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カテゴリ:グルメ(神奈川県) の記事リスト(エントリー順)

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回転寿司禅@神奈川県小田原市

kage

2009/09/06 (Sun)

こんな回転寿司屋、見たことない! 禅

食べることが好きな人にとって「変態的」「マニアック」「玄人向け」「客を選ぶ」・・・なんていう形容詞・枕詞は一種の褒め言葉だと思っています。小田原市にある回転寿司のお店、禅はまさしくそんな言葉が似合います。このお店を普通の回転寿司と思って入ると面食らうかもしれません。が、奥が深く、ハマればひいきにしてしまう、通いたくなる魅力あふれるお店だと思います。

こんなメニューの回転寿司屋あり??

その魅力のひとつはメニューの豊富さです。百円均一の大手チェーン店以外の回転寿司屋ならどこでもお勧めメニューが書かれた黒板は当たり前ですが、このお店のものは、寿司や魚を使った一品料理などは序の口で、フォアグラのソテーやチーズや生ハムの盛り合わせ、ホワイトアスパラの温泉卵添え・・・などなど「ここって回転寿司屋だよね?」「ビストロかフレンチのようだ」と勘違いしてしまうほどのメニューが並んでいるのです。

店長自ら切り分けてくれます

しかも、そのひとつひとつのメニューのこだわり方がハンパではないのです。チーズはフランスやイタリアの輸入モノが30種ほどあって店内で熟成していますし、生ハムに至ってはスペインの誇るイベリコの最高級ベジョータの太腿一本が丸のまま置かれています。これはお店の一押しでもあり、あちこちのテーブルやカウンターで店長自ら出向きワゴンサービスでスライスカットしてくれます。

豚の色々の部位のパテです

そんな変態的・マニアックな肉系メニューの中から豚肉のテリーヌを選んでみました。これは豚の軟骨やタン、ハツなどの部位を色々使ったもので、一皿500円という手頃な価格なのでそれなりのものを想像していたのですが、出てきたものは普通のビストロやフレンチなら倍は取られそうなボリュームと味でした。コリコリした部分やムニュ、ふわっとした所など変化を楽しめる食感と味わいは大人の味です。

こんなモノを出されたら飲兵衛はたまりません。が、このお店はこの点のフォローでも手抜かりありません。というか、お酒目当てで通う人がたくさんいるのです。ビールならベルギーのヒューガルテンやベアード、イギリスのギネス、日本の各地の地ビール、ワインならフランス、イタリアはもちろんのこと、力を入れているのはスペインものでヘレスワインはグラスで飲めるものが5種類ほどあります。メニューに書かれていないものでも、店長さんに聞けばいろいろ出てくるようです。

黒板メニューは必見ですぞ

生魚には日本酒がやはり合います。黒板には八海山や久保田なんかのメジャー系から開運やくどき上手、だっ祭などの逸品も揃っています。さらにそれらに合わせたグラスもちゃんと種類別に用意されており、リーデルグラスでブルゴーニューワインを飲むなんてのもここでは当たり前なのです。

このような魔力にワイン好きや日本酒愛好家は開店一番乗りで乗り込んで小宴会をしたり、ワイン会を開いたり、ひとりやふたりでのんびりと色々なお酒とつまみを愉しんだり・・・と、地元客だけでなく東京や横浜からわざわざ電車で乗り込んでくるのです。なんせ空き瓶の中にはあのロマネコンティまであるのですから。

寿司メニューもぬかりなし

さて、回転寿司屋ですから寿司の話もしなくてはいけません。このお店は小田原市にありますから新鮮な魚貝類には困ることはありません。なにはなくとも小田原ですから鯵はいつも注文しています。脂が乗っているのにしつこくないのはさすがです。

小田原といったら鯵ですね

あとはその日によって適当にレーンを回っているものやホワイトボードの中からおいしそうなもの、気になったものを注文しています。値段は一皿160円程度から500円超のものまで各種あります。200円台から300円台が多いでしょうか。カウンターの中には職人さんが3人ほど常時いますからすぐに対応してくれるのもポイント高いですね。

肝が載っています

この日は白身からカワハギの肝乗せをお願いしました。ネットリとしているのにさっぱりしているカワハギに濃厚な肝がよく合います。回転寿司屋で人気があるお店にデカネタで売っている所がありますが、私的にはネタとシャリのバランスが取れている方が好きですね。その点、このお店は合格だと思います。ただ、今日はちょっとシャリが堅めでした。もう少しホロッとしているのが好みです。

中トロ巻ですよ~

寿司といったらマグロ!という人も多いのではないでしょうか。こちらも大トロから赤身、カルパッチョなど色々揃っています。いつもはネギトロ巻を細巻でお願いしているのですが、今回はレーンの上の中トロ巻がおいしそうだったので食べてみました。そうしたらビンゴ!で、値段以上のおいしさににやけてしまいます。マグロは三崎港のものが中心だということです。

これがうわさのメタボ巻です

さらに、今日は奮発してメタボ巻なる千円近くするものを注文してしまいました。これは新店舗になってから誕生したもので、中にはウニ、イクラ、きゅうり、とびっこの他にフォワグラが入っているもので、裏巻になっています。確かにネタが豪華ですからおいしいのですが、バランスが崩れているように感じましたね。値段もそれなりですから、今後はいつものように300円のもの3皿でいこうと思いましが、4人以上で来たら話のネタ的には良いかなとも思います。

あと、このお店での私のおすすめは旬の魚の天ぷらです。いつもはメゴチなんですが、この日はそれがなくて夏場が旬のアナゴを注文しました。まるごと1本を4つに切り分けしてあるのですが、このボリュームで420円は安いと思います。味もホクホクですし、揚げ方もけっこうなものです。塩と天つゆでおいしく食べることができます。

旬のアナゴの天ぷらです

他には、寿司屋らしくアラ汁や鯛のカブト煮、金目鯛の煮付け、マグロのテールステーキなど魚貝類を使った一品料理も注文したくなるものばかりです。値段も大衆酒場、居酒屋クラスです。が、魚をまるごと仕入れしていますし、バックヤードが充実していますから味に関しては回転寿司屋とは思えないほど本格的なものが出てきます。

このお店の寿司のネタやCPに関しては良質の回転寿司屋と同じようなものだと思いますが、それ以外のメニューやアルコール類、店長を中心としたスタッフのサービスなど付加価値の面で他の店にない魅力にあふれています。そこが我が家が小田原方面に行くと寄ってしまう理由になっているのだと思います。どんなに食べてもふたりで5千円はしないどころか、控えめに食べると4千円以下で済んでしまうのです。まぁ、これは昼間の話で夜に飲んで食べると、それなりになるのでしょうが、東京や横浜の料理屋や寿司屋と比べると半分から3分の2くらいではないかと思います。

ちゃんとレーンもありますよ

と、このお店は回転寿司屋としては異色、唯我独尊的な魅力があるか?というと、店長が言う「美味しい元気」というキャッチフレーズが示すように、地の魚や世界各地のおいしい食材やお酒を手頃な価格で普通の人や食べること、飲むことが好きな人に楽しんでもらいたい、小田原の魚とお店で元気になってもらいたいという経営姿勢からきているのだと思います。話好きで、マニアックな店長との会話を楽しみに来ている人やグループも少なくないようです。

実は、このお店は今年の春までSという湘南を中心としてチェーン展開している回転寿司のひとつの支店にすぎませんでした。その中でも異色のメニュー構成とサービスで人気がありました。が、昨年頃からの不景気などの事情により店舗の効率化などが問題になり春に一時閉店していたのです。このニュースを知った時は私も「小田原へ行った時に楽しみだったお店が消えてしまった」と悲しみました。

世界中の銘酒がありますよ

が、今年の7月に店長を中心に店のスタッフがお店を買い取る形で『あじわい回転寿司 禅(ZEN)』として独立開店したのです。この再オープンは多くの常連さんやファンにも喜びのニュースとしてブログなどで紹介されているのもうなずけます。このお店は回転寿司という範疇を超えて、料理屋、居酒屋、ワインバー、ビストロ寿司屋・・・など多面的な顔を持っていますので一度行ってみて損はないと思います。たくさんあるメニューに戸惑った時には店長さんに相談すれば、予算にあった愉しみ方を教えてくれると思います。なお、小田原駅からタクシーでもワンメーターです。

P.S.ピンボケの写真が多くてすいません

あじわい回転寿司 禅(ZEN)

神奈川県小田原市東町2-1-29(西湘バイパス小田原IC入出口)
0465-32-7001 11:00~22:00(LO21:30) 休日 なし

エピセヌーベルシノワ@横浜市中区

kage

2009/05/03 (Sun)

横浜元町でお洒落中国料理を! エピセ

横浜市で開国150年祭が始まりました。これから秋にかけてあれこれイベントが開催されます。ETC割引もありますし、今年は横浜へ足を伸ばされる方も多いのではないでしょうか。そして横浜といったら中華街で中国料理を、ということになりますが、今回はあえて元町でヌーベルシノワを提案します。

四川風の大きい唐辛子が特徴です

せっかく横浜へ行くなら中華街で食べたいというのが観光客の欲求だと思うのですが、この日本で最大規模の中華街、幅と奥行きが広すぎてなかなか自分好みの一軒を探し当てるのが難しいのではないかと思ってしまうのです。有名な店は混んでいたり、高かったり、大人数でないと真価を発揮しなかったり・・・と。デートや友人2、3人で、となると意外と選択肢が狭くなってしまうのですね。

そんな時は中華街のお隣の元町のエピセ・ヌーベルシノワです。このお店ならば2人でも大丈夫です。というかフレンチやイタリアンのようにコース仕立てで少しずつおいしいものが飽きることなく食べることができるので少人数の方が真価を発揮するといえるでしょう。しかもお値段もそれほど高くないのです。元町のメインストリートから路地を少し入っているうえに地下にあるお店なので、まさに隠れ家と言っていいでしょう。デートでこのお店にさりげなくエスコートできたらポイントアップ間違いないと思います。

中国料理店とは思えないシックな店内です

我が家は年内最終営業日のランチにお店に伺いました。お決まりのランチコースは1,890円のものと2,940円のものがあります。この差の違いは食材と高いものは温い前菜がひとつプラスされます。プリフィクスではありませんが、コースの中に苦手なものがあれば他のものへの交換など対処をしてくれるそうです。この辺りは小さなお店ならではのサービスだと思います。我が家ではいつものようにひとつづつオーダーしました。

生野菜を使っているのも良いですね

前菜は、安いコースのものが『寒ブリのカルパッチョ、サラダ仕立』、高いものが『大正海老のフリットのサラダ、カラスミ掛け』です。中国料理では普通、生の野菜が出ることはほとんどありませんが、さすがヌーベルシノワだけあって、前菜にはサラダ仕立のものが多いようです。盛り付けも供される皿も見た目はフレンチやイタリアンとほとんど変わりありません。

が、食べてみればちゃんと中国料理として成立しているのがわかります。寒ブリのカルパッチョのソースには四川風のピリ辛いものが使われていますし、海老の下処理と味付けは中国料理の手法にのっとっていますし、一番上のエスプーマ(泡)には四川の山椒の風味がしているから驚きです。どちらの皿もスターターだけに味と香辛料の使い方は控えめですが、これからの料理に期待を持たせるには十分の出来栄えだと思います。

上にのったエスプーマがフレンチっぽいですね

この前菜からわかるようにこのお店はヌーベルシノワには珍しい四川を土台にしたものです。ヌーベルシノワというと、広東料理ベースのものが多いですが、四川料理の辛さと痺れる麻の良さだけを引き出しています。本場の四川料理のようにガツンとくるようなものはありませんが、ジンワリと辛さと痺れがくるので、辛さが苦手な人でも大丈夫です。

この良さを一番表現できていたのが『三陸産カキの四川炒め』でした(一番上の写真)。これは高いコースの温かい前菜として登場したもので。旬のプリップリッの牡蠣を揚げたあとネギとアスパラ、豆苗と一緒にピリ辛いソースで炒めたものです。大きな四川唐辛子は見た目は辛そうですが、爽やかな辛さだけ上手に引き出しているのです。普通の四川料理屋でもこのような料理は多いのですが、ラー油が多くて油っぽくなることが多いのですが、この店は油控えめなのも良いですね。

盛り付けもお洒落です

メインは安いコースのものが『海老と聖護院かぶらの炒め』です。今度のお皿はイタリアンのパスタのように真ん中がくり抜いてあるものです。見た目はエビマヨですが、京都の聖護院かぶらと合わせているのが新鮮です。この中国料理に余り使わない和や洋の材料を色々と使ってくるのもヌーベルシノワの特徴だと思います。

けっこうなボリュームがあります

もうひとつの『豚トロ肉の香草焼き』は、前の『カキの四川炒め』に比べて平凡な仕上がりでした。豚肉は柔らかくて上質なのですが、味付けがこれといった冴えがありませんでした。コースがお決まりですので、このような時はつらいですね。ちなみにアラカルトもこの店は充実しており、前菜が500円から1,000円程度、メインが1,500円から3,000程度のほかにおつまみが500円程度のものがあります。

メインの後は〆のご飯か麺料理が待っています。ここまでのお皿で、このお店のレベルの高さがわかってきましたが、ここでも他の中国料理店とは一線を画す軽めの仕上がりにうれしくなります。『カニとフカヒレのあんかけ炒飯』は高いコースのものですが、さすがにフカヒレの質はそれなりですが、化学調味料に頼らない味付けとパラリとした炒飯の調理技術の確かさはここでも光ります。

最後はご飯もので〆ます

コースにはもちろん、デザートが付きます。杏仁豆腐か温かいココナッツぜんざいを選べます。どちらもミニサイズですが、手抜かりのないちゃんとしたものです。しかし、杏仁豆腐は他の店でもおいしい店がありますから、それほど期待しない方がよいかもしれません。もちろん中国茶は最初からポットで出てきますし、ワインなどのアルコール類も充実しています。

と、このお店はイタリアンやフレンチではお馴染みのサービスとスタイルです。最近では静岡でもこのようなお洒落感を売りにしている中国料理屋さんも増えてきていますが、料理自体は中国料理の枠から出ることなかったり、創作料理っぽいものは完成度がイマイチな面もありがちですが、このお店は四川料理の基本がちゃんと出来ている上にフレンチやイタリアン、日本料理の良い面を取り入れ、店独自のオリジナリティ、シェフのカラーを上手に出していると思います。

中国茶っておいしいですね

この料理で、この値段で、この内装で、このサービスで・・・と、満足、満足のランチだったのですが、気になったのがお客さんの入りの少なさです。年内最終営業日だからと思ったのですが、どうも色々なブログを読んでいると、普通の土日でもそれほど混雑していないということなのです。場所が中華街の近くの目立たない場所にあるのが影響しているのでしょうか?私としては、もっと注目されていても良いと思うのですが・・・。

私ならば横浜行くなら昼はこちらの店でお値打ちなランチをして、さらに中華街で福建や上海、広東料理のディープな店でディナーを楽しみたいですね。2度続けて食べても食べ飽きない魅力が中国料理にはありますから。


エピセヌーベルシノワ元町店

神奈川県横浜市中区元町2-88 元町シエテB1F(元町商店街内) 
045-662-1485 月曜日休み
平日 11:30~15:00 18:00~23:00 土日祝 11:30~15:30 17:30~23:00  

ブレッド&サーカス@神奈川県湯河原町

kage

2009/02/22 (Sun)

パン好きは一度行くべし! ブレッド&サーカス

食べることが好きな者、食の奥深さを追及したい者にとっては一度は行ってみたいお店、体験したいお店というものがあります。パン好きにとっては熱海の隣町、湯河原のブレッド&サーカスはまさにそんなお店といえるでしょう。週休3日、日曜日休み、土曜日や祝日は開店前からの大行列とハードルは高いお店ですが、この店を経験してみればよりパンが好きになると思います。

リボンがお洒落です

全国各地、出かけた先の評判のパン屋で買い物をしてきましたが、このお店の行列が一番強烈でした。3連休の最終日ということもあってか、開店早々に行列に並びましたが、レジを通過するまでに1時間以上!掛かりました。東京などのラーメン店などはよくあることですが、テイクアウトだけのパン屋でこれは凄いですね。お店が小さいのもあるのですが、丁寧にパンをカットしたり包装したりすることと、一人当たりの購入する量が多いからだと思われます。パンは冷凍できるからの言い訳を考えつつ、我が家でもあれこれと手提げ袋ひとつは購入してしまいました。

さて、それほどまでにして手をいれたパンはどうだったのでしょうか?

答は、多少の当たり外れ、好き嫌いはあったものの、「どのパンもおいしい!」、「高く思えても食べてみれば割安に感じるお値打ち感!」と、好感を持ちました。 無添加、天然酵母を謳っている店にありがちなボソボソ感とは無縁の輪郭のはっきりとした個性豊かなパン、材料を惜しげもなく使った重量感のあるパンが多いように思いました。狭い店内には棚という棚にびっちりとパンが並んでいます。どうして夫婦2人を中心に少人数でこれほどの種類と量のパンを焼けるか不思議なほどです。ネットで書かれていた「パンの万国博覧会」は言い得て妙なパン好きにはたまらないパンワールドです。

フルーツバンドルのカットです

パン屋で楽しみに購入したパンをすぐに食べることがあります。今回もお腹がすいていたので、写真も撮らずに2つ胃袋に納めてしまいました。こちらのパン屋ではピザや惣菜パンなどは温めてくれるサービスもしてくれます。今日はお店で人気の「プチホワイト」というチーズとハムが中に入った丸いパンとバジルとチーズを巻き込んだカルツォーネ風のパンを食べてみましたが、どちらも「赤ワインが欲しいなぁ」と思わずにはいられないおいしさでした。

さて、家に到着してからは大きなパンをカットして冷凍する作業の開始です。勿論?その都度試食してみるのはお約束です。最初は紙のリボンもかわいいフルーツバンドル(一番最初の写真)です。姿形も特徴的でビジュアルも美しいですが、食べてみてもなかなかのものがあります。ちょっと粗めの生地には洋ナシが混ぜ込んであるとかでちょっと甘めの味付けのものに、時々口の中に飛び込んでくるクランベリーやイチジク、パイナップルなどの酸っぱさが良いアクセントになっています。

チョコがいけてます

次は、チョコクランベリーです。こちらも人気の一品だそうです。トーストしてアツアツにして食べると旨さ倍増です。その理由は、溶け出したチョコチップの甘さとほろ苦さがココア風味の生地と相乗効果を生むからです。この良さをさらにアップさせているのがクランベリーの甘酸っぱさです。このパンを食べてみるとこのお店の実力の凄さが判ります。ごく普通の材料、組み合わせなのにちゃんと「ブレッド&サーカス」のパンの世界を築いているのです。

この2種類を食べてみてこちらのパンは生地の良さ、仕込み、焼き方の丁寧さもさることながら材料の使い方、生かし方が抜群に上手なのではないかと思いました。ライ麦系、全粒粉系、ドライフルーツ系、食事パン系、ペストリー系の5種類ある中でドライフルーツやナッツを使ったもの、チョコを入れたものが好みになりそうです。今回食べていないものがまだまだあるので楽しみはこれからです。

チーズパンもありますよ

フルーツ・チョコ系以外の食事パン、ワインに合うパン系では、3種のチーズという長めのパンも冷凍にしてみました。こちらも他のパン屋で見かけるバゲット生地にチーズを入れて焼いたものですが、これに関してはこの店ならでは良さを見出すことはできませんでした。このようなものはフランスパンに強い店のものの方が好みに合っているようです。

クロワッサンも安いのです

この作業を無事終了したら、その日から2日かけて冷凍しないものを食べていきます。当日の夜は、クロワッサンと2種類のスコーンを食べてみました。クロワッサンは、フランスパンを得意とするパン屋のようなバターたっぷりなリッチさはありませんが、あっさりとした中にちゃんとパイ生地のサクサク感が生かされています。これで100円ちょっとならばお値打ちだと思います。

スコーンもおいしいのです

こちらのお店の数あるお勧めの中にスコーンがあります。今回は名前も魅惑的なグラマラススコーン(写真左のもの)とジンジャーマンスコーンを購入してみました。グラマラスは、その名に恥じない具沢山でびっくりします。ヌガーかグラノラバーのように粉はつなぎの役目しか果たしていません。各種のドライフルーツやナッツがびっちり詰まっていて、ネチャ、シャリとした食感はいかにも栄養がつきそうです。味も風味豊かで大いに気に入りました。リピート確実です。対してジンジャーマンスコーンの方は生姜の風味がビンビンに効いています。甘さもあるのでお菓子の生姜糖のような感じです。こちらはイマイチでした。

食パンも驚きのおいしさです

次の日は、食パンでサンドイッチを作ってもらいました。デザートはチョコレートローフです。このようなお店ですと食パンは余り注目を浴びませんが、ところがどっこい食パンをウリにしている店に負けるとも劣らないおいしさでびっくりしました。生地がみっちりと細かく良い小麦粉を使っているのがわかるおいしさです。生地の寝かし方や焼き方も上手なのでしょう、パンの耳もちゃんとおいしいのです。生でもトーストでもおいしいのはありがたいですね。この皮(クラム)がちゃんとおいしいというのはこの店のパンに共通する美点でもあります。

こちらのパンは中がリッチなのです

この店の良さのチョコレートやフルーツ使いにアリ!を再認識したのがチョコレートローフでした。これはカット売りしているので試してみたのですが、ケーキ屋顔負けの堂々としたパウンドケーキになっています。ちょっと素朴さを感じる生地とチョコの甘さとほろ苦さの両立が最高です。これもリピート確実です。次回は各種のマフィンも食べてみたいですね。

と、フレッシュ、冷凍の焼き戻しと色々とパンを食べてみましたが、名前先行、評判倒れではの恐れは杞憂に終わりました。流石に人気のお店だけあると思ったと同時に店主ご夫妻のパンに対する愛情と情熱がビシビシではなくふんわりとやさしく食べ手に伝わってくるような気がしました。これほどの人気店ならばもっと値上げしたりパンの種類を減らすことも可能なのでしょうが、大きなパンのハーフ売りやカット販売、好みの厚さへのスライスサービスなども含めて、パン好きの普通の人々が懐を気にせず沢山購入してパン好きワールドへ入門できるように門戸を開いているよう頑張っているように思います。これは内容が大充実しているHPを見れば、その一端がわかると思います。

開店すぐの大行列です

ネットでは、「行列するほどではない」「行列しても買いたい」と、賛否両論ですが、我が家では「1時間待ちは辛いが、10、20分ほどの行列ならばまた並んで買いたい」「次回はあれを買いたい、これはリピートしたい」と、次回購入に思いを馳せております。東京や横浜、関西などではこの店以上のおいしさのパン屋もあるかと思いますが、この値段でこのおいしさ、多くの種類が揃うこと、熱海の隣という立地も考えて、伊豆、箱根方面へ遊びに行った際には寄ってみることをお勧めします。その際には開店前に並ぶか、12時過ぎに出かけることが秘訣かと思います。

P.S.初めて行かれる方は事前にネットやHPで研究してから行きましょう!パンの種類が多くて
  クラクラすることがあります。 

ブレッド&サーカス

神奈川県足柄下郡湯河原町土肥4-2-16(JR湯河原駅より徒歩7分)
0465-62-6789  11:00~17:00  水・木・日曜日休み

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