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カテゴリ:グルメ(居酒屋・BAR) の記事リスト(エントリー順)

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もつ焼き桐林@静岡市清水区

kage

2010/10/24 (Sun)

モツ好きのパワースポット! もつ焼き桐林

最近、テレビのグルメ番組や雑誌などで肉に関するものをよくやっています。それもホルモンやモツなど内臓系のものが多いようです。もちろん、これは街中に増えてきたホルモン焼き屋やホルモンヌの言葉でもわかります。そんな中にあって、モツ好きの間、それもマニアで聖地、終着点とも言われている?のが興津にある桐林です。

生レバーは新鮮ですよ

こちらのお店のことは国道52号線の抜け道として利用していた旧道、身延道沿いにあって、その佇まいとおいしいものが出そうな独特のオーラで気になっていたのですが、なんせ日曜日休みのうえに夕方からの営業ということもあって、なかなか訪問することができなかったのですが、先日の祝日に念願叶って行くことができました。結果はもっと早く行っておけばよかったと後悔しています。

この日は開店時間早々に出かけたので一番のりでした。お店は昭和の香りそのままです。赤いシートのカウンターの丸椅子に小上がり、店の奥にはテレビ、壁には大きな縁起物の熊手・・・と、最近の模擬昭和懐かしい系ではない、年期の入った本気の昭和スタイルです。これは長年の焼き物から出る煙でいぶされた落ち着いた柱や壁の色からもわかります。が、掃除はしっかりとしていますのでベトベトすることなく気持ちよく飲み食いすることができます。

昔懐かしい居酒屋です

さて、冷蔵ケース、板場の前のカウンターに陣とって楽しむことにします。最初は何はなくても生レバー(一番上の写真)です。こちらでは生だけでも牛に豚があり、それもハツやセンマイなど部位が色々あるのもさすがです。今回は一番好きな牛レバーを小さいサイズでお願いしました。このようなポーションの面倒くさい注文にも快く応えてくれます。

生のレバーはプリッとしていながら中の旨味がジュワと生きています。新鮮なのがすぐにわかります。タレは塩+胡麻油とにんにく+醤油から選ぶことができます。レバーが新鮮なのでタレは少な目で肉そのままのおいしさを味わうことができます。次回は豚とかハツなどのほかのものも食べたくなってきます。

牛の刺身もありますよ

生ものは刺身もあります。この日は牛の刺身です。サシが適度に入った赤身の肉はさっぱりとしていながらも口に入れるとスッーと溶けていきます。値段が手頃なので松阪牛などとは違いますが、これくらいの方がいいのかもしれません。切り方、薄さもプロの技がわかるもので、このような仕事振りを見ているだけ、体験できるだけで店で食べる価値があるかと思います。

次は煮込みです。モツ料理の代表格である煮込みはお店独自の味付けで差があります。東京の煮込みの名店などはこれだけで人が呼べるほどのものもありますが、こちらの店のものも負けてはいないと思います。それは大変なモツの下処理をしっかりとやり、内臓肉のプロが部位にあった味付けで料理しているからです。これこそ自宅では作ることができないものだと思います。

モツの煮込みも種類が多いです

今日はおすすめの中からキリダシの煮込みをお願いしました。キリダシという部位はわからないのですが、ピリ辛の醤油味で煮こまれたものは臭みはないのはもちろんのこと、コリッとした所やプニュとした所など食べるたびに違う食感の楽しさと煮込んだことによる味の染み込みと肉の旨味が出た汁まで飲めるひとつで2度おいしい料理です。こちらのお店では味噌味や醤油、塩など部位や季節によって味付けを変えているということです。清水名物のカレーモツも50年以上前からやっているといいますからさすがですね。

ハイボールは大ジョッキですよ

さて、このようなモツ料理に合う飲み物といったらアルコールです。それも高級酒でなくごく普通のものだと思います。が、普通のものでもこだわりのあるものでないと負けてしまうと思うのです。って私はドライバーだったので見ているだけでしたが、ビールがキリン、サッポロ、アサヒとあることと、ホッピー、チューハイはあることはもちろんのこと、流行のハイボールもありますし、焼酎サワーは大ジョッキで出てくるうえに炭酸と焼酎が瓶で出てくるので濃さを自分で調整できるのが良いですね。さらにこの店オリジナルの絞ったショウガが添えられてくるのが気が利いています。

その場で焼いていきます

次は焼き物に移ります。こちらもメニューが豊富です。人気のあるつくねとレバー焼きをお願いしました。焼き物担当は奥様でしょうか。つきっきりで面倒をみてくれています。これもポピュラーなものから珍しいものまで色々ありますが、ひと仕事してあるものもけっこうあります。とはいっても創作料理のように凝りに凝ったものでなく、よりおいしく食べるための工夫といったところでしょうか。

焼き物もありますよ

つくねもそんな一品でした。軟骨入りのコリコリとした食感が楽しめるのは普通ですが、さらに網脂で巻いてあるのでこれが焼くことで融けているので肉に旨味とジューシーさを与えているのです。もう少し太ければより好みに近くなるのですが・・・。レバーの串は豚レバーだったのでこちらの好みとは違っていたのが残念ですが、それでも外側はカリッ、中はジュワとしているのはいいですね。

串ものの次はタン焼きです。普通の店はこれも串に刺して焼くのでしょうが、こちらのお店では一枚の大きなものをそのまま焼いてから切り分けるという寸法です。いわばタンステーキですね。これはタンを焼いて出すなら一番おいしく食べる方法だからだそうです。この考えこそ、ご主人のプロとしての考えなんでしょうね。種類豊富で癖もそれぞれある内臓肉を食べやすいように、しかもおいしさだけを出す方法であれこれ工夫しているのだと思います。

タン焼きです

このタンステーキも厚みも十分にあり、塩コショウだけのシンプルな味付けながら旨味、タンの持つポテンシャルをちゃんと伝えてくれているのです。焼肉屋で食べるタン塩とかネギタン塩とはまた違う発見をしました。私などはこれでご飯を食べたくなったほどです。これはおすすめです。

それからこちらのお店では、より多くのお客さんに内臓肉のおいしさを味わってもらおうと、注文以外のものをサービスで出してくれることがあるそうです。この日もレバーのから揚げを出していただきました。タツタ揚げといったところでしょうか、ごく薄いレバに片栗粉を付けてカラッと揚げたものでレバのせんべいといった感じです。

レバーのタツタ揚げです

これは普通のレバーフライとは全く違うおいしさがありました。レバ嫌いな人でも食べることできる軽さと中から出てくる旨味のバランスがいいですね。ビールのつまみとしては最高かもしれません。その他にも冬場にはテールスープなどもありますし、〆のラーメンまであるというのですから行けば行くほど奥が深いマニアックなお店だと思います。

メニューも豊富です

と、こちらのお店はテレビも雑誌の取材も断っている知る人ぞ知る隠れた名店だと言い切ることができると思います。本来なら地元の人を中心に口コミで知って通うモツ好きのパラダイスなんでしょうが、マナーを守っていけば誰でも気兼ねなく行くことができるかと思います。東海道線の興津駅から歩いても10分掛からない距離ですので電車で行くことも可能です。

気になる値段ですが、メニューには値段が出ていないので心配されるかもしれませんが、この日はウーロン茶一杯というか500ml一本にビール大瓶一本にハイボール大ジョッキ一杯でこれだけ食べて2人で4000円弱でしたから、静岡市内で食べることを考えれば電車賃が出てしまいます。それからこのお店の凄いところはすべてのメニューがお持ち帰りできるということです。この日も近所の人がレバ刺を持ち帰りしていました。我が家でも実行する予定です。

この雰囲気がいいですね

しかし、このようなお店に出会うと食の世界はまだまだ奥が深くて楽しいなと思わずにはいられません。流行を追うことも新製品を追いかけるのも楽しいものですが、それ以上に老舗の底力、庶民に愛されているお店の居心地の良さを感じることができました。このお店は私と同じような感想を持つであろう新しいお客さんが増えているとのことです。モツ好き、肉マニアなら一度は行くべしと言っておきたいと思います。


もつ焼き桐林

清水区興津中町524-13(清水興津中学、スルガ自動車学校近く)
054-369-1433  17:00~22:30  日曜日休み

煮込みナカミヤ@静岡市葵区

kage

2010/08/15 (Sun)

夏バテ防止にレバーや煮込みを! ナカミヤ

今年の夏はいつもに増して猛暑で夏バテ状態になっている人も多いのではないでしょうか。そんな疲れた体を気合をいれるのにピッタリなものにレバーやモツ、ホルモンなどの内臓系の料理があります。これをおいしく食べさせてくれるのが静岡市常磐町にある煮込み・ナカミヤです。ちなみにレバーやモツには牛と豚がありますが、こちらのお店は牛がメインで豚が補佐している形になっています。

レバ刺しの盛り合わせですよ

こちらのお店の特徴は、内臓系の料理の専門店というだけでなく、インターネットの口コミを中心に評判になり、人気店になったということもあるかと思います。個人ブログから大手口コミサイトまで新しいお店にも関わらずあちこちで「おいしい」「安くてうまい」「内臓マニアにはたまらないお店」などの高評価が続きました。今回の紹介も遅きに失した感もありますが、時期的にも良いのと恒例?のネタ不足もあってのことになります。すいません。

このお店のお勧めは色々ありますが、はずせないものにレバーの刺身があります。内蔵系のお店では必須のものですが、新鮮さにより各店で違いが出易い料理だと思います。今回は刺身の盛り合わせ(一番上の写真)をお願いしました。この内容とボリュームで600円はお値打ちだと思います。タレも2種類出してくれるので好みで使うことができます。

値段が安いんですよ

レバーの刺身の楽しみはコリコリ、ネットリとした食感もさることながら、部位による味わいの違いがあるかと思います。今日は定番のレバーにハツとタンでした。ハツもタンも捨てがたいですが、やはり刺身の王様はレバーかもしれません。舌にまとわりつきながら段々と旨さを口の中で爆発させていく魅力はマニアならずとも良いものだと思います。こちらのお店のものは、新鮮さはもちろんこと、切り方や大きさなどさすがだと唸りました。次回は評判の良いレバーのあぶりを食べてみたいですね。

突き出しのレバーペーストです

それから居酒屋につきもののお通しは、その店の心意気やお客さんに対する思いが出やすいものですが、こちらのものは決まってレバーペーストです。薄いバゲットに塗られたそれはフレンチビストロで出てもおかしくないようなおいしさだと思います。ちょっと癖があって塩っぱい味は食欲をそそるスターターにはもってこいです。これはお代わりしたくなる人も多いかと思います。

この洋風な料理に強いというのも、このお店の特徴のひとつだと思います。専門店だからというのものあるのでしょうが、今回注文したのハチノスの煮込みトマト味、イタリアンで言うところのトリッパのトマトソースも、臭みも全くなくクリームが多めのトマトソースがたっぷりと使ってあり、ペロッと完食してしまいました。

モツのトマトソース煮です

この煮込みシリーズは色々な部位の色々な調理法があってオール370円といううれしい価格設定になっています。ポーション(量)は、それほどでもありませんが、これは逆に少人数でもあれこれ食べることができるということになります。これを機会に内臓系料理の奥深い世界の一端を知るというのも良いかもしれません。次回はタン舌のカレー煮込みなんか食べてみたいですね。

あと、夏といったらビールですが、これに合う料理にレバーカツ、レバーフライがあります。東京の下町のそれとはちょっと違って厚みのあるのは専門店の面目躍如といったところでしょうか。これもけっこうなボリュームがあって一串180円といううれしい値段です。辛子を多めに塗ってアツアツをガブリとやりたいですね。このほかにもリードヴォーのソテーなんかもあって洋食好きな人にもうれしい限りです。

レバカツですよ

このほかレバーや内臓系以外の料理のポテトサラダや焼きおにぎりなど一般的なメニューも格安でけっこうな種類がありますからバランスよく楽しむことができます。が、やはりこのお店の中心は各種モツ料理になるでしょうね。こちらは専門店を名乗るだけあって、種類が調理法が多彩なだけでなく、内臓料理に必須な丁寧な下ごしらえをしっかりと丁寧にやっているので、イヤな臭みもなく、そのおいしさだけを堪能できると思います。

と、値段とボリュームとメニューから、こちらのお店だけで完結させるというよりもはしご酒の一軒として重宝するお店かと思います。お店は古くからあるお店を改装して使っているので重厚な雰囲気でオヤジ臭くありませんし、洋風というよりも下手なフレンチやイタリアン顔負けの洋食テクニックを用いたクリーム系やトマト系のメニューもありますので女性にも違和感がありません。事実、この日も女性だけのグループが2組おりました。ホルモンヌは要チェックだと思います。

風格ある店構えです

あと、うれしいのはドリンクの値段も手ごろなので、お安く済むということです。これは繁華街からちょっと離れた立地というのもあるかと思いますが、このご時世ですからうれしいことだと思います。結論としては、レバーや内臓系の料理が特別好きでない人も一度体験してみてもいいかもしれませんし、内臓系の料理が好きな人、マニアとなったら、静岡でも有数なディープな店なので訪問は必須といえると思います。なお、人気のお店のうえ、大きなお店でないので週末を中心に予約が必要かと思います。


煮込み ナカミヤ

静岡市葵区常磐町2-4-1 ファインコート常磐町壱番館 1-B(常盤公園近く)
054-271-9684 17:00~24:00  日曜休み

あん梅@焼津市

kage

2009/06/28 (Sun)

焼津港のディープな本格居酒屋! あん梅

最近の居酒屋はチェーン店や創作系、お洒落系のものが幅を利かせていますが、探せば渋くて本格的な隠れ家的な居酒屋もあります。今回のお店はまさにそんなお店です。場所は焼津港。しかも目の前は海。潮風に吹かれながらおいしい魚とお酒が楽しめる「ありそうでなかった」お店です。

刺身の盛り合わせですよ

このお店、見た目はしもた屋風、手作り感満点で昭和の香りがして普通の人は一歩引いてしまうでしょうが、一度店に入って何か料理を食べてみれば、それが杞憂であったことがわかると思います。その理由はご主人は大阪、京都で長年修行した本物の板前さんで、その腕前は本格的な割烹や料理屋でも立派に通用すると思うからです。

昭和の香りがする店構えです

最初の訪問では、勝手がわからないのでご主人にいろいろ聞いてから注文します。焼津ですからなにはなくとも刺身です。あれこれ食べたい我が家としては盛り合わせで注文します。ひとり当たり1500円~ということで、2,000円でお願いしました(一番上の写真です)。

毎日変わる手書きの品書きですよ

この日はカツオ、南マグロ、アジ、地のタコ、地の金目鯛、真鯛、自家製の〆鯖、ウニなどです。この中ではカツオと地のタコが良かったですね。といってもどれも平均点以上のおいしさで、目利きの良さと包丁の冴えがよくわかります。これくらいの刺身が焼津では普通に食べられると思われがちですが、魚を売りにしているお店でもなかなかこのお店くらいのものが食べられないのが実情です。ただ残念だったのはお皿が小鉢のようなもので、これが大きな平皿ならなおおいしく感じたと思います。

刺身の後は煮魚です。煮魚は魚料理屋さんでないとなかなかおいしいものが食べられないですからね。この日は金目鯛と真鯛のかぶと煮があるということで、真鯛をお願いしました。出てきた煮魚にはうれしいことに定番のゴボウの他に姫竹と冬瓜の煮物が添えられています。この煮物を食べてみると関西でしっかりと修行したことがわかります。

真鯛のかぶと

さて、真鯛のかぶとの方も煮方、味付けが絶妙です。煮汁は濃い目ながらあっさりとしていて皮目の部分のしょっぱさと中の身の白身の真骨頂であるふくよかな淡白さが殺されていないバランスさがいいですね。骨と骨の間や目の周りなど身をほじくりだして食べつくします。この量と味でたぶん800円ほどの値段というのですから安いと思います。

このお店、魚料理が強いですが、肉を使ったものもあります。この日は鶏団子の汁物をいただきました。三河の赤鶏を使った団子がフレッシュな感じでいけてました。このような腕のあるお店ですから突き出しにも自家製のまぐろの角煮がのっていました。この角煮は焼津ではお馴染みの惣菜ですが、味付けがピリッと大人の辛口で日本酒に合いそうなものでした。

自家製のまぐろの角煮がいけますよ

と、料理がおいしいこのお店、品書きにも値段が書かれていない「時価」のお店ですが、心配ご無用。この日は2人で食べて飲んでひとり3千円弱でした。これはご主人ひとりで切り盛りしている上にあれこれ自家製でやりくりしているからできることでしょう。、飲兵衛には気になるお酒はビールほのほか、焼津の誇る日本酒の磯自慢などがあります。焼酎ももちろんありますよ。

1回目の訪問では食べることができなかったものに梅雨時から夏にかけて旬を迎える鱧・ハモがあります。関西が本場ですが、焼津沖の海でも良質なものが取れるということで期待しておりました。そして6月の終わりになって電話したところ、良い鱧があるということでイソイソと出かけていきました。

夏の魚といったら鱧でしょう!

この店ではハモは刺身かおとしがお勧めということで、おとしをお願いします。1メートル弱はあろうかという大振りな鱧をジャクジャクとリズムよく骨切りしていきます。目の前でこのようなプロの技を見ることは食べることが好きな者にとってはひとつのショーみたいなものですね。こちらのおとしは本場のものよりも骨切りの数が少なくダイナミックなのは焼津流なのでしょう。

さて、お味はどうでしょうか? 淡白な味のに鱧独特の香りと味。うなぎにも穴子とも違う鱧の味としか評価できない、ほんわか、はんなりとした味わいはやはり関西の夏の味の代表とされるだけある上品さですね。 この良さをよりおいしくしてくれるのが自家製の梅肉タレです。他の店では業務用のどぎつい赤色の酸っぱ甘いタレを添えてくるところがありますが、このお店のものは酸味も甘さも抑え目でいながら梅肉が本来持つ天然の酸味と旨みを味わうことができます。この辺りは山葵と同じですね。

鱧の冷やし茶碗蒸しです

それから鱧の身入りの冷やし茶碗蒸しがあったので、これも注文してみました。小ぶりなガラスの器に入っていて涼しげです。中には鱧の短冊切にクワイ、しいたけが入っています。ここでも梅肉がアクセントで入っています。けっこう固めの仕上がりは鱧から出るコラーゲンの作用だそうです。味は、鱧のアラから取っているとかで、普通食べる茶碗蒸しとは一味違う魚系の香り、鱧の味を上手に引き出しています。ここでもご主人の料理のセンスの良さを見た思いです。

さて、今日の〆はランチで人気の丼という「ぶっかけあん梅流海鮮丼」をお願いしました。ランチの時は1500円、夜はこれに若干のプラス料金がかかります。この日は最近の不漁であまり魚の種類が少ないということでしたが、それでも南マグロの中トロにメジマグロ、鯵、太刀魚、金目鯛、イカ、真鯛、生シラスなどが入っています。

漬け海鮮丼ですよ

この海鮮丼。どこがあん梅流かというと、魚をそれぞれがおいしいように食べられる大きさに切ったものを5分ほど軽く漬けにしたものを暖かいご飯の上に並べ、さらに卵黄に生海苔、シソなどが載っています。これを仕上げていく過程、魚のサクから丁寧でいながらすばやく切り身にしたり、刺身のけんを切ったりしていくのを見ているだけで期待が高まっていきます。やはりここでも包丁さばきの技に唸ります。

この丼、バラちらし、海鮮丼、ビビンパが好きな私には夢のような丼といってもいいでしょう。普通の海鮮丼よりも好きですね。刺身で出している一級品の魚を軽く醤油タレと馴染ませたものだけ食べてもおいしいですし、卵や刺身のけんを絡ませて渾然一体となったものを食べてもそれぞれのおいしさにあふれています。ボリュームも十分にあります。次回はランチの時にこれを目当てに来たいですね。

看板もいい感じです

と、2回目の訪問も大満足でお店を後にしました。このお店、白熱電球が照らす店内にはエアコンも洒落た内装もありませんし、カウンターは8人も入れば一杯になりますし、どこからか蚊も侵入してきます。今時のお洒落で快適な空調の居酒屋とは逆に位置していますが、見た目だけでそれなりの味しか出せないような居酒屋よりも余程魅力があると思います。

このお店、焼津という港町だからこそ存在できるような居酒屋だと思います。地の魚を丁寧に仕上げたものを適正な値段で提供し、それを魚好き、魚にうるさいお客さんが食べに来る、その魚をつまみに酒を飲にくるんだと思います。居酒屋好きの人は大田和彦氏が好きそうなお店といったらわかるかと思います。見た目は恐そうなご主人ですが、話をしてみれば料理好き、魚好きの職人肌の方で、焼津の魚のことや料理のことなど色々教えてくれます。

店の前はすぐ海ですよ

と、このお店、グループでワイワイ騒ぐようなお店ではありませんが、おいしい魚を求めてひとりか2,3人でのんびりと伺うには良いかと思います。ただし値段とか店構えでない別な意味で敷居が高いかもしれませんが、こういう店こそ女性や若い人に行ってほしいですね。魚の持つ魅力を再発見できるかと思います。近くにはサンライフ焼津という温泉もありますから風呂上りに一杯というのも最高ですよ。

P.S.ランチに行く前には電話連絡してからの方が良いとのことです。
  静岡道楽日記にて「静岡三大漁港は?」と題して書いています。合わせてどうぞ。 

あん梅

焼津市中港5-16-12(サンライフ焼津近く、焼津駅より徒歩12分)
054-629-3567 12:00~22:00 水曜日休み

  
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