は志太地区の日本酒あれこれが、焼酎は芋や蕎麦、麦などポピュラーなものでも一通り揃っているとさらに魅力がアップするかと思いました。

この提灯が目印ですよ

と、こちらのお店は歴史のあるだけに常連さんには居心地が良くて一見さんには敷居が高いと思われるかもしれませんが、そんなことは全くなく、若い人でも違和感なく溶け込むことができるかと思います。今時の創作系の居酒屋へ行くよりも多少お金が掛かるかもしれませんが、季節のおいしい料理とどじょう料理を楽しむことができることができるのでトータルすれば満足感は高いと思います。

改装してきれいになりました

島田市は江戸時代から街道でも有数の規模を誇っていただけに昔ながらの居酒屋や小料理屋が多いのですが、探せばこちらのお店のようなキラリと光る隠れた名店がたくさんあるようです。どじょう料理が好きな人はもちろんのこと、どじょう料理を敬遠していた人も一度行ってみてあれこれ食べてみれば納得できるかと思います。気になる予算もひとり飲んで食べても5千円程度かそれ以下だと思います。なお週末などは予約がお勧めです。


どせう・四季料理 やぶや

島田市栄町3-2(JR島田駅北口近く)
0547-36-5115  17:00~22:30
定休日日曜日、祝日

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