静岡県の誇るそばの名店! 藪蕎麦宮本
晩秋になると蕎麦好きの人はうきうきしてきます。そう「新そば」の季節になるからです。流通事情や貯蔵技術が進歩してきた現代では昔ほどではなくなりましたが、それでもやはり新そばの魅力はたまりません。「新そば打ち始めました」の看板は心惹かれるものがあります。

そんなそば好きにはたまらないお店の一軒が島田にあります。このお店、静岡県はおろか日本でも有数のそばの名店です。多くのグルメ雑誌やサイトで紹介されていて食べ歩きのプロの中では日本で一番おいしいそば屋の称号を与えているほどです。これほどの食の店は静岡県では珍しい存在であると思います。ちょっと自慢してもよいくらいです。
お店は車の往来が激しい街道沿いにあります。東名吉田インターから北へ車で2分ほどで向いはパチンコ屋というロケーションは高級な蕎麦屋とは思えないものがありますが、竹や木が沢山植わった上品な小さな門と手入れのよくされた玄関回り周辺はそのまま東京の老舗蕎麦屋の趣きです。この辺りからもおいしさへの期待が高まっていきます。そして広々とした土間から照明の落した古民家風の畳敷きの客間が2つ。以前は5つのテーブルがありましたが、今は4つのみです。流行のジャズが流れるような「なんちゃって和風」でなくBGMもないお金をちゃんと掛けて掃除が行き届いた「しっかり和風」「さりげない和風」で自然と背筋が伸びるとともにリラックスできます。時々ボーンボーンと柱時計が鳴るだけの静寂さも良いですね。

この京都か金沢の旅館のような客間でいただくお蕎麦は・・・
う、うまい!!!
です。しかし、その量は
す、少ない!!!
です。このギャップ故に「許せない」「おいしいけど量が少なすぎ」との意見や噂が飛び交っているようです。しかし、この品質だったら妥当なものだと思います。妥当どころか、東京へ行ったらもう少し値段が高くなると思います。それくらい完成されています。蕎麦好きが東京や名古屋からこのお店を目当てに来たり途中下車して寄るだけの魅力があります。
私と相方のいつものパターンは最初にそれぞれ基本の「せいろ」を1枚、お替りに「手挽き」を1枚、最後に暖かい「天ぷらそば」をひとつと冬なら「鴨南蛮」をひとつ、夏なら「花巻」をひとつをシェアして楽しみます。合計ひとり3つで普通のそば屋の大盛りと同じくらいの量です。値段は3倍くらいですね。
「せいろ」は、蕎麦の基本です。どの蕎麦屋にもあります。新そばの季節はいつにも増してそばの青さが際立っています。極上品の本わさびをそばにちょっと付けてつけ汁に3分の1くらい浸してから口に入れます。そばの甘さ、香りが最高です。のど越し、噛み応えも最高です。汁の出汁の効きかた、甘さも完璧です。少ない量をいとおしみつつあっという間に食べてしまいます。
「手挽き」は、この店ならではのものです。玄そばを石臼で手で挽いているので出す量が限られています。私達はこれを食べたいので毎回開店前に店に着くようにしているくらいです。それほど独特、唯一無二のものです。普通の店のような「田舎」とは違い、そばのワイルドさを究極な形で洗練させていて楽しむことができます。そばの香り重視の人には堪らない一品です。
「天ぷらそば」は、藪系では有名な芝えびのかき揚げが最高です。目の前に出されると天ぷらの上の細やかな衣がそばの汁に溶けてジッジッと音を立てるほど熱々です。プリプリの海老と軽やかな衣のマッチング、天ぷらの脂分がほどよく混じった汁のおいしさ・・・とメインのそばよりもそれ以外の種がおいしい一品です。日本酒好きなら「天抜き」で一杯が最高でしょう。
「鴨南蛮」は冬の楽しみのひとつです。ここの店の鴨は上質な肉質が特徴です。肉は柔らかく、旨みがたっぷりです。一緒に供される柚子胡椒がとても合います。また鴨の脇役、ネギも良い仕事をしています。これを食べると料理は1+1が3にも4にもなるのだと再認識させてくれます。鴨がちょっと苦手な人でも食べられる鴨南蛮だと思います。
「花巻」は、大きな海苔が特徴です。この品や「にしん」ような江戸前の仕事が当然のごとくあるのが良いですね。海苔は品質の良いものが使ってありますので、海苔の香りとさわやかさが暖かいそばつゆによく合っています。たかが海苔、されど海苔の目からウロコの一品ですね。
このほかにもどのメニューもはずれがないものばかりです。確かに値段は高いですが、中途半端なフレンチやイタリアン、懐石料理屋や寿司屋で散在するくらいならこちらの店で冷たいものと暖かいものを楽しむほうが楽しめると思います。また、自分自身で楽しむほか、親御さんに「量よりも質」のそばを食べさせに連れていってやるのも良い親孝行になると思います。事実この店の平均年齢は高いです。
年に何度かの蕎麦屋での贅沢、いいものです。
注意・・・店内写真撮影禁止のため蕎麦の写真ありません
藪蕎麦宮本
島田市船木253-7(東名吉田インターから北へパチンコキラク前)
0547-38-2533 11:30〜15:00※仕込んだものが終わり次第終了
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日振替) 駐車場 8台(無料)
晩秋になると蕎麦好きの人はうきうきしてきます。そう「新そば」の季節になるからです。流通事情や貯蔵技術が進歩してきた現代では昔ほどではなくなりましたが、それでもやはり新そばの魅力はたまりません。「新そば打ち始めました」の看板は心惹かれるものがあります。

そんなそば好きにはたまらないお店の一軒が島田にあります。このお店、静岡県はおろか日本でも有数のそばの名店です。多くのグルメ雑誌やサイトで紹介されていて食べ歩きのプロの中では日本で一番おいしいそば屋の称号を与えているほどです。これほどの食の店は静岡県では珍しい存在であると思います。ちょっと自慢してもよいくらいです。
お店は車の往来が激しい街道沿いにあります。東名吉田インターから北へ車で2分ほどで向いはパチンコ屋というロケーションは高級な蕎麦屋とは思えないものがありますが、竹や木が沢山植わった上品な小さな門と手入れのよくされた玄関回り周辺はそのまま東京の老舗蕎麦屋の趣きです。この辺りからもおいしさへの期待が高まっていきます。そして広々とした土間から照明の落した古民家風の畳敷きの客間が2つ。以前は5つのテーブルがありましたが、今は4つのみです。流行のジャズが流れるような「なんちゃって和風」でなくBGMもないお金をちゃんと掛けて掃除が行き届いた「しっかり和風」「さりげない和風」で自然と背筋が伸びるとともにリラックスできます。時々ボーンボーンと柱時計が鳴るだけの静寂さも良いですね。

この京都か金沢の旅館のような客間でいただくお蕎麦は・・・
う、うまい!!!
です。しかし、その量は
す、少ない!!!
です。このギャップ故に「許せない」「おいしいけど量が少なすぎ」との意見や噂が飛び交っているようです。しかし、この品質だったら妥当なものだと思います。妥当どころか、東京へ行ったらもう少し値段が高くなると思います。それくらい完成されています。蕎麦好きが東京や名古屋からこのお店を目当てに来たり途中下車して寄るだけの魅力があります。
私と相方のいつものパターンは最初にそれぞれ基本の「せいろ」を1枚、お替りに「手挽き」を1枚、最後に暖かい「天ぷらそば」をひとつと冬なら「鴨南蛮」をひとつ、夏なら「花巻」をひとつをシェアして楽しみます。合計ひとり3つで普通のそば屋の大盛りと同じくらいの量です。値段は3倍くらいですね。
「せいろ」は、蕎麦の基本です。どの蕎麦屋にもあります。新そばの季節はいつにも増してそばの青さが際立っています。極上品の本わさびをそばにちょっと付けてつけ汁に3分の1くらい浸してから口に入れます。そばの甘さ、香りが最高です。のど越し、噛み応えも最高です。汁の出汁の効きかた、甘さも完璧です。少ない量をいとおしみつつあっという間に食べてしまいます。
「手挽き」は、この店ならではのものです。玄そばを石臼で手で挽いているので出す量が限られています。私達はこれを食べたいので毎回開店前に店に着くようにしているくらいです。それほど独特、唯一無二のものです。普通の店のような「田舎」とは違い、そばのワイルドさを究極な形で洗練させていて楽しむことができます。そばの香り重視の人には堪らない一品です。
「天ぷらそば」は、藪系では有名な芝えびのかき揚げが最高です。目の前に出されると天ぷらの上の細やかな衣がそばの汁に溶けてジッジッと音を立てるほど熱々です。プリプリの海老と軽やかな衣のマッチング、天ぷらの脂分がほどよく混じった汁のおいしさ・・・とメインのそばよりもそれ以外の種がおいしい一品です。日本酒好きなら「天抜き」で一杯が最高でしょう。
「鴨南蛮」は冬の楽しみのひとつです。ここの店の鴨は上質な肉質が特徴です。肉は柔らかく、旨みがたっぷりです。一緒に供される柚子胡椒がとても合います。また鴨の脇役、ネギも良い仕事をしています。これを食べると料理は1+1が3にも4にもなるのだと再認識させてくれます。鴨がちょっと苦手な人でも食べられる鴨南蛮だと思います。
「花巻」は、大きな海苔が特徴です。この品や「にしん」ような江戸前の仕事が当然のごとくあるのが良いですね。海苔は品質の良いものが使ってありますので、海苔の香りとさわやかさが暖かいそばつゆによく合っています。たかが海苔、されど海苔の目からウロコの一品ですね。
このほかにもどのメニューもはずれがないものばかりです。確かに値段は高いですが、中途半端なフレンチやイタリアン、懐石料理屋や寿司屋で散在するくらいならこちらの店で冷たいものと暖かいものを楽しむほうが楽しめると思います。また、自分自身で楽しむほか、親御さんに「量よりも質」のそばを食べさせに連れていってやるのも良い親孝行になると思います。事実この店の平均年齢は高いです。
年に何度かの蕎麦屋での贅沢、いいものです。
注意・・・店内写真撮影禁止のため蕎麦の写真ありません
藪蕎麦宮本
島田市船木253-7(東名吉田インターから北へパチンコキラク前)
0547-38-2533 11:30〜15:00※仕込んだものが終わり次第終了
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日振替) 駐車場 8台(無料)
2005.12.11 | グルメ(そば・うどん) | トラックバック(2) | コメント(0) |
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