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カテゴリ:グルメ(和食・寿司) の記事リスト(エントリー順)

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kage

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ひさご、ころ助@富士市

kage

2010/06/06 (Sun)

富士市ランチ対決! ひさごvsころ助

多くの飲食店は昼と夜の営業をしています。客単価の高い高級店でもランチの時はお値打ちの価格で提供しているお店や、夜と同じものに品数をプラスするお店など、それぞれのお店で工夫と努力して売り上げ増を図っています。そんなランチは、お金を有効に使いたい私にはなくてならない存在です。今回は富士市にあるふたつのお店を比較して、お値打ちでおいしいランチ対決をしてみたいと思います。

お刺身もありますよ

ひさご

富士市の商工会議所の近くにこちらのお店は、飲食店が何軒か集まっているテナントビルのひとつです。外観は独立店舗ではないので特徴はそれほど出ていないのですが、中に入ると落ち着いた和の佇まいに癒されます。きれいに磨かれた一枚板のカウンターがいいですね。ランチの時間は人気があるので予約が必要です。この日も満員御礼でした。お客さんは女性だけのグループか女性連れの人が多いですね。

こちらのお店のランチは品数は天丼と海鮮丼など種類は限られているものの、夜は飲んで食べて五千円以上は覚悟しなくてはいけないのに対し、1,000円から1,200円程度で楽しめます。この値段にはちょっとしたデザートとコーヒーまで付いてくるのですからお値打ちです。

デザートとコーヒーも付いています

天丼は、ノーマルのタレと塩の2つの味があります。私はタレのかかったご飯も好きなのでノーマルのものをお願いしました。天ぷらはお弟子さんが揚げてくれるのですが、しっかりとしたお店だけにお弟子さんとはいえ、テキパキとしながらも丁寧に仕事をしてくれます。この仕事振りが目の前で見えるのもカウンター割烹の醍醐味ですね。

天丼の最初の楽しみはどのようなネタが乗っているのか?ではないでしょうか。ある程度のボリューム感、丼からはみでる、山と積まれたといったものがあるとうれしくなってきます。こちらのものは、その点では合格点でワクワクしてきます。海老が2本に魚、きのこに野菜が数種類と盛りだくさんです。衣は若干厚めですが、きれいな揚げ色をしています。

てんこ盛りの天丼です

この見た目の良さ同様、食べてみてもその印象は変わりません。海老はプリッとした食感と甘みとレア感を残した揚げ具合がいいですね。やはり海老は天丼において主役だと再認識しました。白身魚のほっこり感、茄子やしし唐、かぼちゃなどの野菜は大きめに切られていて食べ応えもありますし、ともすれば貧乏臭くなるえのき茸なども料理屋ならではのテクニックで上手に揚げられていると思います。

程よい甘みと適度な量のタレも化学調味料に頼らない自然な感じなのもおいしさに貢献していると思います。高級天ぷら専門店の活けのネタや淡白でサラッとした揚げ具合を望むのは酷ですが、この値段でこの質とボリュームはG何羽っていると思います。箸休めのマグロの刺身の切り落としや赤だしもさすがの出来栄えだと思います。 

これで千円はお値打ちですね

もうひとつの海鮮丼と麺のセットも値段以上の満足感でした。夜や昼の会席で出る刺身、お造りでどうしても出てしまう切れ端や落としの部分を上手に盛り込んで、見た目も食べた後の感想も豪華な仕上がりになっていると思います。ボリューム自体はそれなりですが、それ以上に質の良いものを食べられる幸福感は良いですね。

お汁の代わりになる細めのうどんのお椀は、想像以上のボリュームでびっくりしました。麺自体のおいしさはそれなりですが、薄めながらしっかりとした出汁の旨さはさすがだと思いました。このセットは女性でなくてもけっこうなボリュームがあり満足できるかと思います。

海の幸がいろいろ乗ってます

と、こちらのお店はランチを食べて夜にもお邪魔したくなる典型的なお店だと思いました。ランチとディナーは別物としてやっつけ仕事のお店もありますが、値段以上のお値打ち感、手抜きをしないしっかりとした仕事振りと丁寧なサービス・・・と、予約してでも一度たずねてみる価値はあるかと思います。事前に予約すれば2,500円程度で昼会席もあるようですし、ちょっとした集まりやお祝いにも使えると思います。

今回、初めての訪問でしたが、店主(板前さん)はまだ若いながらもちゃんとした修行をして、四季ごとに京都や東京の有名・新進を問わず話題の料理屋へ視察をしたり、全国各地の良い食材を仕入れたり・・・と料理の向上に余念がない点と料理をすることが好きなのが伝わってきて好感を持ちました。日曜日休みなのでお店に行くことは難しいのですが、また行きたいと思うとともに、奥様方に独占させるだけでなく若い人にも日本料理の良さの片鱗を体験してもらいたいと思った次第です。これから注目されていく、メジャーになっていくお店だと思います。


ころ助

このお店はひさごと違って、洋風のダイニング的な内装です。落ち着き感よりもモダンさを優先させている今風な感じは女性好みといっていいかもしれません。ころ助というかわいらしい店名とはちょっと違う感じですが、気軽に寄れる雰囲気は敷居が低くていいかもしれませんね。

名前がかわいいですね

こちらのランチは種類が豊富で何を選んでいいのか迷ってしまいます。どれも魅力的にみえてくるのはうれしい悩みです。そんな時に頼りになるのがテキパキとしながら丁寧なサービスをしてくれるマダムですね。的確なアドバイスに従っておいしいものが色々と楽しめる「朝霧の玉手箱」と人気がある「青木養鶏場のフライドチキン塩ポン酢仕立て」をお願いしました。

このお店のコンセプトは流行の地産地消です。それも言葉だけでなくちゃんと実践しているのです。食材の多くを地元の富士市と隣の富士宮市の厳選したお店や生産者のものを仕入れ、それをアイデア豊富に料理して提供してくれているのです。野菜とか肉はこだわりのものを仕入れているお店はけっこうありますが、多くの食材をこれだけ良いもの、地元でも一目置かれている優れているものを仕入れているのはそうそうないかもしれません。

看板商品がちょっとづつ味わえます

そんな魅力の食材オールスターズを一度に楽しめるのが「朝霧の玉手箱」1,590円です。目玉料理、お勧め料理がちょっとづつお試し的にお弁当箱のようなものに入っています。料理は長谷川農園のポットベラのステーキや朝霧ヨーグル豚のしゃぶしゃぶなど食材の良さをちゃんと感じることができました。欲をいえばもっと量を増やしてもらえたらと思いました。アッという間に食べ切ってしまうので、欲求不満状態になってしまうのです。このボリュームだとお値打ち感はイマイチかもしれません。

もうひとつの青木養鶏場のフライドチキンは逆にお値打ち感がありました。地鶏ならではの身のムッチリ感とあっさりした中に旨さを秘めているおいしさを感じることができました。塩ポン酢の塩梅もいいですね。鶏のから揚げというと、居酒屋か中華料理屋の簡単な料理と思ってしまいがちですが、味わい、盛り付けなども含めて、このお店のオリジナリティ料理として完成されているのかなと思います。

鶏がサクサクでおいしいですよ

今回、こちらの料理を食べてみて良い素材、食材はおいしさにちゃんと貢献してくれるのだなと再認識するとともに、富士山麓にはまだまだ知らない食材が隠れているのとうれしくなってきました。特に長谷川さんのポットベラなどは普通のスーパーなどではお目にかかるのは難しいので、こちらのお店で試せる意義は大きいですね。

と、こちらのお店は良い素材+アイディアあふれる調理法という今風な感じのお店ですが、若い人からお年寄りまでカジュアルに使うことができると思います。昼でも夜でもワイワイ仲間やカップルで楽しむのが良いのかなと思います。

デザートもしっかりしています

以上、どちらのお店もそれぞれ良い点があり、比較して優劣をつけることが難しいですね。ひさごはオーソドックスな日本料理の伝統の良さを、ころ助は地元の食材の良さを気軽に味わうことのできる良さをそれぞれ感じられました。どちらのお店も自分のお店のカラーをちゃんと把握して、それをお客さんにアピールして支持を得ているということだと思います。やはり大きなお店、チェーン店でなく、個人のお店は良いですね。応援したくなってきます。


ひさご

富士市瓜島90 清和ビル1階(富士商工会議所近く)
0545-57-2050  11:30~14:00 17:30~23:00
定休日 日曜日 予約が望ましい


朝霧ダイニング ころ助

富士市本市場町975(あおい書店、米之宮公園近く)
0545-65-3450 11:30~14:00 17:00~23:00 月曜休み

山正@沼津市

kage

2009/05/31 (Sun)

肩肘張らない寿司居酒屋! 食事処・山正

行ってみたいと思い焦がれていたお店にやっと行けた時はうれしいものですが、そのお店が思った通りのおいしさと居心地の良さが備わっていたら、紹介しないわけにはいきませんね。今回の沼津の山正はまさにそんなお店でした。

おまかせ握りその1

このお店は、元々干物を主とした魚屋でしたが、息子さんが料理の修業に出て、お店の奥で寿司を中心とした居酒屋さんを4年ほど前に開店したものです。昼のランチは連日行列ができるといいますし、夜は夜で週末を中心に予約が取れないほどの人気店なのです。店構えは小さいですし、暖簾なども控えめで心配になってしまいますが、お店に入れば凛とした正統的な料理屋さんです。

今回はディナータイムに訪問してみました。お店はカウンターに10人ほど、座敷・小上がりに4人ほどが座れる小さなお店ですが、座ってから30分ほどで満員になりました。もちろんこの日も予約段階で一杯のようでした。また、多くのお客さんが次回の空いている日にちを聞いていたり予約をしているのを目撃しました。2日前に予約できた我々はラッキーだったのかもしれません。

お通しも魚です

居酒屋さんや料理屋さんではお通し、先付けが飲み物と一緒に出てきますが、さすが海のもの専門店だけあります。ガラスの涼しげな器に入っているのは小さいながらもプリプリな小鰯のお刺身です。生姜醤油で頂くと口の中一杯に光物、青魚特有のさわやかな香りと味が広がっていきます。原価が安くても手間隙かけたこのようなものがさりがなくお通しで出てくるとこれからの展開が楽しみになってきます。

最初はお刺身の盛り合わせを注文しました。単品もありますが、初めての訪問ですので、お任せで。1人前1,500円からということなので、これからのことも考えて2,000円でお願いしました。寿司屋で刺身を食べると驚くほど高いことがあって会計の時にびっくりしますが、こちらのお店はお値打ち感ばっちりでした。しかも値段以上にそれぞれの魚介類が良いのです。

刺身の盛り合わせですよ

この日の盛り合わせは、中トロ、赤ムツ、金目鯛、鯵、じんどういか、かつを、〆さば、鳥貝でした。どれも2切れから4切れは載っていますし、じんどうにいたっては身とゲソの両方がたっぷりとありました。これなら2人で十分な量ですね。(刺身のお皿が長いため写真は半分しか写っていません)

この中で気に入ったのは全部!と言ってもいいほどでしたが、しいてあげると、じんどうイカの甘さとさっぱりとしたバランスの良さ、初かつをとは思えない脂の乗りの良さ、〆鯖の新鮮さと〆具合の良さなどでしょうか。この刺身の盛り合わせを食べると地の魚に恵まれた沼津という静岡はおろか日本でも有数の魚港を持つ利点を感じます。

金目鯛のかぶと煮です

日替わりのお品書きを見てみると煮魚や焼き魚に何種類かあります。好きなものを頼むのが一番良いのですが、お店の人に本日のお勧めを聞いてから頼むのも悪くありません。すると金目鯛が時期外れにも関わらず伊東の川奈産の2キロほどのものが良いということで、この兜煮を注文しました。まぁお隣さんにきていた兜がおいしそうだったというのも大きいのですが・・・。

この金目鯛の兜、700円という値段が嘘のような大きさです。伊豆の観光地の磯料理屋さんなら倍近くはするかもしれません。刺身で食べられる金目鯛ですから身もほっくりしていますし、煮汁は濃いのにそれが具合良く染みているので皮の部分の塩っぱさと中のさっぱりとした部分の対比がたまりません。もちろん兜煮ですから目玉の周りの所などは最高です。白いご飯があればこの煮汁を掛けて食べたいほどでした。

深海魚のでんでんの焼き魚ですよ

煮魚ときたら焼き魚も食べなくてはいけません。これも何種類かあります。太刀魚やイサキなどもありましたが、地の魚ということで「でんでん」を頼んでみました。大将も「こんな大きなでんでんはでんでんお店に入ってこない」と、オヤジギャグで答えてくれましたが、普通は天ぷらやフライのネタとしてお馴染みのものだけに私も焼き魚としては始めてのでんでんでした。

果たして、その成果はでんでん大丈夫でした。真鯛や石鯛などともイサキなどとも違う身の柔らかさと味の違いがあるものでした。今まで食べた中では目鯛に似ている感じですね。白身なのですが深海魚特有の水分量が多い感じで焼きの技術が高くないとボロボロになってしまうほどの身がもろいのです。甘さや旨さでは真鯛やヒラメなどには負けますが、地の魚を食べることができたので良しとしましょう。何事も一期一会ですからね。

これまでの展開でけっこうお腹も膨れてきましたが、このお店にきてお寿司を食べなくてはいけません。これも単品で好きなものを好きなだけ食べることも可能ですが、お値打ちなのはお決まりのメニューです。特に一番高い10貫で2,800円の特選(特上?)のものはお店イチオシのネタがババーンと登場します。大将に本日のネタを聞いてから嫌いなものがあれば交換もしれくれると思います。この日は我が家の好きなネタのオンパレードでうれしくなってしまいました。

おまかせ握りその2

ガラスのお皿に載ったものは右から穴子、醤油イクラ、うに、蒸し海老、小肌、鳥貝、赤貝、じんどうイカ、金目鯛、中トロです。さらにこれにアラ汁が付きます。この値段でこのネタはけっこう頑張っていると思います。街場の普通の寿司屋でしたら、1貫づつ、うやうやしく出てくるほどのものだと思います。しかし、このお店ではさりげなく出てくるのが憎いですね。

握りの技術やしゃりの具合、光物の〆具合、穴子の江戸前の仕事など寿司だけを突き詰めて評価すると寿司だけを出す東京などの店に比べると厳しいものがありますが、沼津、そして寿司も出す料理屋、食事処として評価すると十分に合格だと思います。ひとりでひとつのお決まりやちらしを食べるのは他の料理が食べられなくなる可能性が高いですが、色々な料理を楽しんだあとに2人でこのお決まりはアリだと思います。

〆の巻物はオリジナルで注文!

さらにこの店に慣れてくれば単品でお寿司を頼んだり、5つほどお任せで頼んでもいいかと思います。我が家ではお寿司屋の〆の一品は巻物と決めています?ので、この日も大将にあれこれ尋ねてオリジナルのものを注文しました。このお店ではガリと魚介類を一緒に巻いたさっぱりとしたものがお勧めということで、刺身でおいしかった〆鯖を天城のわさびを強めにしてもらって巻いてもらいました。

そうしたらこれが旨かったですね。大きく切ったレアな〆鯖のねっとりとしたリッチさとガリとわさびのさっぱりとした辛さのマッチングが最高です。我が家のやり取りを聞いて他のお客さんも注文して唸っていまいしたが、この手の巻物、特に細巻は寿司屋ならではの大いなる楽しみだと思います。

居酒屋、料理屋さんといったらお酒も気になるものですが、このお店は日本酒、焼酎を中心にワインなど色々揃っています。さらにうれしいことに「お酒など飲み物で儲けることは考えていない」という大将の言葉通りにお勧めの辛口の日本酒は1合で450円からあります。

日替わりのメニューですよ

この店のようなお寿司を出す料理屋さん、寿司屋なのに居酒屋化しいてるお店というものは静岡県内には一杯ありますが、間口を広げようと天ぷらやフライまで出す店や常連さんが幅を利かせて一見さんが入りにくい店がけっこうありますが、このお店は、油の匂いがする天ぷら類は出しませんし、メニューも創作的なウケを狙ったものもない至極真っ当なものがほとんどですし、常連さんが多いといっても分別をわきまえた大人のお客さんが多くてとても居心地が良いのです。

この居心地の良さは、愛嬌がありながらもキリッとした仕事振りとえこひいきをしない大将の人柄と愛想と人当たりの良い奥様を中心としたサービスの良さが大きく買っていると思います。さらに地元の人と観光客、それも魚が好きで沼津港周辺でなくこの店に通うお客さんの盛り上げもあるのでしょうね。

今回は、夜の訪問でしたが、ランチはもっとお値打ちのようです。詳しくはケイさんのブログを参考にしてみてください。開店前からお店の前に行列ができるほどの人気だそうです。昼も夜もこの太っ腹な魚の安さはオヤジさんからの代の魚屋ということも効いているのでしょうが、家族経営+α、自分のお店、繁華街からちょっと外れた場所ということも大きいのでしょう。このお店を知ったら沼津港周辺の混雑したお店へはなかなか行けなくなってしまいます。

この

と、この山正、魚を売りにしているお店がたくさんある沼津にあっても質と量、特にコストパフォーマンスの面でお勧めできる料理屋さんだと思います。夜なら飲んで食べてひとり5千円程度、ランチなら千円程度だと思います。予算が許せば冬はふぐ、夏はアワビなども予約で堪能できます。まもなく父の日です。魚好き、お酒好きの父親孝行にこのお店でご馳走するのは良い手だと思います。

P.S鮮魚店で売っている干物はオヤジさんのこだわりのもの天日干しのものだそうで、夜の訪問時でも事前に取りおきできるそうですよ。
姉妹ブログの静岡道楽日記で「沼津グルメ三名山物語」をUPしました。皆様も三名山登頂してみませんか?


お食事処 山正

沼津市平町3-10( 沼津市立図書館近く)
055-963-0377 
(昼の部) 11:30~14:00 13:20(LO) (夜の部) 18:00~23:00 22:00(LO)
 

とんかつ うんの、キッチンえのき@静岡市駿河区、揚屋 たけ@葵区

kage

2009/02/08 (Sun)

静岡カツ丼対決! うんのvsえのきvsたけ

2月に入り受験シーズンが始まりました。スーパーやコンビニに行くとお菓子売り場などに合格祈願をしたチョコやスナック菓子がたくさん売られています。まぁそれだけ藁をも掴む状態ということでしょうか。そこで今回は「ドンと勝つ!」ということで、栄養もあってビタミンB1も取れて、おまけにお手頃なカツ丼の対決をしたいと思います。

えのきのカツ丼です

このカツ丼、日本3大どんぶりのひとつに数えられているほどポピュラーなのですが、おいしいものを食べようとするとなかなか敷居が高いのです。おいしいとんかつを出すとんかつ専門店の多くはカツ丼を出していませんし、そば屋のカツ丼はカツが揚げたてでなかったり・・・と、苦労することもしばしばです。ちょっと高いラーメン一杯の値段と同じような値段で満腹になるカツ丼ってアリだと思うのですが・・・。

最初の店はとんかつ うんのです。駿河区の登呂のどうしてここだけこんなに道幅が広いの?と感じてしまう街道沿いに昨年頃に移転してきたお店です。店構えなどは流行のチェーン店のとんかつ屋のような感じです。お店の前には広い駐車場があるのでクルマでも安心です。店内も出来たばかりですのできれいですし、テーブルも座敷も広々としています。

ふんわり卵が良い感じですね

カツ丼は800円で味噌汁付きとうれしい値段です。まぁ普通のとんかつ定食でも千円位からありますからライバルはとんかつチェーン店でしょうね。こちらのお店も流行のそれぞれの食材にこだわりがあることを謳っています。豚肉は袋井の麦豚、卵は自然卵、揚げ油はなどなど。まぁ、私はおいしいことの方が重要なのですが、それでもお値打ち感がわかりました。

こちらのカツ丼はポピュラーな、誰もが思い浮かぶようなものに仕上がっています。肉は適度な脂身が肉の甘みを増していますし、とんかつ屋らしい少々大きめなパン粉、出汁つゆもご飯に染み込む程度にありますし、卵のふんわりとしたとじ加減も好みです。特別に「おいしい!」と、叫ぶほどではありませんが、「これ、おいしいじゃん」「800円で頑張っているなぁ」との思いを抱きます。特に卵の濃さには感心しました。

カツ定も手頃です

こちらのお店は、すっかり定着したとんかつチェーン店のように、誰でもが気軽に快適にとんかつを中心とした食事ができるように頑張っています。昔ながらに近所には出前もしていますし、とんかつ弁当などの持ち帰りもやっています。このようなお店は末永く商売を続けていってもらいたいものですね。

次のカツ丼は趣向を変えて洋食屋のカツ丼です。こちらのお店のウリは自家製のハンバーグですが、私は密かに揚げ物がおいしいと思っていたのです。こちらのカツ丼も上で850円とうれしい値段です。もちろん味噌汁付きです。

味噌汁付きです

こちらのカツ丼は見た目は和食やとんかつ屋のカツ丼と同じです。味の違いは中のカツでしょうか。胡椒、それも粉末のテーブル胡椒がけっこう効いています。これは好き嫌いが分かれるでしょうが、私はもう少し抑え目の方がいいですね。揚げ方は高温パリッ、パン粉は細かめのものと、洋食屋独特のものです。大きさは普通でしょうか。

カツ丼のアップです

卵のとじ加減は半熟でトロッと良い感じなのですが、出汁が余りなくとんかつの卵とじ風になっているのがちょっと残念です。この辺りはやはりとんかつ屋かそば屋の方が一枚上手なのかもしれません。でも値段から考えても頑張っていると思います。

カツカレーもおいしいですよ

このお店、カツ丼のほかにはカキフライ定食も千円とは思えないほど中がジューシーでいけますし、カツカレーもカレーのルーがちょっと変わったスパイス使いでなかなかのものです。日替わりメニューもありますし、千円札1枚で色々なメニューから選べるのはこのご時世うれしい限りです。ご夫婦2人でやっているからこそできるのでしょう。

もう一軒は、葵区の伝馬町にある比較的新しいお店の揚屋 たけです。若く寡黙なご主人は静岡、清水でも有名なとんかつ専門店Kで修行された方で、1階は6席ほどのカウンターだけ、2階も小さな宴会場を兼ねた座敷席がある路地裏のお店をこれから大きくしていこうと頑張っています。スポンサーを得ていきなり大箱の店でスタートする人も多い中、このような小さな店から出発する姿勢は好きですね。応援したくなってきます。

路地の奥に店があります

こちらの店のメインはヒレやロースのとんかつですが、1本から揚げてくれる海老フライや各種野菜、薄い肉に梅肉や野菜を巻いた巻揚げなどを単品で注文できるので関西風の串揚げ屋みたいにビール片手に予算に合わせて飲み食いできます。そんな多彩なメニューの中にもカツ丼があります。それもロースとヒレのカツ丼、ランチの時にはランチ丼というものまであります。カツ丼ファンにはうれしいですね。

卵の後がけタイプです

最初の訪問ではロースのカツ丼950円を頂きました。カツ丼を語る時に必ず問題になるのが、カツのサクサク感と卵の煮込み加減ですね。カツの生命線であるサクサク感をいかに残しつつ、ふんわりとした半熟加減の卵とじのバランスをどうとるかというのは、どの店でも苦労していると思います。こちらでは、ご飯の上にカツを載せて、その上に出汁入りの卵とじをトッピングする後のせタイプを採用しています。このようなものってあんまりないですね。手間がかかるのを嫌っているのでしょうか。

さて、味はどうでしょうか? うーん、私としてはこのタイプは苦手かもしれません。渾然一体としたカツと卵とじの楽しみが半減しているからです。確かにカツはサクサクしていますし、卵とじの具合も出汁も効いていて良いのですが、果たしてこれはカツ丼といえるのか?と思ってしまうのです。保守的な意見となりそうですが、やはり上手に卵にとじられたカツのサクサク感をのこしつつ出汁に染み込んだ衣のジワッとした感じが好きですね。でも、カツ丼のベチャとしたのが嫌いな人には向いているかと思います。

カツ丼全体は好みではありませんでしたが、カツ単体としては頑張っていると思います。肉は小さめですが、脂身も適度に入っていますし、きれいな油で揚げてあるので食後にもたれることもありません。付け合せのあさりの味噌汁も鰹節の出汁がちゃんと効いていますし、キャベツの千切り、自家製の漬物と、職人肌のご主人らしい丁寧な仕事ぶりがちゃんと伝わってきます。

ランチ丼です

この感想を再確認したのが、2回目の訪問で食べたランチ丼800円です。こちらは、ロース肉のカツの上に自家製の味噌を主体としたソースを掛け、その周りに自家製の豚の薄切り肉の甘辛く煮付けたものを載せたものを食べた時です。値段相応の肉のボリュームは残念ですが、手抜きのない仕事振りと取り合わせの妙には納得しました。ガッツリいきたい人には向かないと思いますが、女性などには丁度良いと思います。


と、ひとくちにカツ丼といってもそれぞれの店で特徴があり、色々な店で食べ比べるのも楽しいとの思いを抱きました。オーソドックスな「うんの」、ハイカラな「えのき」、ボリュームよりも工夫と豚肉の質で勝負する「たけ」、TPOで使い分けするのが良いのでしょうね。

このほかにもそば屋や大衆食堂のカツ丼も捨てがたいですし、ソースカツ丼やドミグラスカツ丼などもおもしろいと思います。塩で食べるような2千円以上もするような銘柄豚のとんかつも良いものですが、千円以下でガッツリと食べられるカツ丼はB級と言われようが、やはり永遠に不滅ですね。欲を言えば高級なとんかつ屋でもカツ丼を食べたいなぁ。


とんかつ うんの

静岡市駿河区高松2-1-6
054-237-4518 11:00~14:00 17:00~21:00 日曜・祝日11:00~14:00 16:30~21:00
月曜日休み

キッチンえのき

静岡市駿河区中田本町17-18(石田消防署近く)
054-281-9218 11:00~14:00 17:00~20:30 火曜日休み

揚屋 たけ

静岡市葵区伝馬町9-9伝馬小路 (静岡銀行伝馬町支店近く)
054-273-4918 11:30~14:00 17:00~22:00(金・土~23:00)
第1、3、5日曜日、祝日休み

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