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友野、おひさま@富士市

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2012/09/30 (Sun)

富士市吉原スイーツ対決! 友野、おひさま

今日は中秋の名月です。あいにくの台風接近でまんまるお月様は見ることはできそうにありませんが、月見団子は食べることはできます。このように四季折々の行事にお菓子を食べる習慣があった日本では和菓子はなくてはならない存在です。この和菓子のライバル?ともいえる洋菓子でも季節のもの、旬の食材を生かしたものがたくさんあります。食卓をより華やかにしてくれる東西のスイーツ、今ではなくてはならい存在です。

どら焼きは定番ですよ

和菓子、洋菓子のお店は星の数ほどありますが、今回は富士市吉原の商店街からちょっと外れたお店2軒の紹介になります。吉原商店街もそうですが、この周辺は裏通りを含めて懐かしい感じのお店は路地などがたくさんあってノスタルジーを感じさせる良い雰囲気を持っています。探検しがいのある街だと思います。どちらのお店もそんな探検の最中によってみては損はないお店だと思います。

・和菓子司 友野

最近の和菓子屋というと、何でも揃う大きなお店が多いですが、こちらのお店はこじんまりとした店構えで、知らないと通り過ぎてしまうほどです。和風の佇まいは、京都か鎌倉の路地裏にあってもおかしくないような感じです。一見さんではなく、常連さんに愛されているお店です。この日は、桜咲く春らんまんの日でしたので、春らしい和菓子が並んでおりました。

きれいな上生菓子が並んでいます

和菓子屋の肝心なポイントは、並んでいるお菓子からいかに季節を感じることができるのか、色とりどりの華やかな雰囲気を感じ取れるかだと思いますが、その店ではこちらのお店は十分に応えてくれると思います。特に上生菓子は、技巧をこらした練りきりやきんとんなど、見ているだけでうっとりするほどです。

桜餅ですよ

この日は、さくら餅とわらび餅、そしてどら焼きを買ってみました。さくら餅は道明寺粉を使ったもので、食紅を使ったピンク色は、桜色を通り越しているほどのインパクトがあります。食べてみると、ねっとりとしたもち米の生地とよく練られた上品な漉し餡のバランスが良いですね。軽さよりも満足感を重視している感じです。

わらび餅もあんこのおいしさが良く出ています。薄い皮とたっぷりの漉し餡、そして上に掛かったきなこ、この三位一体となったバランスがいいんでしょう。ケーキ類に比べると大きさの割りに値段が高めと感じてしまいますが、それを感じさせない満足感があると思います。アッという間に食べつくしてしまいました。

うぐいす餅ですよ

どら焼きは和菓子の中ではポピュラーなものですから、お店ごとの特徴が出やすいですし、好みの方向性がバラバラになりがちです。こちらのものは、しっかりとした焼かれたカステラ生地と、これまたしっかりと練られた粒餡の組み合わせは、軽さよりも重量感を感じさせるものになっています。

私はどうしてもふんわりとした生地とツヤツヤと光り輝くあっさりとした煮た粒餡が好みなので、ちょっと違っていましたが、どら焼きとしたら本来はこちらの店のものが王道なんでしょう。どら焼きも食べたいという時にお菓子の中に選ぶということになるんだと思います。

落ち着いた佇まいです

と、こちらのお店は季節感を大事にして、毎日丁寧にその日に提供できる和菓子を作る、昔ながらのお店だと思います。ご主人は話好きで、おすすめや和菓子のことを訪ねるといろいろと教えてくれます。目立たない場所にありますが、和菓子好き、派手な和菓子ではなく、渋めの和菓子を求めている人なら一度は行ってもらいたいお店です。


・パティスリー おひさま

ケーキ屋も和菓子屋以上にたくさんあります。昭和の香り漂うなケーキ屋からフランス伝統の本格派までさまざまですが、こちらのお店はアメリカンな大胆な感じのするケーキや焼き菓子を提供しています。店名のようにおおらかで伸びやかなケーキが特徴です。

マロンパイですよ

このアメリカンな感じのするケーキの代表格といったらパイでしょう。秋本番の今の時期はマロンパイにアップルパイが楽しめます。このようなパイは大好きなのであちこちで食べるのですが、ザクザクとした生地と大振りのフィリングの組み合わせってのが好みなので、こちらの店のようなものがストライクってことになるのです。

マロンパイを切ってみました

マロンパイは、大きな栗がゴロンと入っているだけでなく、それを取り巻くようにマロンクリームというか栗の餡が入っていて、これが良いアクセントになっています。サクサクホロホロとした生地の中からマロンが出てくると、思わずニコッとしてしまう魔力が、このお菓子にはあると思います。秋の味覚の代表格である栗ですが、いつものモンブランではなく、このマロンパイも捨てがたいものがあると思います。

あとパイといったら、なにはなくてもアップルパイだと思います。あまりにも当たり前のケーキになりますが、店によって特徴や特色が出ています。中のりんごの種類から煮つめ方、パイの中に入れるのか、外に飾るのか・・・などなど食べてみないとわからないものがあります。

アップルパイです

こちらの店のものは見ただけで、その豪快さがわかります。厚めのパイ生地の中というか上に大きくカットされたリンゴの煮たもの、その上をさらにキャラメリゼされており、女性ならこれひとつで一食分になるんじゃないかというボリュームがあります。浅めに煮たリンゴのシャリシャリ感とザクザクとしたパイ生地の食感が、アメリカン度満点です。紅茶よりもコーヒーが似合うような感じです。

あと、こちらのお店ではシュークリームや大振りの生ケーキ、クロワッサンなどのデニッシュ類、クッキーなどの焼き菓子類などがありますが、どれも大きくて、最近のケーキは小じゃれていて物足りないという人やアメリカンな大らかなものを求めている人にぴったりだと思います。

かわいらしいお店です

私は、生のケーキに関しては伝統的なフランス風なもの、パイ類はアメリカンな感じのものが好みなので、こちらの店のものがストライクでした。お店の雰囲気もそれらしいもので、これからの季節はハロウィン、次はクリスマス一色になって楽しませてくれますよ。

と、吉原商店街からちょっと外れた和菓子と洋菓子のお店、落ち着いた寂びの和菓子屋である友野、華やかで大らかなケーキ屋のおひさま、TPOに合わせて行ってもらいたいですね。そうそう、若い人には友野のような和菓子屋へ、逆に年配の人にはおひさまのようなケーキ屋へ行ってもらいたいです。新しい世界が広がると思います。


和菓子司 友野

富士市吉原4-10-47(曙幼稚園近く)
0545-53-1799 9:30~18:30
木曜日休み

パティスリー おひさま

富士市今泉5-9-8(西友吉原店近く)
0545-30-8077 9:30~19:30(日・祝は~19:00)
月曜(祝日の場合翌日)休み

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